「フォトストリーム」と「リマインダー」がお気に入り
iPhone 4S、買いました。まず嬉しかったのは、この1年間ずっとストレスだった、写真の中央に現れる青緑色の楕円が消えたこと。そしてホワイトのボディが選べて、容量が64GBになったこと! もうこの3点だけでも私はかなり満足。Siriに「掘った芋いじるな」と言って遊んでみたり、楽しい日々です。
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| Windows用の「iCloud コントロールパネル」 |
現在は「フォトストリーム」と「リマインダー」の虜です。「フォトストリーム」は「iCloud」、「リマインダー」は「iOS 5」に標準で搭載されている機能ですが、これら仕事とプライベートの両方に効いていのです。
まず「フォトストリーム」。iPhone 4Sで撮影した写真や画面キャプチャが、いつのまにかデスクトップPCの「My Photo Stream」フォルダに入ってる! ノートPCにも入ってる!(いずれもOSはWindows 7なので、「iCloud コントロールパネル」をインストールしています)当然iPad 2でも見られる!(iOS 5にアップグレード済み)自宅ネットワーク内なら、直後には共有できる状態といっても過言ではありません。いつの間にか写真が……といえばGoogle+のときの苦い思い出が蘇りますが、「フォトストリーム」の場合、ネット上にアルバムが作られるというわけではなく、同期可能なデバイス上ですぐ楽しめようになる仕組みというわけですね。掃除中に懐かしい紙焼き写真を見つけたら、スキャンするかわりにiPhoneで撮影し、すかさず同期されたパソコンからFacebookのアルバムにまとめて投稿し、関係者で楽しむ、なんてこともしています。一連の流れがスムーズになりました。
仕事でも便利なことこの上ありません。最近は画面キャプチャを撮ることも多いのですが、以前はケーブルをつないで取り込むのが面倒で仕方ありませんでした。それが、今ではカシャ!とキャプチャと撮るだけ。パソコンのモニタに視線を移したときに、フッと現れるのです。これが快感(笑)。夜になると同期に時間がかかってる場合もありますが、ほとんど支障はありません。
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| スーパーの前を通りかかると、買う物を教えてくれる。自分で登録しないと教えてくれないが…… |
「リマインダー」は、場所をつかった通知が大変役立っています。駅前のスーパー付近を通りかかったら、買い物リストがポップアップするんですから。「おおーぅ卵買うの忘れるところだった!」などと、すでに何度も助けられております。「新宿に行ったらXXに立ち寄る」というときは、新宿駅の住所を登録しておき、リマインダーで到着したら通知するよう指定すればいいのです。場所の指定には、あらかじめ住所を連絡先に登録しておく必要はありますが、住所が分からないときはマップで検索し、結果を連絡先に保存しておけるので簡単です。
ただ、一度購入済みのトマト情報をオフしわすれ、翌日またスーパーの前で「おっ、トマトか!」と2個目を買ったことはありました。通知を見て入店したのに、特売品に心を奪われ、リマインドされたものを買い忘れたこともありましたが……。
どちらも自分のライフスタイルの中に、スッと入ってきました。これで日本語の音声入力が実現したら、さらにまた何か変わりそうな気がして、今からとても楽しみです。
iPhoneユーザーにはいろいろあった10月
iPhone 4Sが発売され、iOS 5がリリースされ、iCloudがスタートし、そしてアップル会長のスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。前回のみんなのケータイからほんの3週間しか経っていないが、本当にいろいろなことがあった。とくにジョブズ氏の死去は、アップルのファンでもある筆者にとっては、非常に悲しいことだった。しかしもちろん、ほかの新製品の登場も、アップルのファンにとっては大きな出来事だ。
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| iPhone 4S |
筆者はau版のiPhone 4Sを購入し、そのほかに所有する対応デバイスすべてにiOS 5を導入した。MobileMeもiCloudに移行している。いずれも、多数の新機能が追加され、着実に使いやすく進化しているが、しかし正直に言えば、「スゲー新しい!」と感じるものでもなかった。
といっても、失望することもなかった。この「むやみに変わらないこと」は、iOSプラットフォームの良いところなのだと、筆者は考えているからだ。
iOS 5もiCloudも、新機能はいくつか追加されたものの、使い勝手は従来からほとんど変わっていない。iPhone 4Sも、デザインや画面サイズは同じままだ。そのおかげで、指が覚えている操作感がそのまま通用する。もし画面サイズが4インチ以上に大型化していたら、画面を見ながらでも操作感の違いに戸惑ってしまうはずだ。使い勝手に関係する要素というものは、頻繁に変更されるようでは、たとえそれが改良であったとしても、トータルでの使い勝手は悪く感じることがある。
もちろん、ずっと変わらないままで良いとは思わない。技術的に大きな躍進が可能になり、変化によるデメリットをメリットが上回れば、過去の資産を断ち切ってでも、進化するべきだろう。
アップルは、こうした進化のコントロールが上手だとも感じる。たとえばMac OS Xは、ときに過激な取捨選択をして、それでいて使い勝手を大きくは変更せず、しかし常に新しい要素は取り入れてきた。iOSプラットフォームについても、いまのところは非常に心地よい進化をしてきたし、これからもそうであろうと信じるに足りると思う。
iOSプラットフォームがライバルと比較されるとき、比較しやすい面だけがクローズアップされがちだが、iOSプラットフォームは、そのような単純な比較のできないところにも優位性があると思う。ジョブズ氏には、100万本の哀悼の花に代えて、このような製品たちを世に送り出してくれたことへの感謝の言葉を贈りたい。ありがとう。
温泉宿で高齢者向けタブレット体験講習会
台風15号が日本列島を直撃しているとき、私は法事で山形県米沢市におりました。本来なら20日の晩に温泉で1泊して帰宅するはずが、山形新幹線が運休。福島までいけば……という話もありましたが、方角的には台風に向かっていくわけですから、何がどうなるかわかりません。せっかく温泉旅館にいるのです。チェックアウトして駅で右往左往するより、キャンセルする客も多いだろうと見越して、そのまま1泊延長することにしました。電車の中で立ち往生が一番困りますし。
観光もできないわけですが、持参したiPhone 4、GALAXY Tabのほかに、父が持ってきた初代iPad(私のお古)があったので、集まっていた暇をもてあます親戚のおじさま、おばさま(孫あり)相手に、即席のタブレット体験講習会を開催しました。今回は、そのときの様子をレポートさせていただきます。
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| iPad標準の「メモ」で文字入力に挑戦 |
持っていたコンパクトカメラで撮影した写真や動画を、父に渡すためにiPadに取り込んだのですが、それをたまたま食事時に見せたら、「あら~きれいに見えるのね~」と一同感心。画面を顔から離さなくても見えるサイズですから。そこで一気に興味に火がついたようで、質問の集中砲火を浴びました。1つの質問に答え終わる前に、別のおじさまから質問が飛んできます。そして、みなが親指と人差し指を開きながら「私もこうやって写真とか拡大してみたい!」というのです。
iPadで写真を、GALAXY Tabでは電子書籍で文字の拡大縮小を体験してもらいつつ、アダプタを使った写真取り込みを披露。その後自由に質問を受け付けつつ、文字入力をしてもらったり、地図を見てもらったり、電話をかけてみたりしました。
まず、あこがれの拡大縮小ですが、おそるおそる触るせいか、拡大しないで次の画像にスライドさせてしまうこと数回。慣れないので、指を開きながらも横に動かしてしまうようでした。電子書籍の文字を拡大したおばさまは「まぁ! でもこれじゃ本を読んでる気がしないわね」とストレートな感想。文字が大きくなったら「これで本が読みやすくなるわ!」と感動されると勝手に期待していたのですが、大きく裏切られる恰好に。あるおじさまには、iPadをカバーなしで持たせたら「意外と重たいな」とも言われました。「○○よりは何グラム軽い」などという比較がない、素直な感想です。
質問では、テレビは見られるのか、テレビに繋げられるのか、録画はできるのかという、テレビ関連が多く、YouTubeはみられるのか、中の写真は印刷できるのか、アプリはどうやっていれるのか、これは電話なのか、どうやって話すのか、キャリアはどこのなのか、家ではどういうところで使えばいいのか、など聞かれました。持っているパソコンとの使い分けがイメージしにくいようでした。文字入力では、ローマ字入力の壁も感じました。手書きにすると、誤認識されたあとの修正に手間取りそう。これは慣れで解決できるかもしれませんが。
私が一度にあれこれ言い過ぎたのか、最後には頭がボーッとしてきたらしいですが、「いい刺激になった」と感謝していただきました。何にでも興味を持って試せる若者とは違い、自分のライフスタイルに直結する使い方をベースに説明しないと難しい面もありそうですが、イメージしやすければ慣れるのも早いと思うのです。
とにかく、買う買わない以前に、まずどういうものなのか、操作に慣れる機会は必要だと痛感した次第です。持っている人が近くにいれば多少触れる機会はあるでしょうが、プライベート情報が豊富なら、自由に触らせてはもらえないでしょう。
ただ、高齢者にとって、ハードキーの存在感は結構大事かもしれません。GALAXY Tabを手渡したとき、どうしてもみな無意識にセンサーキーに触れてしまうので、画面が戻ったり、アプリが終了してしまうのには困りました。
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| iPadに取り込んだばかりの孫動画に触発された父「実はオレはiPod touchを持っているんだ」とまさかのカミングアウト! カメラ機能に期待して購入したらしい | でも実家には無線LAN環境がないため、インターネットに接続してこそな機能の数々は使っていなかった模様。無線LANにしないのは「ただ乗り」と「不正アクセス」を恐れてのことらしい |
ちなみに、父が持ってきた私の古いiPadは、32GBのWi-Fiモデル。送ってから日が浅かったこともあり、中はスカスカだろうから写真と孫動画はすぐコピーしちゃえ、と思っていたら甘かった。新しいアプリはおろか、音楽すら入っていないのに、なぜか残りが2GB弱! 父が取り込んだ大量のビデオで占められておりました。ビデオ編集大好き野郎である父の偏った使い方があらわになった瞬間でした。おかげで大事な孫動画を取り込み切れず……。
実は父は地図大好き野郎でもあります。昔は帰省のたびに「新しい地図のCD買ってこい」と言われたものでした。タブレットやスマートフォンならアップデート不要。インターネットにつなげば常に最新の「マップ」を見られますし、ナビゲーションもしてくれます。これを知った父の目の色が変わりました。ただ、生まれ故郷の地図を拡大して見て「やっぱり過疎地扱いだ! これなんだよ! こういうところは大まかな道くらいしか載ってないんだ!」と憤慨しておりました(笑)。是非田舎も広く隅々まで……何卒よろしくお願いいたします。
183個のアプリはさすがに多すぎるかな、と思う
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iPhone、というかiOS端末では、[設定]の[一般]項目にある[情報]から、本体のさまざまな情報を見ることができる。そのなかの[アプリケーション]という項目で、インストールされているアプリの数を確認できる。わたしがメインで使っているiPhone 4はというと、183個のアプリがインストールされているらしい。
183個は多すぎると思うのだが、実際のところ、アプリが多すぎることによるiPhoneへの実害は少ない。個々のアプリはあまり大きくないので、ストレージ容量はそれほど消費しないし、フォルダで細かく分類・整理していれば、ホーム画面で迷子になることもない。
しかし、アプリの数が多すぎると、アップデートが大変になっていく。183個ほどのアプリがインストールされていると、毎日1個くらいのアプリがバージョンアップしている、そんなイメージだ。
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アプリを常に最新の状態にしなければいけない、ということはないが、かといって1週間以上アップデートをチェックしていないと、アップデート待ちのアプリが10個くらい貯まってしまい、Wi-Fi経由でもアップデートに数分かかるようになってしまう。さすがにそれは時間がかかりすぎなので、わたしの場合、1日に1回くらいの頻度で自宅のWi-Fi圏内でApp Storeを立ち上げ、アップデートチェックを行なうようにしている。だがこれはこれで毎日手間がかかるのでよろしくない。
そんなわけで、そろそろアプリを整理した方がよいかな、と思っている。インストールされているアプリをチェックしてみると、インストール直後に1回2回立ち上げただけで、ほとんど使っていないアプリも少なくない。だが、そういったアプリも、「必要なときがいつかくるかも」とか考えると、なかなかアンインストールする気にならない。
部屋の掃除と同じだ。置き場所に困ってないから、探し出すのに困らないから、ものを溜め込んでしまう。よくない傾向だ。
しかしアプリを整理するにはよい時期が到来しつつある。そろそろiOSの次のバージョンが登場する見込みだ。iOS更新時に、バックアップから復旧するのではなく、1からアプリを入れ直すという手がある。そもそも次期iOSではクラウドと同期することで、パソコンとの同期が必須ではなくなるという。アプリを含めてデータ管理が大きく変われば、その整理もやりやすくなるかもしれない。
次期iOSであるiOS 5には、さまざまな新機能が搭載される。クラウドサービスを含めれば、けっこう大きなアップデートになると予想される。しかしそういった新機能・新サービスだけでなく、アプリを整理するきっかけとして、iOS 5には期待している。部屋の掃除と同じで、お客さんが来るとかそういうきっかけがないと、どうにも整理・整頓ってできないタチなんだよね……。









