スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

やっぱり便利なQi対応車載ホルダー

クルマでQi対応電動開閉スマホホルダー!

 去年の12月に発売された「GAZEON for CAR 自動ホルダー付き 車載ワイヤレス充電器」(公式ページ)。ホルダーが自動開閉したり、Qi充電にも対応していたりと、ヒッジョーに便利そうなので食いついてみました。

ロア・インターナショナルのGAZE(ゲイズ)ブランド新製品「GAZEON for CAR 自動ホルダー付き 車載ワイヤレス充電器」。スマートフォン用の車載ホルダーで、Qi(ワイヤレス充電)に対応しています。さらにホルダーが電動で、自動的にスマートフォンをホールドしてくれます。メーカー税別価格は6480円。

 コレ、ケータイ Watchのニュース記事で知ったんですけど、「車載の充電器」であり「Qi対応」であり「スマホを検知してホルダーが自動開閉するので片手で脱着可能」とのこと。明らかに便利であろ~と思い、速攻で購入しました。

 使ってみたところ、じつに便利。痒いトコロに手が届いた~的な快適さです。というコトで、今回はこのQi対応の電動開閉式車載ホルダーについてレビューしてみたいと思います。

Qi充電も電動開閉も便利~♪

 まず、「GAZEON for CAR 自動ホルダー付き 車載ワイヤレス充電器」がどんなふうに使えるのか。文章での説明は後回しにして、その動作の様子を動画でご覧ください。

「GAZEON for CAR 自動ホルダー付き 車載ワイヤレス充電器」を使っている様子。ホルダーの前にスマートフォンを近づけると、ホルダーが自動的に開きますので、スマートフォンを置きます。するとホルダーが閉じてスマートフォンをホールド。スマートフォンを外すときは、ホルダー左下部にあるタッチ式スイッチに触れると、ホルダーが開いてスマートフォンを外せます。USB電源により、この電動動作およびスマートフォンのQi充電が行われます。画像のスマートフォンは Google Pixel 3 XL です。

 あらステキ! ホルダーにスマホをかざして置くだけでホールド完了。さらにQi充電も行われる! フツーに片手で使えちゃいます。イイですね~。ていうか、とても実用的です。ともあれ、引き続き「GAZEON for CAR 自動ホルダー付き 車載ワイヤレス充電器」の詳細を見ていきましょう。

左写真は「GAZEON for CAR 自動ホルダー付き 車載ワイヤレス充電器」に含まれる主なパーツ。ケーブルはUSB Type-Cケーブルです。給電用のアダプターは付属しません。車載ホルダーとしては、粘着吸盤式アーム型ホルダー(中央写真)およびエアコン吹き出し口取り付け型ホルダー(右写真)の2スタイルで使えます。横幅が55~80mm程度までのスマートフォンをセットできます。
エアコン吹き出し口取り付けスタイルで使っている様子。ホルダーにセットされたスマートフォンがQi充電されます。写真のスマートフォンは iPhone XS Max です。
アーム型ホルダーは伸縮式。6cmくらい伸ばせます。
アーム型ホルダーを逆側に展開すれば、吸盤・ホルダー間の距離をさらに離すこともできます。
アーム型ホルダーを使い、吸盤位置からホルダー位置までの距離を最大にした様子。アーム長を調節しやすいため、ダッシュボード上の最適な吸盤吸着位置を探りやすいです。写真のスマートフォンは iPhone XS Max です。
ちなみに、ホルダー部前面には、ホルダー自動開閉用の赤外線センサー(左写真)があり、ホルダー左側にはスマートフォンをリリースするためのタッチ式スイッチ(右写真)があります。自動開閉用赤外線センサーは、前方約15cmくらい以内にスマートフォンなどの障害物が出現すると反応するようです。

 ホルダー自体は、まあ、フツーな感じです。が、Qi充電に対応しつつホルダーが自動開閉するので、ナニカとヒジョーに便利です♪

 筆者の場合、スマホ用の車載ホルダーを使っていますが、充電はケーブルをつないでのUSB充電でした。ですが、この車載ホルダーにより、まず充電がQiのワイヤレス充電へとアップグレード。さらにホルダーへのスマホ脱着がググッとスムーズになりました。

 使っていてちょっと気になったのは、ホルダーにスマートフォンをセットしていないときの「赤外線センサーの反応」です。ホルダーの前に不意に手を出すなどすると、ホルダーの開閉動作が行われてしまう。ので、慣れないうちはちょっとビックリしたり。また、ハンドルの近くにホルダーをセットすると、たとえばワイパーやウィンカーの操作でホルダーが反応してしまうことも。

 自動開閉用赤外線センサーは前方約15cmくらい以内に何らかの障害物が出現すると反応するので、ホルダーの設置位置に少し注意が必要かもしれません。ただ、単に何もセットしていない状態で開閉するだけで、スマートフォンをホールドしているときは赤外線センサーは反応しませんので、とくに問題は起きないとは思います。

 ともあれ、なかなか快適。主に iPhone XS Max をセットして使っていますが、手持ちの Google Pixel 3 XL もQi充電対応。Google Pixel 3 XL 用にもう一台このホルダーを買……でも、メーカー税別価格は6480円はビミョーに高い気がしなくもありません。まあそのお値段分の利便はあると思いますが。

Amazonで「Qi ホルダー 自動開閉」で検索してみたら……

 こんな製品、ほかにはないのかな? と、Amazonで「Qi ホルダー 自動開閉」で検索してみたところ、前出の「GAZEON for CAR 自動ホルダー付き 車載ワイヤレス充電器」と似たような機能性を備えた車載ホルダーがけっこーたくさん見つかりました。なんか流行っているっぽい、このジャンル。

 ともあれ、Amazonで見つかった多くの品が3000円前後の価格帯です。恐らく便利に使えると思い、カスタマーレビュー的に無難気味な製品をヒトツ買ってみました。「Sunvook」の製品(Amazon商品リンク)です。お値段は3180円。

 まずはその動作を動画で。基本的には前出の製品とだいたい同じですが、一応、どうぞ。

Amazonで買ったSunvookブランドの電動・Qi対応・車載ホルダー。ホルダーの前にスマートフォンを出すと電動でホルダーが開き、スマートフォンを掴んでくれます。外すときは左下のタッチボタンに触れればホルダーが開きます。スマートフォンをセットした状態ではQi充電が行われます。画像のスマートフォンは Google Pixel 3 XL です。

 この製品も前出の製品も、動作条件からモーター音までだいたい同じ。実使用感もだいたい同じ。ただ、こちらの製品は赤外線センサーがより敏感で、センサーの前方25cmくらいに障害物が現れると反応してしまいます。ちょっと敏感すぎ? また、室内で使ってみたところ、照明器具用の赤外線リモコンにも反応してしまいました。ともあれ、こちらの製品についても、写真とともに詳細を見ていきましょう。

Amazon購入Sunvookブランドの電動・Qi対応・車載ホルダー。左写真が同梱のパーツで、ケーブルはmicroUSBです。粘着吸盤式アーム型ホルダーとエアコン吹き出し口取り付け型ホルダーの2スタイルで使用可能。横幅がだいたい65~90mm程度までのスマートフォンをセットできます。
アーム部分の長さや使用感も、前出の製品とだいたい同じ。
アームの展開方向を変えると、さらに長くアームを突き出せます。
こちらの製品は、スマートフォンの下部を支えるストッパーの長さを調節できます。
アームスタイルで使っている様子。スマートフォンをセットするとQi充電が行われます。写真のスマートフォンは iPhone XS Max。
エアコン吹き出し口取り付けスタイルで使っている様子。こちらの製品のほうが、前出の製品よりもすこ~しだけ、エアコン吹き出し口取り付け用のクリップが扱いやすい気がしました。写真のスマートフォンは iPhone XS Max です。
ホルダー前面に赤外線センサーがあり、左下にアームを開くためのタッチ式ボタンがあるのも、前出の製品と同じです。

 てな感じです。外見はちょっと違いますが、機能性はソックリ! 写真の説明文を書いている筆者は、我ながら説明文的な既視感がありまくりでした。

 ともあれ、このAmazon購入Sunvookブランドの品、前述のとおり赤外線センサーの敏感さが微妙にイマイチな感じ。ですが、まあ気にしなければとくに問題は起きません。スマートフォン下部を支えるアーム長の調節が可能だったり、ほんの少しエアコン吹き出し口取り付け用のクリップが扱いやすい感じだったりするのはイイ感じ。まあそれ以上に前出の品の半額以下で買えるのは魅力的です。

 なお、これらの2品、ホルダーからスマートフォンを外す前にクルマのエンジンを止めてしまうと……ホルダーに給電されなくなるため、ホルダーの自動開閉動作も行われません。なので、スマートフォンをホールドしたまま! ですが、その場合は単なるバネ式ホルダー状態になりますので、スマートフォンを手で外すことができます。

 といった感じのQi対応電動開閉スマホホルダー。使用期間がまだ1ヵ月少々と短く、毎日これらホルダーを使っているわけでもないので、ホルダーのとくに電動開閉機構部の耐久性はわかりません。でもまあ片手でスマートフォンの脱着ができつつQi充電にも対応しているのは、とても便利♪ 興味のある方はぜひ吟味してみてください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。