てっぱんアプリ!
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SNSやクラウドサービスの“乗っ取り”防止に「Google 認証システム」
2017年7月14日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Google 認証システム
開発者: Google Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降、Android 2.3.3 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: iOS Android
TwitterやFacebookのようなSNS、またはDropboxやEvernoteといったクラウドサービスの多くは、基本的にID(メールアドレス)とパスワードでログインする仕組みだ。そのため、単純な文字列の組み合わせでは、他人にアカウントを乗っ取られてしまう危険性が高い。これを可能な限り防ぐには“2段階認証”の設定がおすすめだ。「Google 認証システム」を使って、SNSやクラウドサービスのセキュリティを強化しよう。
自動生成されるコードで安全にログイン
「Google 認証システム」は、2段階認証のための専用コードを生成するアプリ。GmailなどのGoogleサービスにログインする際の2段階認証用ツールとして使えるだけでなく、さまざまなSNSやクラウドサービスで用意している2段階認証の仕組みにも対応し、多くのアプリで統一的に利用できるのが特徴だ。
2段階認証は、アプリやサービスにログインする際にいつものIDとパスワードを入力した後、さらに数桁のコードを入力することで二重のセキュリティを実現するもの。コードは時間経過で都度異なる文字列になったり、使用回数制限が設けられていたりする。
Google 認証システムでは、このコードを自動生成することが可能だ。たとえばアプリやサービスを利用したい時はID、パスワードと一緒に、Google 認証システム上で刻々と変化するそのコードも入力する。コードを知りえない第三者が自分のアカウントでログインする可能性は低くなるわけだ。
Googleアカウントの2段階認証を設定する
Googleの各種サービスのログイン時に2段階認証を利用するには、「Google アプリ」(最近のAndroidでは端末設定画面の「Google」)から設定する。手順は以下の通りだが、Android端末で設定した場合は、他端末でのログイン時にもコード入力することなく、ワンタップで認証できる仕組みも用意されている。
TwitterとFacebookの2段階認証設定
代表的なSNSである「Twitter」と「Facebook」も、2段階認証のセキュリティ設定を用意している。設定手順は以下の通りだ。どちらも独自のコード生成機能を備えているためGoogle 認証システムを利用しなくてもよいが、端末の紛失や誤操作によるアプリのアンインストールに備えて、Google 認証システムによる認証設定もしておきたい。
Twitterでの設定方法
DropboxとEvernoteの2段階認証
クラウドサービスの「Dropbox」と「Evernote」も、2段階認証を設定可能だ。重要なデータを保管しているなら、確実に2段階認証の設定を行ってセキュリティを高めておきたいところ。ただし、スマートフォンよりも、別途用意したPC上で作業したほうがスムーズに設定できる。特にEvernoteの2段階認証は、スマートフォン上では設定を完了できない場合があるため注意したい。