スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
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アプリ名: Google 認証システム
開発者: Google Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降、Android 2.3.3 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: iOS Android
TwitterやFacebookのようなSNS、またはDropboxやEvernoteといったクラウドサービスの多くは、基本的にID(メールアドレス)とパスワードでログインする仕組みだ。そのため、単純な文字列の組み合わせでは、他人にアカウントを乗っ取られてしまう危険性が高い。これを可能な限り防ぐには“2段階認証”の設定がおすすめだ。「Google 認証システム」を使って、SNSやクラウドサービスのセキュリティを強化しよう。
さまざまなサービスの2段階認証に利用できる「Google 認証システム」 自動生成されるコードで安全にログイン
「Google 認証システム」は、2段階認証のための専用コードを生成するアプリ。GmailなどのGoogleサービスにログインする際の2段階認証用ツールとして使えるだけでなく、さまざまなSNSやクラウドサービスで用意している2段階認証の仕組みにも対応し、多くのアプリで統一的に利用できるのが特徴だ。
2段階認証は、アプリやサービスにログインする際にいつものIDとパスワードを入力した後、さらに数桁のコードを入力することで二重のセキュリティを実現するもの。コードは時間経過で都度異なる文字列になったり、使用回数制限が設けられていたりする。
Google 認証システムでは、このコードを自動生成することが可能だ。たとえばアプリやサービスを利用したい時はID、パスワードと一緒に、Google 認証システム上で刻々と変化するそのコードも入力する。コードを知りえない第三者が自分のアカウントでログインする可能性は低くなるわけだ。
iPhoneではGoogle アプリ、AndroidではGoogle アプリか端末設定の「Google」から設定を行なう 「ログインとセキュリティ」を選び、「2段階認証プロセス」をタップ 電話番号を入力してSMSを受信。そこに書かれているコードを入力する Googleアカウントの2段階認証を設定する
Googleの各種サービスのログイン時に2段階認証を利用するには、「Google アプリ」(最近のAndroidでは端末設定画面の「Google」)から設定する。手順は以下の通りだが、Android端末で設定した場合は、他端末でのログイン時にもコード入力することなく、ワンタップで認証できる仕組みも用意されている。
Google 認証システムを起動して「+」ボタンから「提供されたキーを入力」を選択 設定完了。Googleサービスログイン時にコード入力が求められた時は、この6桁の数字を入力する 他端末でGoogleサービスにログインしようとすると、このようにAndroid端末上に確認のメッセージが表示されるようにも設定できる。この場合はコード入力不要で、「はい」をタップするだけで他端末からGoogleサービスにログインできる TwitterとFacebookの2段階認証設定
代表的なSNSである「Twitter」と「Facebook」も、2段階認証のセキュリティ設定を用意している。設定手順は以下の通りだ。どちらも独自のコード生成機能を備えているためGoogle 認証システムを利用しなくてもよいが、端末の紛失や誤操作によるアプリのアンインストールに備えて、Google 認証システムによる認証設定もしておきたい。
Twitterでの設定方法
Twitterアプリでは、最初にメニューから「設定とプライバシー」を選択 手順に沿って設定を進めるとログイン認証が有効になる ログイン時には「ログインコードを表示」で表れる6桁の数字を入力する。他端末でのTwitter利用時にこのコードが使える Google 認証システムを利用する場合はTwitterのPCサイトで、メニューの「設定とプライバシー」を選択 QRコードが表示されるので、Google 認証システムでQRコードを撮影すれば設定完了だ Facebookでの設定方法
Facebookアプリもメニューから設定する。「アカウント設定」を選ぶ さらに「二段階認証」をオンに。画面の指示に従って操作すれば簡単に設定が終わる メニューの「コードジェネレーター」で2段階認証用の6桁の数字を確認できる Google 認証システムを利用する時は、再び2段階認証の設定画面にアクセスし、「サードパーティ認証」を選択 QRコードが表示されるので、Google 認証システムでQRコードを撮影して追加すれば使用準備OK DropboxとEvernoteの2段階認証
クラウドサービスの「Dropbox」と「Evernote」も、2段階認証を設定可能だ。重要なデータを保管しているなら、確実に2段階認証の設定を行ってセキュリティを高めておきたいところ。ただし、スマートフォンよりも、別途用意したPC上で作業したほうがスムーズに設定できる。特にEvernoteの2段階認証は、スマートフォン上では設定を完了できない場合があるため注意したい。
Dropboxでの設定方法
Dropboxはアプリ上では設定できないので、PC向けWebブラウザ-でアクセスし、メニューの「設定」へ 「セキュリティ」タブの2段階認証の設定で、「クリックして有効にする」をタップ QRコードが表示されるので、後は他と同じようにGoogle 認証システムで読み取れば設定完了 Evernoteでの設定方法
Evernoteはスマートフォンから設定しようとすると失敗する可能性がある。なので、PCのWebブラウザーから「設定」にアクセス その後自分の電話番号宛SMSで確認コードを受信、入力する Google 認証システムをインストールしている端末に合わせて選択 表示されるQRコードをGoogle 認証システムで読み取って設定完了となる