SA001で苦手な英語の克服へ!
すっかり肌に馴染んできた、世界最薄ワンセグスライド「SA001」。待受画面を変えたり、着信音をダウンロードしてみたり……というお遊びもひと段落し、日々良きパートナーとして活躍してくれています。もう既に2回程落としてしまっているのですが、まだまだボディもキレイ。相変わらずの美しさとシャープなスタイルを保っています。そして最近、ちょくちょく活用しているのが「辞書引き」機能。ケータイに辞書機能が付いているのは珍しいことではありませんが、意外と珍しい(と思われる)のが「カタカナ英語辞典」です。
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先日、ある打ち合わせで「○○さんはロジカルな思考をお持ちで~」と言うべきところを、「ロジスティックな思考を~」と口走ってしまうという失態をおかしました。恥ずかしいミスですが、終わったことを悔やんでも仕方ありません。確かロジスティックって物流用語だったような気がするけれど、どんな意味合いだったっけ……とこれを機に再確認することに。
ここで登場するのが「SA001」。こちらの辞書機能の中でも、カタカナ語検索が容易にできる「カタカナ英語辞典」はなかなか優秀です。携帯のキーでアルファベット入力するのは少し億劫になってしまうのですが、カタカナだったらガゼン調べる気になるのです。
さっそく「ロジスティック」と入力して決定キーを押してみると、画面には英単語の候補がズラリ。「logistic」に関しては2件の用語説明が掲載されました。一つは「記号論理学の」という意味。そしてもう一つが「兵站(へいたん)学の」「事業遂行上の」という意味。打ち合わせ時にずいぶん意味不明なことを語ったものだと苦笑せざるを得ませんでした……。
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さて、このカタカナ語検索の機能はちょっとしたスペルを確認したいときにも便利です。例えば、「グルメ」と入力すると「gourmet」という綴りが瞬時に出てきて、あ~そうだったかと納得してみたり、アニバーサリーカードを書く時に「anniversary」のスペルを再確認してみたり。カタカナ英語は巷に沢山あふれていますが、アルファベットでどう綴るかを思い出してみると、意外に曖昧なもの。最近はそんな単語に出会ったときに瞬時に調べる癖がついてきて、「SA001」が貴重な英語克服ツールとなりつつあります。いま、この原稿を書きながらも「alphabet」のスペルをささっと確認してしまうほど、依存度は増してきています。
この機能を飽きずに使い続けることを願ってやまない今日この頃。はやく「語彙が少なすぎて使い物にならない!」という不満がでるようになりたいものです。
ガンガンメールでガンガンツイート
メールチェック(とたまにする返信)のために導入したガンガンメール用端末「PRISMOID」だが、それだけで終わらせるのは少々もったいない。そんな風に思っていた矢先に、Twitterがメールでの投稿に対応した。これは活用できそうだということで、早速利用を開始。Twitterのケータイサイト(http://twtr.jp)で、ツイート(Twitterへの投稿)専用のメールアドレスを発行した。このアドレスを電話帳に登録しておけば、簡単にメールでつぶやけるというわけだ。タイムラインの確認や返信、「RT」(リツイート)はできないが、コンパクトで軽量なPRISMOIDなら、ポケットからサッと取り出して素早くTwitterに投稿できる。独立したテンキーは手探りで押しやすいため、歩きながら「○○なう」などとつぶやくこともできた。
しかも、この端末は京セラ製で「すぐ文字」機能が使える。すぐ文字とは、待受画面からダイレクトに文字を打てる機能のこと。入力した文章は、メールの本文にしたり、ネット検索に使えたりと、様々な用途に活用できる。入力してからアウトプット先を選ぶという流れは、慣れてくると思いのほか快適だ。特にTwitterの場合、サイト(やクライアント)にアクセスしてから何かつぶやくことを考えるわけではなく、つぶやきたいことが頭に浮かんでからサイトを利用するわけで、「すぐ文字」は人間の思考パターンに近いような気がしている。この“つぶやきやすさ”もあって、「すぐ文字+メール投稿」を始めてからは、PRISMOIDからの単発ツイートが多くなった。
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ただ、多少の設定は必要だ。すぐ文字は特殊な機能のためか、デフォルトではオフになっている。まずはこれをオンにしなければならない。次に、すぐ文字の文章のアウトプット先を並べ替えた。そのままだと、先頭が「インターネット検索」になっており、文字を入力した後カーソルの下を押して「Eメール本文」を選ばなければならないからだ。急いでいるときなどは、この操作が面倒だ。Twitter利用が多いなら、「Eメール本文」を一番上にしておくとよいだろう。この設定だと文字を打てば、あとは決定キーを押していくだけで本文入りのメールが完成する。また、利用中のPRISMOIDは受信が主な用途で、こちからは返信以外でメールを送ることがないため、電話帳は空のまま。結果として、登録しているのは、Twitter投稿用のアドレスだけという状態になっている。これなら、宛先の選択もスピーディーなのだ。
とは言え、普通の使い方をしているユーザーにとっては、たくさんのアドレスの中から投稿用のものを選択するのが少し面倒かもしれない。すぐ文字に「ツイートする」もしくは「つぶやく」というメニューが加わればいいのだが……。投稿用アドレスを事前に登録して、写真をボタン1つでブログにアップロードできる機種はあるので、次回以降の機種では、ぜひこのような仕組みも検討してほしい。
SA001で名刺を読んでみる
「SA001」を使い始めてから早1カ月。キー操作に時間を要してイライラしていた時期がまるでウソであったかのように、今では電話もメールもスイスイできるようになりました。操作が難しいという訳ではなく、要はただ私が「不慣れ」だったんですね。
さて、使い慣れてくるにつれ、より高度なワザを模索してみたくなるのが人間の性というもの。そこで前から使ってみたかった「名刺リーダー」を試してみることに。これはバーコードリーダーのようにカメラを使って規定の枠の中に名刺を映すと、その情報を読み取りデータ化してくれるという優れた機能。もちろんアドレス帳にそのまま取り込むこともできます。これは精度が問われるものだし、使い物になるのかどうが気になるところ。そんな半信半疑の気持ちを抱きつつ、さっそく試してみることにしました。
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まずはシンプルな私の会社名刺から。役職、名前、社名、住所、電話番号、ファックス番号、携帯番号、メールアドレス、そしてホームページのURLが横書きでお行儀よく並んでいます。書体は無難なゴシック体。多少文字の小ささは気になりますが、このシンプルな書式が読めなければ巷に氾濫するオシャレ名刺をさばくことは難しいはず……。そう思いつつ、いざ名刺を枠の中に映してみると、画面に瞬時に読み取り完了のメッセージが表示されました。予想以上の速さです。反映された内容を見てみると、役職以外のすべての項目が、しっかり読み取られていて、かなりの精度の高さです。一点、住所の「南青山」が「南膏山」という漢字表記になっていたのは残念でしたが、まぁご愛嬌の範囲です。
面白くなってきたので、他にも色々なタイプの名刺を読み取ってみることにしました。まずは先程読み込んだ名刺の裏面。表の内容がすべて英字にて記載されています。説明書によると、英字は読み込みに時間がかかるとのことでしたが、こちらもあっという間に完了。登録内容は……数回試しても住所だけは読み込まれませんでしたが、それ以外の情報は問題なくデータ化されています。この「名刺リーダー」、相当優秀な機能かも!
さらに試してみたのが半透明の名刺。こちらは白い机に置いて撮影したところ、全て完璧に情報を読み取ってくれました。思った以上に相手は手強いです。そして最後に切り札を。数字が漢数字表記になっている縦書きの名刺を出したところ……住所の番地は漢数字で表記されたものの電話番号は全く認識されず、チグハグな記載になっていました。やはり最新携帯でも、まだまだ限界はあるのですね。惜しい気持ちとホッとした気持ちが入り混じった、すこし複雑な心境でした。







