WILLCOM 03のアドレス帳をiPhone 3GSへ
アプリを物色するあまり、アドレス帳の作成が全然できてないことを思い出しました。。通話目的ではないにせよ、万が一のことを考えると、アドレス帳はあった方がいいですよね。そこでこれまで使っていたWILLCOM 03からアドレス帳を移そうと思いました。
このとき思い出したのが「Google Sync」の存在です。本誌の2月10日の記事「同期サービスにiPhoneとWindows Mobileを追加」とある。これはもう願ったり叶ったりの機能なわけです! というかぜひ試したい!
手順としては、
- W-SIMにアドレス帳をバックアップしておく
- WILLCOM 03のActiveSyncを起動し、Google側のサーバ名やアカウントを設定し、同期対象を選択する
- WILLCOM 03のActiveSyncで同期を開始する(一旦Google側の情報でWILLCOM 03のアドレス帳が更新され、データが消える)
- W-SIMからアドレス帳のデータをWILLCOM 03に戻す
- 再度ActiveSyncを起動し、Googleと同期する(WILLCOM 03のデータがGoogle Contact Managerに転送される)
- iPhone 3GS側でもサーバの設定を行い、同期する(アドレス帳のデータが移る)
検索して先人のレポート記事などを参考にしながらW-SIMにアドレス帳をバックアップし、設定を開始したところ、アタシのWILLCOM 03のActiveSyncがなんだかヘン。最初にサーバーを設定するはずがメールアドレスになってる。10秒ほど考えて、しばらくWindows Updateを行っていなかったことに気がつきました。設定をみるとなぜか手動更新になってるし......。これはいかんと早速アップデートを試みたところ「更新サーバーに接続できません(以下省略)」といわれてしまい、何度試してもWindows Updateができない。テーマが別の内容に移ってしまいそうです(苦笑)。
Windows Updateがうまく働かない件については別途解決を試みるとして、目下のテーマはアドレス帳のコピーです。結局最後は WILLCOM 03→(ActiveSyncで同期)→Miccrosoft Office Outlook→(iTunesの情報設定で同期)→iPhone 3GS というなんのひねりもないルートで成功しました。
単にデータのコピーだけを考えれば、設定としてはこちらのほうが圧倒的に楽ですね。しかしWILLCOM 03からOutlookへデータを吸い上げる際、アドレスの約7割がエラーで入らないという現象に見舞われてしまいました。ムムム。かなり昔から持ち回っているデータなので、気に入らない部分がたくさんあったのでしょう......。データもシステムも、こまめなメンテナンスが大事ということですね。
そんな教訓と取りこぼしたデータを残して、私のWILLCOM 03のお話は今回でおしまいであります。
レコーダーで録画した番組が観られる! けど......
AQUOSケータイ 932SHからAQUOS SHOT 933SHに機種変更をして、すでに1カ月ちょっとが経過。元々、ソフトバンク向けのSHシリーズは使い慣れているけど、今回はいろいろと発見が多いし、面白い新機能が用意されている。
たとえば、933SHをはじめ、シャープ製端末の夏モデルに搭載されているブルーレイディスクレコーダー「AQUOSブルーレイ」との連携機能もそのひとつ。簡単に言ってしまえば、ブルーレイディスクレコーダー(BD-HDW40/35/32)で録画した番組をケータイに転送して、視聴できるというもので、ソフトバンク向けの933SH/934SH/935SH/936SH(8月下旬発売予定)、NTTドコモ向けのSH-05A/SH-06A/SH-07A/SH-06A NERV(7月22日発売)が対応している。HDDレコーダーを使いはじめた数年前から「こういう機能があればいいのに......」と考えていたものがようやく現実になった感じ。我が家にはパソコンを別にして、ブルーレイディスクの再生環境がPS3しかなかったので、この機能を試すことも考え、AQUOSブルーレイを買うことにした。経験上、HDDレコーダー部分はとにかく容量が大切だと考えているので、今回は1TBのモデル(BD-HDW40)をチョイス。購入価格は12万6980円。ブルーレイだからってのもあるけど、結構、いい値段しますよねぇ。
録画については「別にワンセグで録画できるじゃん」っていう意見もあるけど、ワンセグの場合、録画したい時間帯に必ずしも電波状態のいい場所にいるとは限らないのが悩みどころ。その点、自宅に設置するレコーダーはほぼ確実に録画でき、時間がなくて観られないものを外出時に観てしまおうというのがこの機能のポイントだ。
録画した番組の転送は非常に簡単で、データ通信などに利用するUSBケーブルでブルーレイディスクレコーダーとケータイを接続し、レコーダー側でコピーしたい番組を選ぶだけ。あらかじめ、ケータイで再生できるサイズで同時録画しておけば、転送も速いし、ダビング10と同じ扱いなので、自分と家族のケータイに転送することも可能。
なかなか実用的かつ快適な環境ではあるんだけど、個人的にはちょっと不満も残る。これはケータイの話じゃないので、あまり詳しくは触れないけど、正直なところ、レコーダー側の機能が今ひとつ足りないというか、慣れないのだ。たとえば、地上デジタル放送とBSデジタル放送をいっしょに検索できなかったり、登録する検索キーワードも1つずつだったりする。ボクは地上波よりスカパー派なので、スカパーチューナー連動が使える東芝のVARDIA/RDシリーズを愛用してきたんだけど、かなり文化が違う感じなのだ。
ただ、レコーダーとの連携機能が実用的な機能であることは間違いない。他社でも同様の機能を持つ製品が登場し始めているので、この際、業界統一規格を作って、ケータイなどのモバイル機器に手軽に映像を持ち出せるようになるといいんだけどなぁ。