IE6→SP2→IE7→IE6

2006年9月8日 09:00

 もしかしたら“Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (918899) (MS06-042)”を適用したのが原因かもしれないが、8月に入ってから猛烈にIE6の調子が悪くなった。クラッシュしまくり閉じまくり。

 これは恐らくMicrosoftの精霊からの「貴様はそろそろWindows XPのSP2を適用するように」というお告げだと思われた。その精霊のお告げを翻訳すると「貴様はInternet Explorer7 ベータ3を使うべきなので、XPをSP2にしないとIE7をインストールできないゆえ、SP2を適用するように」となる。てなわけで、渋々サービスパック2を当ててみた。って今頃ですが。

 SP2を適用するとXP(上で動くアプリが)スゲく不安定になったりしてサイテー!! というウワサを多量に聞かされていたので、何となく現在まで適用していなかった。のだが、はて、考えてみれば、最初からWindows XP SP2がインストールされた状態で買ったノートPCなんかは至って絶好調である。「最初からSP2ならいいけど、後からSP2を入れると最悪になる」というウワサも聞いていたが、ま、ともかくSP2を適用してみることに。

 SP2適用は無問題であった。セキュリティ関連の機能およびそれが表示してくるダイアログがウザかったが、これを瞬殺したらフツーに快適であった。ので、お告げの通り、そのままIEをIE7ベータ3にしてみて使ったら、これも快適であった。

 IE7については、まず印刷機能の向上がスゲく良かった。従来のIEと違い、どのよーなWebページでも調整不要&別途ソフトも不要にて、ページの一部が欠けたりすることなく完全に印刷できる。キヤノンのプリンタで使えるEasy-Web Printほどは高機能でないが、十分実用的な有り難い機能だと感じられた。

 あと、Webページイメージ全体を容易に縮小・拡大できるのもイイですな。これは低解像度ディスプレイユーザーと高解像度ディスプレイユーザーの読みにくさにおける壁をなくしてくれるなぁと思った。

 他にも多々便利な機能があり、IE7のウリであるタブ機能は非常に良くできていた。タブブラウザになるIE7なんですけど、各タブのページイメージをサムネイル一覧で見られたり、タブ操作自体も扱いやすくて「おー!!」とか思った。ので、この際IE7にしましょう……と一瞬思ったが、何となくヤメた。

 理由のひとつは、Microsoft Fingerprint Readerへの登録情報が、IE7に引き継がれない点。既にけっこーたくさん、Webサイト等へのログオンID・パスワードを指紋認証により行ない中の拙者ゆえ、再度IE7&Microsoft Fingerprint Readerに対して指紋とかを登録するのが面倒だと感じたのだ。

 それと、IE7は便利だが、IE6とけっこー使用感が違う点。毎日のように使うInternet Explorerだから便利なほーがイイって点もあるのだが、非常に慣れまくってきたこれまでのIEの使い勝手から比べると、それがけっこー大きく変わるIE7。IMEを乗り換える時のように、IE7を心地よく使えるまでには慣れが要るような気がした。現在、そこまで余裕がないので、IE7はまた今度、と考えた。

 で、現在はIE6を使用中。Windows XPにSP2を適用したからか、クラッシュ問題は全然ナシ。あ、IE7にした時もクラッシュ問題等は起きなかった。でもIE7の印刷機能は魅力だなぁ……てなわけで、時間が空いたら再度IE7を入れてみたいと思う。

Windows XPのSP2を適用前はクラッシュしまくりだったIE6。SP2適用後は非常に快適……だかセキュリティ関連ダイアログの表示頻度が激増して若干ウザい(IE7も同様)東京三菱UFJ銀行のインターネットバンキングログオン画面。拙者の場合、ここでMicrosoft Fingerprint Readerのスキャナ部に指を押し当てるとログオンできる。ブラウザ画面右上に見える超小さなアイコンは「このサイトはMicrosoft Fingerprint ReaderにログオンID・パスワードを登録済み」の意味