SHURE SE102を試す

2008年10月6日 12:19

SHURE SE102はこんなパッケージで売られているッ……はず!! SHURE製イヤホン独特の、高級そーな箱とかケースとかを極力省いて低コスト化なのかーッ!?

 SHURE SE102を一足先に試用中。

 SE102は、SHURE製ステレオイヤホンとしてはかな~り低価格で発売される(2008年10月10日発売予定)。実勢価格は8,000円前後となるらしい。スペック等詳細はヒビノニュースリリースでヒトツ。

 SHUREのイヤホン、と言うと、イメージ的にはウン万円の高級品てな感じだったが、SE102はフツー的イヤホン(のちょっと高品位なヤツ)というイメージですな。価格的には。それはいいとして、でも、音質はどーなのよ? と。

 半月ほど使ってみた身としては、1万円以下クラスとかで買うならコレが無難かニャ~と思う。

 音質は価格以上の実力がある感じ──低音はよく出るし全体のバランスや解像感も十分ある。より高品位なSHURE製イヤホンと比べちゃうと、例えば中~高音の繊細さが物足りないかナ? とか、音全体の厚みとか豊かさ、生々しさっつーか芳醇さっつーか、そういう深みにすこーし欠けるかも、てな気がする。……ある種のボーカルの息づかい(のエロさ)や弦楽器の細部の(ゾワッとする)響きを求めると、もう少し上のクラスのSHURE製イヤホンが欲しくなるかも!?

 しかし、音楽プレーヤー付属のイヤホンとかと比べると、わりあい雲泥の差。ながら聴きや、通勤通学で使うとしたら、ワンランク上のSHURE製イヤホンと比べても「こっちでもイイかな」と思えたりする。

 要はコストパフォーマンスの高さ。8,000円とかでこの音質なら、毎日携帯して酷使しても(つまり破損のリスクが高めでも)、音楽を堪能できるということとのトレードオフとして納得できそうだ、と思う。3万円とか4万円とかするSHURE製イヤホンだと、そーんなには気楽にいかないしねぇ。

 あと、SHURE製イヤホン全体に言えるコトですけど、遮音性の高さと装着感の良さを併せ持つ点も良い。十分に良い音を外部の騒音に邪魔されずに聴ける、音漏れを気にせず楽しめる、耳から外れにくくてケーブルのブラブラ感も少ない。こういう遮音性と、歩行時などの装着感はSHURE製イヤホンの大きな魅力ですな。

 イイすよコレ。You試しに買っちゃいなよ!! とか比較的に無責任な発言が出ちゃうのも、SE102の安さと音質の成せるわざ!? ……でも、SHURE製としては安価だけど、イヤホン全体としてはそれほどでもないので、購入を考える方は、一応、試聴してみておくんニャさい。


パッケージの中身は、SE102本体、交換用ソフト・フレックス・イヤパッド(S/M/Lの3サイズ)、91センチの延長ケーブル、キャリングポーチ、それから説明書など。本体のケーブル長は約45センチで、SE102を耳に装着すると、プラグが胸のあたりに垂れ下がるくらいだ。独特の形状をしたエンクロージャー。この形状により、低音の響きを増しているそうですヨ。作りはフツーだが音質はナイス。耳へのフィット感も高い。一度試聴してみるが吉。


拙宅猫うか様の猫耳ニャンクロージャーは集音性が高そうでニャわいい!! 意味わかんねーよ>俺。