フォーサーズがおもしろくなってきた

2006年3月15日 09:00

 こんなニュースこういう発表を読んだ俺としては、ていうか初期段階からフォーサーズ規格に個人賛同していた俺においては、非常に楽しくなってくると言えよう。

 フォーサーズとは、レンズ交換式のデジカメ等において、4/3インチの撮像素子を使ったり同じ形式・サイズのレンズマウントを採用したりしましょうという、デジタル一眼レフカメラの共通規格だ。フォーサーズ規格に準拠した製品を作れば、A社のカメラボディへでもB社のカメラボディへでも、C社のレンズを装着できる。D社のカメラボディにA社とB社とC社のレンズを装着することもできる。ボディやレンズのメーカーが違っても、それを気にせず使えるよーになるんだゼ、というナイスな共通規格なのである。

 しかしこれまでは、フォーサーズ規格に参加表明するメーカーこそ少なくなかったが、実際に製品を出していたのはオリンパスのみ。フォーサーズ孤軍奮闘のオリンパスであった。俺とか銀塩時代からけっこーオリンパス派なので、実はオリンパスE-SYSTEMシリーズのボディもけっこう買っている。具体的には、E-1でしょ、E-300でしょ、それからE-500でしょ、あと最近E-330買……ってっておいマジかよ俺全機種買ってんじゃん!! ……ま一部は既に手放しましたけど。

 さておき、せっかくのナイス共通規格なのに、実質一社しか参加してないのかよ!! と。全然共通の意味ねーじゃん!! と。思っていたら、松下電器が(ホントに)フォーサーズ規格準拠の製品を出してくるというし、ライカもシグマもキたのである。こうなると、オモシロいですよ~。

 結局は松下がキたってことで大変な騒ぎになるんでしょうな。細々したコトは省くが、いろいろな意味で“体力”が違うメーカーの参入は、フォーサーズ市場を加速すると思う。同時にオリンパスは儲かり始めたりするかもしんない。そしてオリンパス的なバブルが訪れてE-SYSTEMとは微妙に違うOM-DIGITAL SYSTEMが登場してOMファンがこぞって買うけど全体的にはあんまり売れなくてすぐ生産完了になったりするのかもしれない!! とか妄想してしまう拙者。

 細かいトコロもオモシロイですな。例えば、オリンパスのダストリダクション機構やパナソニックの手ブレ補正機構。どちらも(最初はあまり認知されなかったが)現在はデジカメにおけるキーテクノロジー的存在とまでなっている。特にレンズ交換式デジカメにおいて前者のダストリダクション機構はマジ大切だ。

 さぁ、期待通りにバーンとイッてくれるのかフォーサーズ市場。楽しみである。