地震とtwitterとUSTREAM

2011年3月18日 06:00

 先日の大地震が起きて間もなく、twitterやUSTREAMをはじめとするネットの力を再確認した。

 大地震後も、拙者周辺はいつもの社会が動いていて、来客があったり締め切りが近づいていたり。ホントは「そういう場合じゃないよなぁ」とか思っていて、状況を把握すべくテレビをザッピングしたりしたかった。が、被害を受けていないし復興への直接的な力ともなれない人間が妄動してもしょうがない。何もできないなりに、いつもの生活や仕事を淡々と維持し、これまでの日常的な社会の慣性を保つ力の一部になるべきだ、と、拙者周辺社会は考えていたように思われる。ので、それに従って大人しく日常維持を。

 でも気になる。そして不安。どうなってるの? どうなっちゃうの? と。

 そんな状況下でのtwitterやUSTREAMは、最も新しい情報を伝えてくれて、不安を払拭してくれた。とくにtwitter。表現がヘンかもしれないが、率直に言うと「各ユーザーがプローブとなって多角的に情報を収集し伝達してくれる場」となっていた。視点が十人十色なので「はぁ?」的な情報も少なくないのだが、今現在の人々の気分を含めた情報を得るにはじつに有用だ。情報発信者が多いのである種のバイアスともなるフィルターがかかりにくく、いわばキレイゴトでない情報も多々得られる。

 USTREAMも活用されていた。大地震のあと間もなく、NHKなどが速報のストリーミングを始めたし、独自の有益なストリームを流すユーザーもいた。

 ともかく、拙者はテレビよりネットから多くの情報を得ていた。これらのネットサービスは、ネットにアクセスできる被災者にも、きっと大きな力になったのだろう。より確実に、いつも、ネットにつなげられる社会になればと思う。

twitterから多種多様な地震関連情報が得られた。ときにはデマもあるが、多くは善意による情報やメッセージだと感じられたUSTREAMでテレビ報道をストリーミングするのは良い方法ですな。これならモバイル端末からでもテレビ方面情報を得られるいつもの生活に戻った拙宅猫たち。飼い主がソワソワしていると猫はそれを察知する。情報を得て心を落ち着かせることは大切ですな