スタパ齋藤の「スタパブログ」

 去年の年末、とある取材が急に決まって、人物撮影を任されることになった。それ以前にも同様の取材で何度か人物撮影をしたが、なーんか微妙に失敗カットが多め。カメラの外付けフラッシュ(クリップオンストロボ)の光が、いまひとつ思うように被写体に当たってくれない感じ。

 そんなのを解消できないかな~と思ってアレコレ調べていて、「コレいいかも!?」と思うグッズを発見。ハクバの「クリップオンストロボディフューザー 2WAY Mサイズ」だ。被写体への光の当たり方をわりと自由に変えられそうなので即座にポチッと購入。ネット通販で2000円くらいだった。

 取材の直前に届いたのであまりテストできなかったが、現場で使ったらイイ感じに役立ってくれた。光の当たり方が自然で、影も柔らかくなり、キャッチアイ(目に映り込んだフラッシュなどの光)も良好に入った。

 ホントは、たとえばモノブロックストロボを複数使うとかして撮影すればイイんですけどね。でも行ってみないとどういう状況の場所かわからないのであった。また、荷物は極力減らすことや撮影機材自体が大がかりにならないことが好ましい等々、少々制限があり、カメラ+クリップオンストロボという最小の機材構成に。

 クリップオンストロボだと、天井バウンスで撮るとキャッチアイが入りにくかったりしつつ、天井が白やそれに近い色でないといろいろ面倒でありかつ、天井があまり高くても困りもの。かと言って正面から光を当てると、顔が妙にテカったり強い影が出たり不自然な印象になりがち。また、メガネに光が強く反射しちゃったりも。実際、それらが原因となって前述の「微妙な失敗カット」が増えがちなのであった。

 でもこのディフューザーを使ったらアッサリとそれらを解消できた。このテの簡易ディフューザーはあまり信用していなかったのだが、この製品はイイ感じ。まあ撮影目的にもよるとは思うが、俺の上記パターンの仕事にはハマるので、今後も携行しようと思った。

ハクバの「クリップオンストロボディフューザー 2WAY Mサイズ」。ディフューザーとしても(左)、バウンス撮影時のキャッチアイ用(中央)としても使える。専用ケース(右)付き。
オリンパスのミラーレス一眼「OM-D E-M1 12-40mm F2.8 レンズキット」と組み合わせて使った。ディフューザー面の角度を調節できるので、いろいろなパターンで使えて便利だ。
ディフューニャーってニャにかしら? 光るやつらしい。うかちゃんはピカッとするのは好きじゃないのよ。ぼぼぼ、ぼくもピカッとするのはヤなの。ニャニャ。ニャニャ。的な。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。