スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

Apple限定販売の“モジュール式充電台”を買ったゼ!!!

あら良さげ〜でポチッとな!!! 使ってみたらナイスだった♪

 SCOSCHE(スコーシュ)「BaseLynx Modular Charging System Kit」というスマートデバイス向け充電ステーションを買ってみた。2020年5月のゴールデンウィーク開けから“Apple限定販売”が開始されたんスけど、パッと見で「あら良さげ!!!」と思っての即買いっス。

SCOSCHEの「BaseLynx Modular Charging System Kit」。Apple限定販売でオンラインストア税別価格は1万7800円。ホワイトのみApple限定販売のようで、ブラックはSCOSCHE本家サイトからなら購入できるっぽい。※画像はメーカーWebサイトより抜粋。

 見た目がキレイな充電台。そして俺の場合、まさにiPadとiPhoneとApple Watchを併用中。でもそれぞれの充電台がバラバラであり、この充電台を使えばバラバラ充電状態がまとまるのである。しかもこの充電台はモジュール式。各部が分離して、好みの位置に組み替えられるのであった。

中央の3つが充電モジュールで、これらを好みの位置に組み替えて使うことができる。※画像はメーカーWebサイトより抜粋。

 やっべぇスゲく便利そう!!! そして実際使ってみたら便利〜♪ 都合の良い使い勝手も備えていて、全俺が大満足!!! てなわけで以降、このモジュール式充電台をレビューしてゆきたいッ!!!

モジュール式って?

 既に前出の写真にてネタばれしているわけだが、モジュール式充電台こと「BaseLynx Modular Charging System Kit」の最大の特徴は、複数の充電台がそれぞれモジュール化されていて好みの順に合体させて使えることだ。手っ取り早く、その構造を写真と説明文で見ていこう。

各モジュールが合体済みのBaseLynx Modular Charging System Kit。モジュールは左から、タブレット向け充電モジュール、Qi対応充電モジュール、Apple Watch対応充電モジュール
合体済み状態で後から見た様子。タブレット向け充電モジュールのみ、USB-Cポートと2つのUSB-Aポートが備わっている
底面には各モジュール毎に滑り止めのラバーが2つずつある。合体した状態ではそこそこ重さがあり、十分な滑りにくさがある
左右端にあるのは末端保護用のエンドキャップ。中央に並ぶ3つのモジュールは、左からタブレット向け充電モジュールの垂直充電ステーション、Qi対応充電モジュールのワイヤレス充電パッド、Apple Watch用充電モジュールのApple Watch用磁気チャージャ。各モジュールは手でグイッと引っ張ると外れて分離できる。グイッと押せば合体
モジュールの接合部。グレーの突起部は挿抜にけっこうな抵抗感があり、これによってしっかり接合される
こんなふうに各モジュールを自由に組み替えることができる。ただし組み換えは並び順のみで、モジュールの向きは変更不能
2つだけ使うようなことも可能。現在は3つのモジュールがセットになったパッケージのみ販売されていて、モジュール単体などの購入はできないようだ
コンセント(ACアウトレット)用の電源ケーブルで給電。ACアダプターに相当するものは各モジュールに内蔵されている。

 なるほど〜アッタマいい〜♪ って感じですな。ありそうで無かった充電台かもしれない。

各部の使い勝手は?

 続いて、各モジュールを細かめにご紹介。わかりやすくするため、各モジュールを単体で使っている状態で、それぞれ写真と説明文で見ていこう。

タブレット向け充電モジュールの垂直充電ステーション(Scosche BaseLynx Vertical Charging Station)
タブレットを置いた様子。短い充電用USBケーブル(別売品)を使用するとスッキリまとまる。グレーの部分は滑りにくいラバー素材で硬い芯があり、タブレットをしっかり支えられる。12.9インチiPadや11インチiPad、iPad miniを同時に置いてみたりもしたが、安定感は十分だと感じられた。ただし、充電台の端に12.9インチiPadだけを傾けた状態で置くと(モジュール単体使用の場合は)やや安定感が物足りない感じもある
背部にUSB-Cポートと2つのUSB-Aポートが備わっている。USB-CポートはPD対応・18Wで高速充電が可能。USB-Aポートはそれぞれ12W(5V/2.4A)でiPadの充電にシッカリ対応
Qi対応充電モジュールのワイヤレス充電パッド(Scosche BaseLynx Wireless Charging Pad)。中央のリングはラバー素材の滑り止め
iPhone 11 Pro Maxを「Smart Battery Case with Wireless Charging」ごと充電している様子。もちろんiPhone 11 Pro Max単体でも充電可能。なお、充電中は受電台手前のLEDランプが白色で点灯し、金属などの異物が乗ってエラー状態の時はLEDランプが赤色で点滅する。何も載せない状態だとLEDランプは消灯
Apple Watch用充電モジュールのApple Watch用磁気チャージャ(Scosche BaseLynx Magnetic Charger for Apple Watch)
Apple Watchを充電中。この時、マグネットにより充電器機構部にApple Watchがガチッと吸着する感じ
充電機構部分は立てることもできる
横向きで充電中。やはりマグネットにApple Watchが吸着。安定的に充電できる

 どのモジュールも、シンプルながら作りがイイという印象。安っぽさが感じられないのも、BaseLynx Modular Charging System Kitの良さだと思う。

全体的にイイが、さらなる活用のためにモジュールやパーツの単体販売をゼヒ!!!

 BaseLynx Modular Charging System Kitが手元に届いたのは5月末(品薄で配送が遅れたっぽい)。そこから約1週間ほど使ってきたが、使いやすく非常に満足度が高い。充電台周辺もスッキリ片付いて気分が良く、充電台自体のデザインが静かめでシンプルなのも気に入っている。

 あと、ナニゲに非常にイイのが、コンセントとの接続が普通のAC電源コードのみであること。スマートデバイス用の充電台って、だいたいACアダプター式で“コンセント周囲が嵩張る感じ”になるじゃないスか。BaseLynx Modular Charging System Kitにはアレがない。

各モジュール内にACアダプター部が内蔵されているため、電源用コードは普通のAC電源コードだ。AC電源コードの機器側はメガネ型

 また、AC電源コードの機器側は、よくある“メガネ型”。なので、より短いAC電源コードを使えばさらにスッキリと充電台を使えると思う。

 やや余談だが、メガネ型のAC電源コードを別途用意すれば、各モジュールをそれぞれを単独で使うことができる。ただし、その場合は末端保護用のエンドキャップが足りないので、モジュール端が露出してしまうカタチに。ちょっとカッコ悪くなりますな。

 残念なのは、現在のところ“ホワイト”のBaseLynx Modular Charging System KitがApple限定販売となっており、日本のAppleオンラインストアではモジュール単体や末端保護用エンドキャップのみを購入することができない。

 モジュールやパーツを単体で購入できれば、たとえばQi充電部を2つに増やすとか、タブレット充電部をさらに並べるとか、いろいろカスタマイズができるハズなのだが、それができない(米国のApple Storeからならモジュールごと、パーツごとで買える)。

 というわけでゼヒ!!! 日本のAppleストアでもモジュールごとやパーツごとの販売もお願いしたい次第。パーツの中にはUSB給電機能付きのエンドキャップ「BaseLynx Dual-Port EndCap White」なんてのもあるようなので、それを日本でもゼヒ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。