スタパ齋藤のApple野郎
便利なiPhone用撮影アームをもっと便利にするッ!!!
2023年1月5日 00:00
パーツ合計金額1万6184円で自作した撮影アームは便利だが……
あけましておめでとうございます!
去年、2022年の11月に自作したiPhone用の撮影アーム。iPhoneで商品撮影などするとき、いちいち三脚を使うのは面倒だが、でも手ブレは極力抑えたいということで、↓こんなアームを自作した。
アームには3つの関節があり、これによりiPhoneの位置を自在にセットできる。低い位置でもやや高い位置でもOK。前後左右にもかなり自在に動く。iPhoneの向きも自在。
なので、小物の商品撮影なんかに非常に便利。また、ちょっとした書類を連続して撮影(つまりカメラでスキャン)するとか、紙の写真を連続してスキャンするようなときには意外なほど役立つ。
もちろん適切な光源の確保と被写体への光の当て方も重要になる。だがこのアームならiPhone(カメラ)を自由な位置と角度に手早く設定できるので、被写体表面のテカリを避けたり影にならないようにしたりとiPhoneの位置変更も容易。三脚を使うと案外タイヘンな照明に関わるセットアップも、このアームだと非常にラクだ。
でまあスゲく便利なアームなので多用しているが、使っているうちに「……うーん、ここは不便かも」という点がいくつか出てきた。ので、そのいくつかの不便さを解消することに。
自作アームの不便ってナニ?
まず前出の自作アームについて、不便だと感じた点をご説明。3つばかりある。
ひとつは、iPhoneの装着が一瞬不便。スマートフォンホルダーを開いて装着するだけではあるが、「毎回いちいち原始的なコトやってんな俺」と思ってしまう。
それからアームの関節の調節。3関節のアームで、それら関節はそれぞれのツマミを回して緩めて動かし、位置が決まったらツマミを締めて固定する。これを何度か行ってiPhoneの位置決めをするわけだが、地味に面倒な作業なのだ。
それと、iPhoneの向きの調節もちょっと面倒。スマートフォンホルダーの下に自由雲台がついているわけではないので、向きと角度の調節にはやや手間がかかる。
三脚を使うよりもずっと手早く容易にiPhoneを固定できるが、それでも細かな部分がまだ使いにくいというわけですな。この使いにくさを便利機材と少々の知恵で解消してゆきたいッ!!!
MagSafe対応の新型便利アームは……えっ3万5259円も!?
前出のアームの改良バージョンをまずお見せしてゆきたいッ!!! こんなのになったゼ!!!
使ったパーツをそれぞれご説明していこう。4つのパーツで構成されていて、アームの下からそれぞれ、Manfrotto「スーパークランプ(035C)」、Manfrotto「バリアブルフリクションアーム 244N」、SmallRig「マジックアーム 1135」3、ULANZI「MagSafe用 スマホホルダー R101」となる。
これら4つのパーツを組み合わせて使ってみたら、前出のアームの不便がかな〜り解消された。のだが、パーツの合計金額は3万5259円! しっかりしたカーボン製の三脚とか買えちゃう金額! だがそれについては考えないことにし、この新型アームの利便を大紹介してゆきたいッ!!!
あーMagSafe便利ー。あー1つのノブでアーム全体調節できて便利ー。あーiPhoneによる小物撮影すぐできて便利ー。あーでも合計3万5259円かーイタタタター。でも便利なのでヨシとしてゆきたい!!!
てなわけで、今年もよろしくお願いいたします!