スタパ齋藤のApple野郎
iPhoneのメモアプリで紙の書類をPDF化っ!!!
2020年9月16日 06:00
たま~に発生する紙書類の電子化作業……ウザっ!!!
ペーパーレス化が進んでいる現在でも、たま~に紙書類を電子化して送付などする必要が発生する俺的仕事環境。紙でのみ存在する書類……領収書とか請求書とか伝票とかペラ1枚の記録とか、けっこうある。絶対に紙状態じゃないとダメって書類以外は、スキャンなどして電子化して送付したり共有する必要がある。
どうしよう? じゃあやっぱりスキャナーで?
でもでもでも!!! その頻度は少なめだし枚数も多くないし!!! そのためにスキャナーを用意するのは無駄無駄無駄ッ!!! 書類内容が確認できればOKというコトなら、スマートフォンで写真に撮って保存なり共有なりすれば済む。
でもでもでも!!! 書類を写真に撮るのって案外面倒じゃないスか? まず撮影する場所を片付ける必要があるし。いざ撮ってみると影ができたり斜めになったりしがちだし。
やっぱり書類をちゃんとスキャンするならスキャナー専用機かなぁ~? とか逡巡しつつ何となくネット通販でドキュメントスキャナーを探すと、数万円の出費かぁ~、と。
必要なスキャン枚数は数枚から十数枚だし、ドキュメントスキャナーほど高速じゃなくてもいいんだよな~、とか思って激安フラットベッドスキャナーを探すと……あるにはある。2015年頃発売されたキヤノンの製品がまだ1万円弱で売られていたりするが、そのくらい。ちょっと書類をスキャンするためのフラットベッドスキャナーってのが市場からほとんど消えているのであった。ハンディスキャナーとか上から撮影するドキュメントスキャナーとかもあるけど……う~ん。
じゃあどうする? 書類はiPhoneでスキャンしてPDF化すればいいじゃない~♪ というのが今回の話だ。
追加アプリ不要、iPhoneだけで紙書類をPDF化するなら「メモ」アプリ
iPhoneなどスマートデバイスを使って紙書類を電子化(PDF化)する方法はイロイロある。のだが、iPhoneやiPadで行うなら標準の「メモ」アプリを使う方法がオススメ。
基本的にはメモ上で写真を撮っていくが、メモアプリの書類スキャン機能はナニゲに実用的。斜めに捉えた書類を四角く自動補正してくれたり、書類を認識して自動撮影してくれたりもする。場合によってはドキュメントスキャナーっぽい処理速度で書類をスキャンしていけたりするのだ。
ともあれ、実際の手順をスクリーンショットで見ていこう。ここでは、サンプル書類として宅急便の未記入伝票を使うが、他の書類でも手順は同じ。なお、以下のスクリーンショットはiPhone 11 Pro Maxのもので、端末を横向きにして使っている。
といった感じで、わりとメモアプリ任せで紙書類を撮影してPDF化できる。出先で「その書類をなるべく早くスキャンしてメールしてほしい」などとリクエストされた場合でも、iPhoneさえあれば追加アプリ不要で紙書類のPDF化&共有ができるというわけだ。
Macユーザーならもっと捗る!!! カメラが高性能ならスキャン結果も良好♪
iPhoneやiPadのメモアプリによる紙書類の電子化利用は、Macも併用しているユーザーにとってはさらに好都合。作成したPDFファイルを、より効率よく扱えるからだ。
iPhone上で作成したメモアプリはmacOS上のメモアプリと同期する(iCloud経由/要設定、参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT206987)。なので、上記手順で作られたメモはすぐにMac上のメモアプリに現れ、もちろんメモ上の書類PDFも利用できるようになる。
という感じで、iPhoneやiPadのメモアプリで書類を撮影&PDF化すれば、その書類PDFが自動的にMac上に出現。iPhoneやiPadはMacにとってはワイヤレスのドキュメントスキャナにもなるというわけだ。
なお、iPhoneによるスキャンの精細さだが、これは搭載されたカメラ性能に依存する。でも比較的に新しい世代のiPhoneなら、「内容がわかればOKの紙書類電子化としては十分に高精細」と言えるだろう。
↓はiPhone 11 Pro Maxでのスキャン結果。光源は一般家庭にあるフツー的な天井照明だが、十二分に高精細なスキャン結果となった。色も自然。
iPhoneだけで、かなり手軽に、紙書類をPDF化できるというわけだ。興味のある方はぜひお試しあれ~♪