スタパ齋藤のApple野郎

iOS 14から使える、ちょいと便利な機能5選!!!

俺的お気に入りiOS 14新機能を紹介ッ!!! まずは背中トントン!!!

 2020年9月17日に公開されたiOS 14アップデート。ウィジェットやピクチャ・イン・ピクチャなど目を惹くさまざまな新機能があり、既に各媒体で紹介されている。なので、ココでは俺的に気に入れた新機能を5つに絞ってご紹介♪

 なお、iOS 14へとアップデートできる端末は、iPhone 11・iPhone 11 Pro・iPhone 11 Pro Max・iPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XR・iPhone X・iPhone 8・iPhone 8 Plus・iPhone 7・iPhone 7 Plus・iPhone 6s・iPhone 6s Plus・iPhone SE・iPhone SE(第2世代)・iPod touch(第7世代)。iOS 13対応デバイスは全てiOS 14対応となる。

 で、まずは背面タップ。iPhoneの背面をトントンとタップすると特定の操作を行えるという機能だ。タップは2回と3回で別の操作を割り当てられる。

 初期状態ではオフになっている機能なので、設定>アクセシビリティ>タッチ>背面タップで設定していく。俺の場合、ダブルタップにスクリーンショットを、トリプルタップに拡大鏡を設定している。

 この設定でトリプルタップにすると上スクリーンショット右端のように、カメラで対象を拡大して表示などできる拡大鏡を呼び出せる。拡大鏡は、iPhone X以降ならサイドボタン3回押し、iPhone 8以前ならホームボタンを3回押しで呼び出せるが、背面タップ機能を使えばiPhoneを持った指だけで拡大鏡が使えて、「字が小さ過ぎて読めなぁぁぁいッ!!!」問題をよりスムーズに解消できるように♪

 また、背面ダブルタップにスクリーンショット取得を割り当てたら、カメラ機能使用時のスクリーンショット取得がスムーズになった。iPhone 11 Pro Maxを使用中の俺だが、以前はサイドボタンとボリュームアップボタンの同時押しが必要で、iPhoneの背中側からを掴むかたちでスクリーンショットを取ろうとすると手が映り込むし、画面側から掴んで取ろうとすると画面が見づらく、けっこー鬱憤がたまった。背面のダブルタップでスクリーンショットを取れることで、これら鬱憤が全解消!!! というわけだ。

 他にもさまざまな機能を背面タップで呼び出せる。背中トントン、使ってみるとナニカと便利&快適なのでゼヒ!!!

ホーム画面からアプリを消せる、ページも消せる

 iOS 14からは「Appライブラリ」という機能が加わった。ホーム画面から左へスワイプし続けると表示できる、いちばん右側に存在するページがソレ。ここでは、インストールされているアプリをカテゴリー別に探していったり、インストールされた全てのアプリをリスト表示することができる。

 で、ナニゲに便利なのが、ホーム画面から特定のアプリのアイコンを消せるという機能。これまでだとアイコンを消すことはアプリのアンインストールだったが、iOS 14からはアプリをAppライブラリに残したままアイコンのみ消せるようになった。

 手順は、画面を長押しして、アプリを削除したりアイコン位置を変えられる状態にする。続いて、アイコン左上の「ー」マークをタップし、[Appを削除]か[Appライブラリへ移動]を選択。後者を選べばアイコンだけ消せる。Appライブラリからアイコンの再表示も行える。

 上のスクリーンショットの例は、複数のメールアプリを同じメールアカウントで使っているというもの。メールが来るたびに複数のアプリにバッジ(赤丸の数字)が出てウザいので、使用頻度の低いメールアプリのアイコンを消した様子だ。使用頻度が低いメールアプリのアイコンが消えたので、バッジも少なくなってスッキリ感が増加、というわけだ。ま、アプリの通知設定でバッジをオフにすればいいとも言えますけどネ。

 ともあれ、使用頻度が低いアプリはそのアイコンを非表示にすると、ホーム画面からアプリを探しやすくなって便利でもある。たとえば一度設定すれば後は開くことがないようなアプリは、アイコンを消してしまうのがいいだろう。

 アイコンだけでなく、ページを表示させないことも可能だ。「とりあえず入手したけど放置状態のアプリを集めたページ」とかアリガチかと思うが、そういうページを非表示にすることができる。

 手順は、手順は画面を長押しして、アプリを削除したりアイコン位置を変えられる状態にする。続いて、画面下方にページを示すアイコンが現れるのでそれをタップ。するとページ編集画面になるので、チェックマークをタップ。チェックが入っているページのみ表示されるようになる。

これでもかッ!!! と言うほど写真をズームイン!!!

 これまでは、純正の写真アプリで写真を表示中に、ピンチアウトして写真の部分拡大をするには一定の限度があった。「もうちょっと拡大……できないか〜」みたいな残念感があった。iOS 14ではこれが大きく改善された。

 以下の写真は、1枚目が元の写真。2枚目がiOS 13の写真アプリで最大限に拡大したもの。3枚目がiOS 14の写真アプリで最大限に拡大したものだ。

 ななな、なんと飛行機らしき物影がッ!!! 写真の左端下に写っていたのであった。

 ちなみに、真ん中の拡大写真はiOS 13の写真アプリで最大限に拡大したものだが、実際は最大限に拡大しつつ、ピンチアウトしている2本の指をそのまま右にスワイプしないと表示できない部分だ。なので、iOS 13だとこの端っこの飛行機を見つけることはできなかったと思う。iOS 14だと写真に写り込んだ「これまで見つからなかったもの」が見つけられるのかもしれない。

 ちなみに、iOS 13でもこのような写真拡大はできた。ただし条件があり、いったん写真を回転させてからでないと、iOS 14のような大拡大はできない。この方法は写真アプリのバグと言われている。

あら便利〜♪ かなり実用的〜な「翻訳」機能

 iOS 14には純正の翻訳アプリが加わった。11の言語に対応し、各言語間での機械翻訳を行える。対応言語は、日本語、英語、中国語(標準中国語)、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、韓国語、アラビア語、ポルトガル語、ロシア語。

 上のスクリーンショットのとおり、非常にイイのがそのインターフェイスで、間違いようがないほどシンプル。言語を選んで音声やテキストで入力すれば、すぐ翻訳完了。いろいろ試してみたところ、マトモ感の高い翻訳結果になるように感じられた。また翻訳結果の流暢な読み上げもでる。

 端末を横向きにすると会話モードとなり、アプリのマイクボタンを押して交互に日本語・外国語を話し、それが翻訳されてコミュニケーションが取れる。発話は順番でなくても、言語はアプリが自動的に認識してくれるので、日本語→日本語→英語→日本語、みたいな感じでの会話でもOK。

 オンデバイスモードというオフラインで使えるモードもあり、各言語を端末にダウンロードすれば利用可能。「ダウンロード済みの言語でアプリのすべての機能が使えて、iPhoneのインターネット接続をオフにしなくても翻訳のプライバシーが保たれます」とのことで、セキュリティ面を重視したオフライン動作モードのようだ。

 てゅーかですね、俺が日本でウロウロしていると海外から来たヤツだと思われがちで、観光地の日本人窓口の人からは英語のパンフを渡されまくりで、さらに観光中外国人に外国語で何かを尋ねられることが多い。そして俺は外国語が苦手であり特に聞き取りが超苦手。なので、こういうアプリがあると助かりますわ〜、純正だし無料だし翻訳精度も高いし〜。てな次第なのであった。

アーッ!!! ピッカーじゃなくてテンキーになってるーッ!!!

 非常に細かい改善点だが、iOS 14ではピッカー(Picker/日時などを設定するためのホイール状のUI)がテンキーになっているのが非常に嬉しい。たとえばタイマーなどを設定する時、時と分を上下に回すホイールで設定するじゃないスか。アレがダイレクトにテンキーから入力できる。

 下は時計アプリとカレンダーアプリのスクリーンショット。それぞれ、左がiOS 13で右iOS 14。入力のUIが変更された。

 やべぇ!!! スゲく使いやすくなってる!!! てゅーか最初からテンキーでの入力にしてほしかったとは言えるが。

 ちなみにiOS 14でも、他社アプリではまだホイールでの入力だったりする。ぜひテンキー化していただきたいっ!!! あとWebサイトでの日付入力で上から1〜31日がズラーッと並ぶのとか、1900〜2020年がズラーッと並ぶのとか、そーゆーのもどうにかしていただきたいッ!!!

 てな感じで、細部も使いやすくなりつつ、「こりゃ便利」と感じられる機能やアプリも多数盛り込まれたiOS 14。まだの人はゼヒ!!!

SoftBankオンラインショップ
iPhoneの情報をチェック
Y!mobileオンラインストア
iPhoneの情報をチェック
UQ mobile オンラインショップ
iPhoneの情報をチェック

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。