頑張れ「Feel UX」
シャープの夏モデルでは「Feel UX」という新たなホームアプリが採用されている。ロック画面を含め、全く新しい発想で作られたという新UIだが、購入後1カ月ほど使ってみての率直な感想を記しておきたい。
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| 3ラインホーム |
Feel UXの基本となるのは、「アプリ」「ウィジェット」「ショートカット」という3つのシートで構成される「3ラインホーム」。Androidでホーム画面に貼り付けられる3つの要素ごとにシートを分割して整理する、という発想である。通常のAndroid端末の場合、ホーム画面とアプリリストという2層構造になっているが、3ラインホームの場合は1層のみ。より正確に表現すれば、アプリシートが通常端末のアプリリストに相当し、それと横並びでウィジェット専用のホーム画面とショートカット専用のホーム画面が用意されている、といった形だ。
これに加えて用意された「ウェルカムシート」と呼ばれるロック画面は、フィーチャーフォン時代で言う、待受画面に相当するような存在。壁紙エリアには好きな写真を登録(5枚まで)しておくことで、横にフリックすることで切り替えられるようになっている。その下のインフォエリアには、時計や天気予報、株価といった情報を表示させられる。
以上がFeel UXの概要なのだが、正直なところ、長らくAndroid端末を利用してきた筆者のような人間は、当初、かなり戸惑った。何しろAndroidのお作法が通用しないのだ。ただ、3日も使うと不思議と慣れる。で、しばらくすると、アプリシートとウィジェットシートはほとんど表示することが無くなり、ショートカットシートだけで事足りる感じになった。
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| ウェルカムシート(天気予報)。予報に合わせてアニメーションする |
ウェルカムシートについては、株価なんかはあまり興味が無いのでそもそも不要だし、天気予報も数日後まで表示してくれないと意味が無いような気がして、両方とも非表示にしてしまった。結果的にシンプルな時計表示になってしまい、愛する我が子の写真を5枚登録しているほかは、他の端末のロック画面と大して差が無い状態になっている。たぶん、「ここに歩数計を表示させてよ」と思うユーザーは多いのではないだろうか。
おそらく、Android端末の利用経験が無いユーザーにとっては、フィーチャーフォンの画面遷移に近く、シンプルな構造のFeel UXはとっつきやすいのだろう。一方、画面下のナビゲーションバーのアプリ割り当てを変更できないなど、カスタマイズ好きなヘビーユーザーにとっては不満が募る部分も少なくない。あまり自由度が高過ぎても初心者がついていけなくなるという懸念はあるものの、もっとカスタマイズできる領域を増やしてほしいのだ。
筆者はもうしばらくFeel UXを利用してみようと思うが、Google Play Storeから104SHなどで実績がある「SHホーム」というホームアプリをダウンロードすることも可能なので、どうしても耐えられないという方はそちらを試してみてもいいだろう。
メールはタッチ入力より音声入力が楽チン!
iPhoneの「Siri」や、ドコモの「しゃべってコンシェル」など、最近、スマートフォンの音声エージェント機能が注目を集めている。どちらも「話すだけでひと通りのことができる」と言えるほど万全のものではないが、「Siri」は暇つぶしの遊び道具としても楽しめるし、「しゃべってコンシェル」は、地図や経路などの検索には重宝するように感じている。
音声がらみの機能で、筆者がエージェント機能よりも多用しているのが文字入力。最近は、メールやメモなどのテキストを音声で入力できる機種が増えている。筆者が所有しているスマートフォンでは、iPhone 4S、GALAXY S II LTE SC-03D、Xperia acro HD SO-03D、AQUOS PHONE 103Hなどが対応している。おそらく、今後はスマートフォンの標準機能になってくるのではないかと思うし、ぜひ、そうなっていただきたい。
いつまで経ってもタッチでの文字入力に慣れない筆者にとって、しゃべるだけでメールを作成できるのは非常に心強い。さすがに仕事中や電車内など、周囲に人がいる状況では使いづらいが、通勤や移動で道を歩いているときなどは気兼ねなく使える。認識精度も徐々に高まっているようで、ささやくような声で、わりと早口で話してもしっかり認識してくれる。その便利さに気づいてからは、利用する機会がどんどん増え、iPhone 4Sでは、もはやタッチよりも声で入力することのほうが多いくらいだ。
しかし、筆者が現在メインで使っているAndroid端末、AQUOS PHONE 103SHは、プリインストールされている日本語キーボードが音声入力に対応していない。このため、アプリを使って音声で入力できるようにしている。
筆者が使っているのは「声でラクラク文字入力!音声入力まっしゅ」(無料)というアプリ。単体で使えるアプリではなく、マッシュルーム対応の日本語入力アプリと連携して使う仕様で、「Simeji」「ATOK」などに対応している。筆者は「ATOK」(1500円)で使っているのだが、素早く音声入力を行え、認識精度もまずまず良好。人名や地名など固有名詞を含むと、おかしな変換方法が表示されることもあるが、メールで頻用する定型文などは、ほぼ一発で入力できる。
フリック入力などでスピーディーに文字入力できる人には必要ないだろうが、タッチで誤入力して消したり、消しすぎて再度入力したり……といったことを繰り返してイライラしている人は、使ってみる価値があるのではないかと思う。
Androidのウィジェットにハマる!?
最近になって、急に「Androidスマートフォンの魅力って、もしかしたらウィジェット次第でかなり変わるんじゃないかしら?」なんて思いはじめました。というのも、なんとなーくあれこれ貼っていたら、これが結構便利で、高性能夏モデルの影響で旧型と化した我が「SH-01D」がかわいく見えてきたからです。何を貼り付けているかご紹介しましょう。
まずはプリインストール組としては、「Google検索」「エコ技設定」「歩数計」の3つ。「Google検索」はもちろん情報検索に使いますし、「エコ技設定」もバッテリーのコントロールに必須です。「歩数計」はメインのホーム画面に配置しています。運動不足が深刻な生活ゆえ、日々の歩数チェックに欠かせません。
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| 「歩数計」は一番見やすい場所に | メインの画面を左にスクロールすると、「Google検索」「エコ技設定」「鉄道アラーム」用のシート |
独自に導入したのは、「Yahoo!天気ウィジェット(4×1)」「ColorNote ノート(2×2)」「Evernote ウィジェット(4×2)」「鉄道アラーム(2×2)」「あめふるコール」の5つ。
「Yahoo!天気ウィジェット(4×1)」は、4日分の天気予報が表示されます。太陽、雲、雨のビジュアルが好きなんですよね。タップすると、現在地の天気を表示するとともに、週間予報も見られます。「ColorNote ノート(2×2)」は、付箋紙のような色がつけられるメモ帳です。単にテキスト入力用のメモ1枚と、簡単なToDo管理ができるリスト形式のメモを1枚ずつ貼って使い分けています。特にリスト形式のメモは重宝しています。
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| メインの画面の右側は、「ColorNote」と「Evernote ウィジェット」というノート用のシート | ノート用のシートのさらに右は、今だけ特別のお天気用シート。下のアイコンとの関連性はナシ |
目下大活躍中なのは「Evernote ウィジェット(4×2)」です。公式アプリですが「Evernote」ではなく、「Evernote Widget」というアプリを単体でダウンロードします。4×2サイズだとメニューボタンと、最新のノート3つが表示されるんですが、この中の「スナップショット」機能を、「クイックスナップ」に入れ替えたら俄然ワタシ好みに。タップすると即カメラが起動し、撮影して保存するとそのまま標準のノートブックに保存されるという、スピード重視の保存ができるんです。タグやノートブックは選べないようですが、iPhone用の「FastEver Snap」みたいな感じといえばいいでしょうか。食べたものをパッと撮って記録なんてときに役立ちます。ノートのサムネイルが出ているのも、すぐ見直したいノートにアクセスしやすくて助かります。
「鉄道アラーム(2×2)」は、電車でウトウトして目的地を通りこさないように入れてみました。指定した駅に近づくとお知らせしてくれるらしいです。つい最近入れたばかりで実用度のほどは未確認ですが、寝不足の日の移動に役立ってくれるのではないかと思っております。「あめふるコール」は指定した地点に1時間以内に雨が降るときに知らせてくれるそうです。今の季節には欠かせない機能かなと思っているのですが、こちらも入れたばかりなのでまだ効果は未確認です。
ウィジェットではないですが、常駐アプリとして気に入っているのもご紹介しておきましょう。1つは「ゆれくるコール」。言わずと知れた緊急地震速報アプリですね。もう1つは「simpleaf」。これは通知パネルから起動できる手書きメモアプリで、キーボード入力が煩わしいと思うときのメモに大活躍中です。スマートフォンが大画面化するほど存在価値がアップするアプリじゃないかと思う次第。専用ペンが欲しくなります。ちなみに、ウィジェットとして紹介した「Yahoo!天気ウィジェット」は、通知パネルに常駐して、常に降水確率を教えてくれます。
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| 通知パネルを開くと「simpleaf」というアプリを起動できる | 急いでメモしたいときに助かっている |
これらがそろってから、生活の中での「SH-01D」の実用度が格段にアップした気がするのです。配置には多いに悩みますが。空きスペースがどれくらい必要か、貼ってみないと分かりませんし。それにしても、これだけ動かすと、さすがのエコ技もどうなんだ……という気がしなくもないですが(苦笑)。
ISW16SHに機種変更
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家族との連絡用に「AQUOS PHONE IS12SH」を使い続けてきた筆者だが、発売からちょうど1年。各種常駐系アプリを利用するにもRAMの容量が厳しく、そろそろ買い替え時かなと感じ、「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」に機種変更した。
たかが1年、されど1年。途中、他にもいろんな端末を使ってきただけに、日頃はそんなに極端な変化を感じることは無かったのだが、改めて1年前の端末と比べてみると、随分と進化したのだな、と実感する。
ISW16SHについては、FeliCaとNFC両対応だとか、いろいろとトピックスはあるのだが、個人的には卓上ホルダに対応してくれたところが、まずは気に入っている。特に防水端末ということで、microUSB端子のキャップはなるべく開け閉めしたくないし、何より楽。当たり前のことが当たり前のようにできることが嬉しい。
仕事の面で言えば、+WiMAX対応でテザリングできるところもありがたい。仕事中はドコモの「GALAXY Note」なんかを持ち歩く機会が多のだが、テザリング時にはPPTP接続が行えず、「もう一声!」と言いたくなるような状況だった。auの+WiMAX端末の場合、ちゃんとPPTPを通してくれるので安心。そのためにモバイルルーターを持ち歩く頻度も少なくなりそうだ。
かと言って、ISW16SHに全く不満が無いかというとそうでもなく、例えば、IS12SHに搭載されていた3Dカメラや3Dディスプレイについては、存在しなかったかのような扱い。子供の写真や動画を3Dで撮りまくっていた筆者としては、残念でならない。
また、ボディカラーが白1色、というところも寂しい。チップの供給状況との兼ね合いでそういうことになってしまったのかもしれないが、ユーザーとしては最低もう1色は選択肢が欲しいところ。
まだ使い始めたばかりなので、隅々まで評価しきれていないのだが、新UIの「Feel UX」をはじめ、夏モデルで大きく変化した部分もある。細部については、次回以降レビューしていきたい。














