本日の一品

背面にスマホリングが貼られていてもそのまま立てられる、アルミ削り出しのスマホスタンド

 スマホのスタンドは多種多様だが、どれも似たような形状をしているように見えて、実際に使ってみると、意外なところに使いづらさが潜んでいて閉口することがよくある。特に最近のスマホと組み合わせて使おうとすると、そう感じることが多い。

見た目はスマホのフレームだけのように見える。素材はアルミでひんやりしている

 たとえば、市販のスタンドの中には、スマホに充電ケーブルを接続したまま立てられる製品が、意外と少ないものだ。現行のほぼすべてのスマホは、本体底面に充電ポートがあるため、充電ケーブルを挿したままスタンドに立てようとすると、スタンドが下から持ち上げる形状になっていなくてはいけない。しかし現行のスタンドは、そうでない製品も多い。

 もうひとつは、背面にスマホリングなどが貼られた状態のスマホを立てることを考慮したスタンドがほとんどないことだ。最近のスマホは大型化および重量の増加に伴い、それらを持ちやすくするために、スマホリングやベルトをはじめとした補助具を背面に貼り付ける人が増えている。そのままスタンドに置くとこれらが邪魔でうまく立てられないことも多いが、こうした点にまで配慮したスタンドはそう多くはない。

脚の部分は折りたたまれており回転させて開く
設置した状態。背面がパネルではなく貫通しているのがミソだ
iPhone 13 mini(左)とはおおむね同じサイズ。対応スマホは4~8インチとされる
厚みは本製品のほうがややあるが、極端に分厚い印象はない

 今回紹介するDIGIFORCEのスマホスタンドは、この2つの問題点をクリアした製品だ。スマホを下から持ち上げた状態で支えるため、充電ケーブルを挿したまま置くことができる。さらに背面は大きく開いているので、スマホリングなどを装着した状態でも、干渉することなく置くことができてしまう。

本体と脚部と、4箇所に滑り止め防止のゴムが備え付けられている
横から見たところ。角度は微調整できるが、バランスを考慮すると実質固定だ

 スマホがスタンドに立てられないとなると、そのままデスク上に置かざるを得ず、着信があっても目に入らなくなることもしばしばだが、本製品であればそうしたトラブルは起こりにくい。幅がスリムな一方で重心がやや高く、それゆえ安定感こそいまいちだが、無理にタブレットを置こうとするような愚を犯さなければ、問題はないだろう。

下部中央が開いているため充電ケーブルを接続した状態でスマホを立てておける

 本体は畳めばスマホサイズになるのでコンパクトに持ち歩くことができ、またパッケージには持ち歩きを前提とした簡易ポーチも付属している。重量はややあるが、スマホに近い表面積かつ厚みなので、バッグの中での収まりもよい。さらにアルミ製ゆえ頑丈なことも特徴のひとつだ。これひとつあれば、将来スマホ本体を買い替えても、長期にわたって使えるはずだ。

背面が大きく開いているのでスマホリングやベルトを付けた状態でも立てるのに支障はない
製品名発売元実売価格
DIGIFORCE スマホスタンド(D0043)デジフォース1999円