スタパ齋藤のApple野郎

運命のアルミスタンド、iPhone&iPad+αを支えまくり!!!

これ大好き! サンワサプライのアルミスタンド×2種

 iPhoneやiPadやAndroid端末やAndroidタブレットなど、複数端末を使っているので、それらを立てかけるスタンド類はイロイロと持っていた。「このスタンドのこのギミックはどうなんだ?」という好奇心もあり、目についた良さそうなスタンドを買うことも多かった。

 のだが、ある時期を境に、アレやコレやとスタンドを買わなくなった。非常にシンプルで使いやすい「俺的運命のスタンド」に出会ったからだ。

 ……いや「運命」は言い過ぎか。「奇跡」かな……いやソレもっと言い過ぎ。かつてない「俺と相性抜群のスタンド」って感じである。

 ともあれ、そのスタンドを使い始めたら非常に合理的で便利で、ほかのスタンドに着目する必要性がなくなった感じ。その後、何度も「このスタンド大好きだわーマジに」と何度も思った次第。

 具体的にはどのスタンド? モノはサンワサプライの「タブレット用アルミスタンド PDA-STN35S」と、同じくサンワサプライの「折りたたみ式 スマートフォンスタンド 200-STN027S」である。

タブレット用のアルミ製スタンドであるサンワサプライ「タブレット用アルミスタンド PDA-STN35S」。サンワダイレクト価格は2950円。
スマートフォン用のアルミ製スタンドであるサンワサプライ「折りたたみ式 スマートフォンスタンド 200-STN027S」。サンワダイレクト価格は1480円。

 どちらもシンプルで堅牢なアルミ製スタンド。その単純な構造から、端末スタンドとしてだけでなく、立てかけられるモノならなんてもセット可能。装飾を省いたその外観から、なにを立てかけてもサマになるのだ。

 出会いは「折りたたみ式 スマートフォンスタンド 200-STN027S」のほうが先で、もう忘れてしまったが5年くらい前に買ったような記憶が。それまでにお気に入りのスマートフォンスタンドが何種類かあったが、次第にそれらを使わなくなり、そのうち廃棄し、現在はほぼ「折りたたみ式 スマートフォンスタンド 200-STN027S」だけを使っている。これ以外のスマートフォン用スタンドは、MagSafe充電器をセットできるもの以外はほぼ使っていない。

 もう一方の「タブレット用アルミスタンド PDA-STN35S」は、2020年に買ったと思う。コロナ禍が始まって巣篭もりとなりゲームしつつiPadで攻略サイトを参照するときに使い始めたのでなんとなく記憶している。タブレット用スタンドはほかにも目的別でいくつか使っているが、主に使っているのはコレ。その汎用性と堅牢性とシンプルな使い勝手をたいへん気に入っている。

 あまりにも気に入っているので、それぞれ予備の予備の予備まで合計4個ずつ持っているが、非常に便利なので4個とも使用中ってこともけっこうある。超絶お気に入りってわけですな。

便利なのでそれぞれ4個ずつ持っている。一部は滑り止め・傷つき防止テープでカスタマイズ済み。

 ちなみにこのスタンドのサンワダイレクト価格、「折りたたみ式 スマートフォンスタンド 200-STN027S」が1480円で、「タブレット用アルミスタンド PDA-STN35S」が2950円。コスパ的にはその使用感の良さから良好だが、サンワダイレクトでは突然にセールが始まったりし、「えっ?」というほど値引きされることがある。そういうタイミングで「じゃあ予備を!」って買ったから4個ずつ持っている感じだが、買うならそういうセールを狙うのがいいかもしれない。

タブレットスタンドは2WAYで使えてかなり頑丈

 まずは「タブレット用アルミスタンド PDA-STN35S」からご説明。シンプルな構造ながらも2WAYで使えるスタンドで、ヒンジ部は無段階で360°動くものの緩いという印象はない。要所要所に滑り止め・端末傷つき防止のシリコーン素材が貼られている。写真でその機能性を確認していこう。

脚をしまうと123×142mmで厚さ18mmになり、重さは190g。要所要所に滑り止めおよび端末傷つき防止のシリコーン素材が貼られている。SANWA SUPPLYロゴは底部にあって通常は見えない。脚の部分を上げると、端末を写真のようにセットできる。
脚の部分は360°回転するようになっている。写真のような状態にすればタイピングに便利な状態になる。
スタンドの2パターンの脚の出し方の違いで、端末下部に指で触れにくかったり触れやすかったり。このあたりはユーザーが便利なように使い分ける。
2つのスタンドを畳んで向かい合わせにして重ねると、厚みやフットスタンプが2?3mm大きくなるだけでコンパクトに収納できる。
大型スマートフォン×2台をセットするのにもちょうどいい。15インチ程度のモバイルディスプレイも支えられる。
キーボードを立てて収納するのにも便利(キー配列の撮影にも便利)。重めのフルサイズキーボードでも支えられる。
カリンバスタンドとして使った例。左はディスプレイ用として急角度にしたもの。右は演奏用としても緩い角度にしたもの。カリンバは置いて演奏することは少ないかもしれないが、置き場に案外困る楽器。でもこんなスタンドを使えばスマートに置いておける。

 みたいな感じで、タブレットやスマートフォン以外にもいろいろなモノをセットしておける。ヒンジ部分はやや硬めで、ある程度の重さのものをセットしても緩んでしまうようなことはない。

 たとえばお絵描きのためのタブレットを低い角度で寝かせてペンで描くような用途。手をタブレット上に置いてもスタンドの脚が開いてくるような感触はない。まあ強く手を置くユーザーだと問題が出るかもしれないが、フツーに描くならお絵描きスタンドとしても使えるだろう。

12.9インチiPad Proを置いた様子。この状態でペンで描いても、無理な力をかけなければタブレットもスタンドもまずまず安定している。

 ただ12.9インチタブレットでお絵描きする場合、画面の端のほうに不意に手を強く当てると、タブレットがズリッと傾くことがあるかもしれない。タブレットに手を強めに当てたい、画面端でも強い筆圧で書いたり描いたりしたい、という人には向かないかも。そういう用途には、より実用的なスタンドが多数存在する。

スマートフォンスタンドは滑り止めテープで2WAY化可能

 続いて「折りたたみ式 スマートフォンスタンド 200-STN027S」。アルミ製のシンプルなスマートフォンスタンドでコンパクトに折りたためる。これも写真で見ていこう。

脚をしまうと70×97mmで厚さ12mmになり、重さは80g。手のひらサイズでポケッタブル。SANWA SUPPLYロゴは底部にあって通常は見えない。
通常は脚の部分を上に持ち上げ、そこで端末背面を支える。底部と端末に当たる部分に滑り止めおよび端末傷つき防止のシリコーン素材が貼られている。横置きで支えることもできる。

 セットできる端末はiPhoneならminiや通常サイズ、それからProやPro Maxまで対応する、となっている。だが実際にはiPad mini 6あたりまでなら支えられる。ガッチリ安定的ってわけでもないが、堅牢で滑りにくいので小型タブレット端末を出先で立てておくような使い方にも向く。

 メーカーは上記の写真のように“脚で端末背面を支える使用スタイル”を想定していて、このスタンドは前出のタブレットスタンドのように2WAYではない。なので、この使い方だと画面最下部から上へのフリック操作がすこーしやりづらい。

通常の使い方。スマートフォン下部を支えるJ字型のカーブ部が指と干渉しやすく、端末画面下端から上へのフリックを操作を少々やりにくくしている。

 だがスタンドの立て方を変えればこの問題は解消できる。メーカー想定外の使い方となり端末が傷つきやすくなりつつ、スタンド自体も滑りやすくなって安定性が少々失われるが、滑り止めや傷つき防止の簡単な追加処置をすればダイジョーブ。

可動脚のヒンジ部分は360°回転する。ので、写真内左下のように“脚を机面に当てて支える”といった使い方もできる。この状態で端末を置けば端末下端と干渉するものがなくなるので、画面最下部から上へのフリック操作を行いやすくなる。
脚が机面に接してスタンドを支えるスタイルにすると、端末画面下端から上へのフリック操作を快適に行える。ただし、この状態だとスタンド下部の滑り止めは脚の先端のみになるので、スタンド自体がやや滑りやすくなる。また、端末背面が当たるスタンドのヒンジ部分には傷つき防止措置が施されていないので、端末背面が傷つく可能性がある。
そこでこんなテープで対処した。3Mの「落下抑制テープ 書棚用 GNシリーズ」で、本来は地震などのときに棚から本が落下するのを抑える滑り止めテープだ。だがモノの底部に貼ったりすると、いろいろなモノの滑り止めとして応用できる。また薄いものの傷つき防止テープとしても機能する。俺の場合、このテープを滑り止め&傷つき防止として超絶使いまくっている。
スタンドの脚でスタンドを支えるスタイルの使い方をする場合、矢印の部分に滑り止めテープや傷つき防止テープを貼るといい。
3M「落下抑制テープ 書棚用 GNシリーズ」を貼った結果、端末の背面が傷つかなくなるわスタンド自体が全然滑らなくなるわでナイス成功グッジョブ3M! なのであった。

 という感じで「折りたたみ式 スマートフォンスタンド 200-STN027S」を2WAY化して使っている。まあそこまでして“端末画面下端から上へのフリックを操作”の違和感をなくさずとも、まあフツーにフリックできるのではあるが。

 ともあれ、「タブレット用アルミスタンド PDA-STN35S」「折りたたみ式 スマートフォンスタンド 200-STN027S」、俺的にはホント便利に使えている。シンプルで汎用的で外見的にもクセのないスタンドが欲しいというなら、ぜひチェックしてみてほしい。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。