スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

カラーLED×100個で遊べるBluetoothスピーカー♪
ドット絵の自作も可能、Divoom「Aurabox」
2016年7月4日 06:00
カラーLED×100個で遊べるBluetoothスピーカー♪
最近スマートフォンでラジオ(radiko)を聴きがちなワタクシ思うに、「コンパクトなBluetoothスピーカー欲しいなあ」と。それで、物色するわけですが、あるにはあるものの、どれも似たような製品で「なんか没個性で選びにく~い!」みたいな。
そんな中、WiseTechから颯爽と現れたのが、Divoomブランドの「Aurabox」。WiseTechの製品情報ページはコチラですが、「100個のカラフルなLEDが光りまくるBluetoothスピーカー」という強烈な個性に惹かれ、知った瞬間に購入しました。税込み7980円!
使ってみた印象から書いちゃいますと、シッカリとスピーカーとして使えつつ、さらに100個のフルカラーLEDで遊べて、ヒッジョーに楽しい♪ です! ドット絵で表示を自作していると、すぐ1時間とか経っちゃう感じで、ワタクシ的には飽きが来ないし実用的なBluetoothスピーカーとなりました。チップチューンや8ビットなグラフィック表現が好きなら、た~ぶ~ん、かなり楽しめると思いますが、ともあれ以降、「Aurabox」の機能や使用感についてレポートしてみたいと思います。
なお、写真のLEDですが、色によって丸い光に見えます。ですが肉眼ではわりと四角い光として見えます。ので、実際には写真で見るよりもドット絵らしい表示に見えると思います。
どんなBluetoothスピーカー?
まずは「Aurabox」のBluetoothスピーカーとしての機能・性能などを。バッテリー内蔵・USB充電式のBluetoothスピーカーで、出力は最大5W、連続再生時間は6時間です。サイズは縦横11cm×厚さ5cmで、質量は373g(実測値)です。スマートフォンやタブレットなどのBluetooth対応端末からの音を再生できるほか、3.5mmのAUXジャックにつないだ音源の音も鳴らせます。
フルレンジスピーカー×1個を内蔵したスピーカーで、音質は低音も高音もすこ~し物足りない感じですが、ボーカル域は聴きやすい的な、まあ「悪くないけど音楽をジックリ鑑賞するという用途には向かない」という感じ。BGMを流したりラジオを聴いたりするくらいなら問題ない音質だと思います。
使用上、「これはなぁ……」と感じる難点がありました。ひとつは説明書の日本語が軽く崩壊している点。「読んでいると何を調べようとしていたか忘れる」程度に読みにくい感じです。多言語対応説明書で、英語での説明もあります。英語不得意なワタクシですが、正直「最初から英語の説明読んだ方がラク」という印象です。もうひとつ、本体のボタンがかなり硬く押しにくいこと。誤押下防止にしても硬い感じ。
ほかは特に難点は感じられません。説明書も使い始めに読めば済む程度ですし、ボタン操作もそうそう頻繁に行うものでもありません(主な操作はアプリから行える)ので、これらはさほど大きな難点でもないですな。
LEDはどんなふうに光る?
スピーカーの反対側、前面と思われる側には縦横10個の並びで100個のフルカラーLEDが埋め込まれています。これらLEDがカラフルに光るわけです♪
ただ、やや残念なのが、フルカラーLED(RGBの3色のLED)を採用しているのに発光色が7色(黒を含むと8色)だけということです。まあ、1677万7216色が表示可能だったりしても、10×10のドット絵だとあまり意味がなさそうですし、後述の「ドット絵自作」もタイヘンそうですし、8色程度のほうがファミコン感が溢れたりしますので、これはこれでイイのかもしれません。
ともあれ、この100個のLEDをかなり自由に光らせることができます。もちろん、自由に光らせつつ、スピーカーから音楽などを流すことができます。
なお、「Aurabox」の主な操作は本体上部のボタンでも行えますが、ペアリングしたスマートフォンなど端末から「AuraBox」アプリを使って操作することができます。アプリはiOS版とAndroid版があります。
LEDの操作はアプリを使ったほうが自由度が高く、できることも多いので、アプリを使うべきですな。ただ、アプリを使わなくてもBluetoothスピーカーとして使えますし、ハンズフリー通話もでき、ある程度のLED発光もさせられます。
さて、「AuraBox」ではLEDをアレコレと発光させられますが、LED発光に際していちばん手っ取り早いのがメニューの「常用」からプリセットを選ぶことです。時刻、温度計、単色発光、ほか演出発光×5種類から選べます。
ほかにも多数のプリセットがあります。メニューの「写真ライブラリ」からさまざまなドット絵やドット絵アニメーションにアクセスでき、それを「AuraBox」で表示することができます。
多彩な表示ができますな~。実際は音楽などを流しながらLEDの表示を眺められますので、気分もけっこー上向きになったりします。プリセット数も多いので、とりあえずプリセットを表示させているだけでもかな~り楽しめると思います♪
ドット絵は自作もデキるゾ!
ドット絵やそのアニメーションを自作して「Aurabox」に表示させることもできます。自作はアプリ上から行い、それを即座に「Aurabox」に転送して表示できます。自作したドット絵やアニメーションはアプリ内に保存できます。
このドット絵アニメーション自作がなかなかオモシロいんです♪ 最大8コマで、ドット絵1枚も10×10ドットなので、あまり細かなコトは表現できないんですが、短時間で作れるという点で愉快にハマれます。以下、いくつか拙作をご覧ください。
いや~ホントに拙いドット絵アニメーションなんですが、いや~それでも楽しいですっ! コンピュータ上で作ると「あっ、そう」くらいな印象にナリガチなんですが、ドット絵がカラフルなLEDで再現されると愉快感も増幅されます。「Aurabox」、フツーに実用的な小型Bluetoothスピーカーでありかつ、自由に楽しめるLEDドット絵装置としても楽しめますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください♪