スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

携帯端末の画面をキレイにしてゆきたいッ!

携帯端末の画面をキレイにしてゆきたいッ!

 ワタクシの場合、スマートフォンやタブレットといったスレート型の携帯端末の画面に「指紋がベッタリ」と付着しているのが苦手です。イラッとするというか、指紋汚れが気になって集中できないというか、気分が雑になるというか、なんかも~画面の指紋汚れから相当の悪影響を受けがちです。

 ですので、いっつも画面の汚れを除去しております。そのためのグッズも鋭意多用中。特殊繊維のクリーニングクロスに、使い捨てクリーニングペーパーに、ローラー式クリーナーにと、アレコレ使って頻繁に画面をキレイ化。気分爽快でモバイル端末を使っております。

クリーニングクロスとしては、東レの「トレシー」シリーズを愛用しています。手軽に使えて効果も高く、洗えば何度も使えて経済的です。
レンズやメガネを拭くための使い捨てクリーニングペーパーも常用。バッグや財布に忍ばせておけば、いつでも画面をフキフキできます。
洗うなどして繰り返し使えるタイプのローラー式クリーナーも、いくつか使用中。
定番的に使っているのが、リフィルタイプのローラー式クリーナーです。

 てなわけで今回は、ワタクシがよく使う「携帯端末用画面掃除グッズ」をいろいろとご紹介したいと思います。上の写真のものですが、もちろん、どれもある程度以上の効果と使い勝手の良さがある製品です。

薄く軽く嵩張らず、何でも拭けるド定番クリーニングクロス

 まずは東レの「トレシー」シリーズから。もはや説明不要のクリーニングクロスですな。メーカーの製品紹介ページはコチラにありますが、ワタクシが使っているのはスマートフォンやタブレット用に作られた専用品です。

 具体的には「スマートフォン トレシー」「タブレットトレシー」「クリーニングキットforスマートフォン」です。東レのウェブショップ価格は、順に税込で540円、801円、1008円となっています。

東レの「スマートフォン トレシー」。独自の超極細繊維により、スマートフォン画面上の微細な汚れや指紋を拭き取れるクリーニングクロスです。クロスサイズは15×15cm
こちらは「タブレットトレシー」。クロスサイズは25×20cmです。
「クリーニングキットforスマートフォン」は、クリーナー液と専用トレシーのセット品。クロスサイズは16×20cmで、クロスにクリーナー液をスプレーしてから画面を拭きます。

 どれも非常によく画面の指紋汚れなどを落とせます。トレシーは特殊な繊維ではありますが、モノとしては単なる布。薄く軽く嵩張らず持ち歩けるのが便利ですな。

 上記3製品のうち、とりわけ効果的なのは「クリーニングキットforスマートフォン」だと感じています。使用感は「全く苦労せず画面汚れをスッキリと落とせる」といったもの。買うときは「なんか高いな~」と思うんですが、使ってみるとその汚れ落とし効果の高さに驚けます。スプレーがある分、ほかのトレシーより携帯性は落ちますが、でもリップスティック程度のサイズのスプレーなので常時携帯も現実的です。

やっぱり便利な使い捨てクリーニングペーパー

 それから、使い捨てのクリーニングペーパー類。レンズや画面などを拭くための個包ウェットシートですな。使っているのは、キングの「レンズクリーニングティッシュ」、ケンコー・トキナーの「激落ちくん カメラレンズクリーナー」、パールの「トラベルレンズペーパー スッキリ爽快シート」といったあたりです。実勢価格に開きがありますので、購入時にはチェックしてみてください。

左から、キングの「レンズクリーニングティッシュ」(ペーパーサイズは13×15cm)、ケンコー・トキナーの「激落ちくん カメラレンズクリーナー」(ペーパーサイズは10×14cm)、パールの「トラベルレンズペーパー スッキリ爽快シート」(ペーパーサイズは10×14cm)です。
どれも薄い個包パッケージなので、お財布の中などに入れておくのも現実的。使い終えたら捨てますが、大きなゴミではないのでポケットに入れて持ち帰るのにも違和感がありません。

 特に強いコダワリはなく、ウェットタイプで使い捨ての個包クリーニングペーパーならどれでもOKって感じで、その時々に「ある程度効果があって入手性のよいもの」を選んで使っています。上の写真のものは、どれも画面上に付着した「たっぷりの指紋」を「ビシッと除去」してくれます。ただ、細かいコトを言えば、ケンコー・トキナーの「激落ちくん カメラレンズクリーナー」は一歩進んだ使いやすさがあると思います。

 これらのウェットタイプのクリーニングペーパーは、使い方に小さなコツがあります。具体的には、ペーパーが湿っている状態で手早く画面を拭き、ペーパーが乾いたら画面を拭き上げる、という手順ですな。湿った状態でゆっくり拭いていて、拭いている途中でペーパーが乾いたりすると、拭きムラができがちです。まあ、そのムラを乾いたペーパーで擦ればキレイになりますが、ちょっとだけ面倒です。

 でも「激落ちくん カメラレンズクリーナー」はペーパー自体が汚れをよく吸着するようで、拭きムラができにくい感じ。ほかのペーパーと比べると、僅かな差ではありますが、「素早くキレイに拭き上げられる」という使用感があります。オススメ。

コロコロッと掃除するローラー式クリーナー

 すっかり定着した感のある「モバイル端末向けのローラー式クリーナー」ですが、これも気分よく使える画面掃除グッズですな。現在ワタクシは、Viewingの「eRoller」、ニトムズの「指紋コロコロミニ」、キングジムの「iCOLOCOLO」、ニトムズの「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」を使っています。どれもローラー部の粘着力で画面の汚れを除去するクリーナーですが、後者2つはローラー部がリフィル式になっています。

Viewingの「eRoller」。洗って繰り返し使えるローラー式クリーナーで、ローラー幅は7.5cmです。Amazonにて税込1234円で買いました。
ニトムズの「指紋コロコロミニ」。ローラー幅5cmのポケットサイズで、「時間経過とともに指紋汚れ除去力が回復」するというローラー式クリーナーです。実勢価格は750円くらい。
キングジムの「iCOLOCOLO」。携帯端末用ローラー式クリーナーの草分けですな。ローラーはリフィル式で、ローラー幅は7.5cm。実勢価格は1000円前後。
ニトムズの「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」。携帯に向くサイズ感のローラー式クリーナーで、ローラー幅は7.5cmです。ローラーはリフィル式。メーカー製品紹介ページには「廃番日:2016年3月末日」とあるので、もうじき廃番?

 まずViewingの「eRoller」ですが、十分な画面掃除効果があります。洗えて繰り返し使えるので経済的ではありますが、ローラー部は外せないようです(無理に外そうとすると壊れそう)。ので、洗った後は本体内部に水が残り、水気を拭き取るのが少しタイヘンかも。

 それからニトムズの「指紋コロコロミニ」ですが、非常に高い汚れ除去効果があります。ベッタリの指紋もごっそり落とせる感じ。ただ、その分粘着力も強いので使用には注意が必要かも、です。また、ローラーはやや柔軟なので、画面上を素早く動かそうとすると、自らの粘着力でローラーが変形&ケースに引っ掛かるようなことがあります。画面上をゆっくり丁寧に動かす必要があると思います。

 キングジムの「iCOLOCOLO」は、粘着力の違いで「強力除去」タイプと「保護フィルム対応」タイプがあります。「強力除去」タイプはバッチリな感じの汚れ除去効果があります。ローラー幅も広めなので、大画面端末の画面を手早くキレイにできます。

 一方、「保護フィルム対応」タイプはやや粘着力が足りない感じがします。画面上を何度か転がせば、結果的には十分な汚れ除去効果が得られますが、「もっとガッツリと汚れが取れればいいのに」とか思いがち。

 なお、保護フィルム対応を謳っていても、保護フィルムの貼り方や粘着力などによっては、保護フィルムが剥がれたりすることがあります。ので、基本的には、保護フィルムが貼ってある端末には、ローラー式クリーナー全般を使わないのが無難ですな。

 そしてニトムズの「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」。上記「iCOLOCOLO」は、キングジムとニトムズの共同開発製品だそうですが、その関係でニトムズからも別形状のローラー式クリーナーが発売されたのかもしれません。とか言うのも、な~んか、「iCOLOCOLO」と「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」のリフィルは互いに使用できちゃいますし、リフィル等の作りもヒッジョーによく似ているんです。

 さておき「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」の使用感ですが、粘着力は弱めであるものの、何度が画面上をコロコロすれば十分な汚れ除去効果があります。汚れ除去の感じは、キングジムの「iCOLOCOLO」の「保護フィルム対応」タイプに似ているかも。ちょっと粘着力不足感があるけど、結局は画面がかなりキレイになる、的な。

 この「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」ですが、個人的には形状が気に入っています。不使用時はコンパクトになりますし、使用時はしっかり力を込めて安定的に使えるからです。ぶっちゃけ、器具の形状としては「iCOLOCOLO」よりもかなり使いやすいと感じています。

 というわけで現在、「iCOLOCOLO」用の「強力除去」タイプリフィルを、「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」にセットして使っています。扱いやすくコンパクトにしまえる器具形状で、ローラーの汚れ除去効果が十二分に高いので、非常に気分良く使えます。なお、前述のとおり、ナイスな形状の「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」の製品紹介ページには「廃番日:2016年3月末日」の文字がありますので、「あっそのリフィル入れ換え利用やりたい~」という方はややお急ぎになるのがいいかも、です。

 てな感じのモバイル端末画面掃除グッズあれこれ。画面表面がスッキリ綺麗だと、気分もスッキリすると思いますので、ゼヒ♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。