最強のキラーアプリ「ジョジョの奇妙なカメラアプリ」
本体も大きく電池も持たない、スマートフォンとしては少々使いにくいL-06D JOJOではありますが、それでも思わずL-06D JOJOを使いたくなってしまうキラーアプリが、「ジョジョの奇妙なカメラアプリ」です。
自分で撮影した画像にジョジョのキャラクターやセリフなどをつけられるという、機能としてはシンプルなアプリなのですが、ジョジョ好きだからこそL-06D JOJOを購入しているだけにこういうアプリが一番楽しい。写真はそのままTwitterとFacebookにも投稿できるので、食事や旅行の際にはついついこのアプリで撮影してしまいます。
![]() |
![]() |
| 「ジョジョの奇妙なカメラアプリ」で加工した画像 | 画像を加工しているところ。上に表示されるアイテムをタッチ操作で写真に重ねる |
使える画像も主要キャラクターはもちろんマニアックなアイテムもあったりして、「あ、これ何部に出てきたアイテムだっけ?」と考える楽しみも。どのアイテムが、どのスタンドがどの作品に出てきたのか気になってしまい、改めてジョジョを読み返してみたり、ジョジョ展に足を運んでみたりと、L-06D JOJOをきっかけにジョジョ生活がどんどん加速しています。
独自機能にも注目のハイスペック端末
![]() |
今回からは、NTTドコモのLTE「Xi」に対応したLGエレクトロニクス製の「Optimus G L-01E」の使い勝手を紹介したい。クアルコムのクアッドコアCPUをいち早く採用したモデルで、ディスプレイはIPS液晶、microSDXC対応、メモリ(RAM)は2GB搭載するなど、ハイスペックモデルとして話題に事欠かない端末だ。クアルコムのクアッドコアCPUは従来モデルと比較して省電力化もウリなので、日常的な利用でどれほどの差が出るのかも興味深いところ。
また、映像をHDMIなどで出力している際、端末側ではほかの作業をできるというデュアルディスプレイ機能をはじめとして、マルチタスクを強く意識させる独自機能が豊富なのも特徴で、没個性的になりがちな現在のスマートフォンの中でも独自のアプローチが光っている。
4.7インチのディスプレイを搭載ということで、これまで使ってきた「GALAXY NEXUS SC-04D」の4.6インチと比較してさほど変わっていないはずなのだが、一見すると少し画面が大きくなったような感覚だ。IPS液晶は鮮やかで、有機ELに慣れた目で見ても、発色の“薄さ”のようなものは感じられない。ボディカラーは液晶に負けず綺麗な赤で、メタリック系を思わせる塗装には深みも感じられる。端末の軽さもなかなかで、その大きさもあるので、手にしてみても重いとは感じない。
一方、角のとれた形状だった「GALAXY NEXUS SC-04D」と比較すると、端末は四角い形状で統一されており、手触りとしてはやや大きくなった印象を受けた。
ポイントは、LG独自の機能がどのくらい便利なのかという点だろう。次回からはそうした点にも注目していきたい。
このタブレット、軽いぞ――移動時間は読書時間になりました
![]() |
通勤や取材先までの移動中、最近は「MEDIAS TAB UL」を利用している。2010年に登場した「GALAXY Tab SC-01C」以来、7インチクラスの使い勝手の良さにハマっており、初代GALAXY Tabも未だ現役、自宅のトイレで活躍してくれている。
7インチサイズの何がいいって、自分の生活にちょうどいいサイズ感にほかならない。ベッドに寝転がって使ったり旅行鞄に忍ばせたりと、10インチ前後のものよりも日常のちょっとした場面での取り回しが良い点が気に入っている。都心部を離れるような取材先だと、ノートパソコンがトラブルにあったときの予備として、折りたたみ型のBluetoothキーボードと一緒に仕事でも使っている。
「MEDIAS TAB UL」を触って、一番最初に感じるのはその軽さだ。250gを切るボディは、手にすると「アレッ?」と意外な軽さに少し意表をつかれる。モバイル機器の軽さは正義。これまであまり積極的に利用してこなかった電子書籍にも手が伸びるようになった。
Amazon.co.jpがKindleストアをオープンしたところだし、Amazonの購入体験に慣れている人はこれまでより電子書籍を買いやすい環境になったんじゃないかと思う。7インチの「MEDIAS TAB UL」は、画面を横にして読書するより縦画面で楽しむ方が現実的だ。Kindleストアで安く買えたので「テルマエ・ロマエ」も読んでみたのだが、夢中になって降りる駅を通り過ぎてしまった。エリアが広がりつつあるとはいえ、通信に不安のある地下鉄利用時は、ネットよりも電子書籍を読んだ方が楽しい時間が過ごせそうだ。
ドコモの「うつして翻訳」を試してみる
さまざまな企業、人に取材していく中で、最近「スマートフォン時代になってアプリの開発がスピーディになった」と耳にすることが増えてきた。たとえば従来型のフィーチャーフォンであれば、組込ソフトとして開発しなければならなかったであろう機能が、1つのアプリとして提供できるようになった、というケースもある。全てのコンテンツに当てはまる話ではないだろうが、携帯電話会社が提供するアプリは、従来よりスピーディに提供できるようになった事例の1つと言えるだろう。
そうしたキャリア独自アプリで、10月11日から利用できるようになったのが、NTTドコモの「うつして翻訳」だ。ドコモでは、試験的な形でアプリを公開し、その後、ブラッシュアップしたものをローンチする、という流れでサービスを開発することがある。「しゃべってコンシェル」もそうだし、今回紹介する「うつして翻訳」もまた、これまで提供されていたアプリ「料理メニュー翻訳」の正式版という位置付けだ。
「うつして翻訳」では、外国語で記された料理のメニュー、街中の看板などをカメラで捉えて、リアルタイムで翻訳する。事前に辞書データをダウンロードしておくため、翻訳する際には通信せず、海外渡航時にもローミングのデータ通信を気にせず利用できる。そこで実際に使ってみようと、アプリを早速ダウンロード。しかし海外に行く予定はないので、編集部近隣にある中華料理店を訪れ、簡体字で記されていたメニューで試してみることに。メニューを見ると「茄子」「海鮮」といった言葉はわざわざ翻訳しなくてもわかるが、「什錦炒飯(錦は簡体字)」は“チャーハン”ということはわかっても、どういった中身かピンとこない。ところが「うつして翻訳」を使ってみると「五目めし」と表示され、五目チャーハンだと理解できた。
![]() |
![]() |
| 翻訳後のワードは、背景色をあわせて原文の上に重ねる。炒飯は「めし」と翻訳してくれたが、別の言葉(このスクリーンショットでは世帯)になることもあった | カード内の全てのハングルを翻訳するわけではないが、なんとなく中身を把握できた |
さらに編集部内で、韓国土産として置かれていたお菓子に付属していたカードの翻訳にもチャレンジしてみた。地図らしきイラストが掲載されており、おそらく店舗の情報が掲載されているのだろうが、ハングルはさっぱりわからない。「うつして翻訳」で見てみると、一部の表記を「クルミのベビーカステラ風菓子」「キョンギ道」などと翻訳。なるほど、お店の情報を記したものと判断できた。
なかなか便利なように思えるが、編集部の近くにあるハングル表記の店舗名などは、フォントが手書き風だったためか、数秒おきに異なる文字と判定して、翻訳できないようだった。また中華料理のメニューも、ハングル表記の店舗カードも、全ての文字を一度に翻訳するのは難しかったり、一度は正しく翻訳できても数秒後、違う訳を示したりするような言葉もあったので、翻訳精度の向上には期待したい。ちなみに翻訳用の辞書データは、1つのアプリとして「Google Play」からダウンロードする。そこにも注意書きはあるが、辞書データ単体では翻訳機能は利用できない。レビュー欄を見ると、勘違いする人もいるようだが、これは勘違いしやすいのではないか。辞書データからアプリ本体のダウンロードに繋げる、あるいは「Google Play」で配布するのではなくアプリ上で辞書データを追加するといった形になるなど、より使いやすい形になって欲しいところだ。
ARROWS XとiPhone 5を比べてみた
何かにつけてiPhone 5の話題が飛び交う昨今。もちろん筆者も仕事上auのiPhone 5を使っていて、本当にすばらしい端末だとは感じているのだけれど、それでもARROWS X F-10Dをこれまでと変わることなく使い続ける、と宣言しておきたい。発売当日に購入してから3カ月。まだまだ楽しい盛りだし、メインの携帯電話番号でもあるし、iPhone 5がやって来たところで一線から退くなんてことはありえないのである。
とは言っても、iPhone 5と比べたとき、F-10Dに不満がないわけではない。操作のスムーズさだとか、バッテリーの持ちだとか、なんとかならないかなあと思う部分はいくつかある。ただ、Androidの場合、その「なんとかならないか」は端末に対する不満であると同時に、「自分でなんとかできるんじゃないか」という期待や希望の意味も混在していたりする。設定なりアプリなりで工夫していくことで、ちょっとずつ快適に使えるように仕上げていくのも、Androidの楽しみの1つなのではないかな、と。いや、何もしなくても不満なく使えるに越したことはないし、ユーザーが頑張ったところでどうにもならないことはあるんだけれども……。
とにかく、F-10Dがメインであり、iPhone 5も同時に使い続けていくとなれば、いずれは双方の(一方の?)見つけたくないガッカリポイントを見つけてしまうことになる。だったら、今のうちに両方の性能を把握しておいて、それぞれの優れているところ、そうでないところを自分の中で明らかにしておこう。もしかすると2つの端末の効率的な使い分けなんかも見つかるかもしれないじゃないか。などと前向きに考えながらも、なんとなくiPhone 5が圧勝しそうな予感を抱きつつ、ハードウェア性能にどれくらいの違いがあるのか、ベンチマークアプリなどで確かめてみた。全く異なるハードウェアなので比較することにどれだけ意味があるのか、という疑問もあるかもしれないけれど、少なくとも筆者の気持ちの整理はつく。
まずは演算速度やグラフィック性能を計測するベンチマークを実行してみた。ベンチマークアプリは、Android、iOSの両プラットフォームでリリースされているものを選んでいる。最初の「Geekbench 2」はCPUの演算速度を計測するアプリ。F-10DはiPhone 5の約25%落ちという結果になった。「Peacekeeper」は、WebブラウザーにおけるHTML5のレンダリング速度などを総合的に測るもの。Google Chromeを使用して実行したところ、こちらもiPhone 5の33%落ちという結果に。F-10Dの方がディスプレイ解像度が高いというハンデがあるとはいえ、「GLBenchmark 2.5」に至っては3D CGアニメーションの描画速度でiPhone 5に3倍近く水をあけられてしまった。
![]() |
![]() |
| 「Geekbench 2」 | |
![]() |
![]() |
| 「Peacekeeper」 | バッテリー残量の変化をグラフ化。40分経過したところで強制終了してしまったので、残り20分弱しか表示できず…… |
![]() |
| CPU・バッテリー性能のベンチマーク結果 |
![]() |
| 「RBB TODAY SPEED TEST」 |
最後のバッテリーテストは、満充電状態から3D CGアニメーションをループ再生し、1時間経過した時点でのバッテリー残量を確認したもの。こちらもF-10Dが劣る結果になってしまったが、わりと健闘しているような印象、というか、3D CGのような負荷の高い処理については、さすがにiPhone 5にとっても厳しいのだろう。ただ、F-10DのフレームレートはiPhone 5よりずっと低く、テストの途中で問題も発生した。端末温度が上昇してディスプレイの明るさが強制的に変更されてしまい、(ディスプレイの明るさを一定にした状態で実行することを前提としているため)ベンチマークアプリが自動でテストを中断してしまったのだ。3Dゲームを長時間プレイするのに向かないのは、3Dグラフィックを得意としているTegra 3搭載のF-10Dとしては矛盾をはらんでいるとも言えるが……。
![]() |
| 端末上での通信速度計測結果 |
端末の通信速度の計測にあたっては、測定用アプリとして「RBB TODAY SPEED TEST」を使用。LTEは渋谷区内で、3Gは(LTEの電波がない)調布市内で計測した。いずれも室内で、5回計測したうちの最大値と最小値の記録は破棄し、残りの3回分を平均している。F-10Dのダウンロード速度は、LTEではiPhone 5とほぼ互角で、3Gでやや遅く、アップロードは極端に遅い。グラフにはしていないが、室外で測ってみてもアップロードについては大きな差は見られなかった。地域や時間帯によって上下するだろうとはいえ、このアップロード速度の遅さはいかんともしがたい。
![]() |
| テザリングでの通信速度計測結果 |
![]() |
| iPhone 5があってもArrows Xはまだまだ使い続けます! |
テザリング時の通信速度は、Webサイト「BNR スピードテスト」にMacBook Airからアクセスして計測。実行環境は前述の端末の通信速度計測時と同じだ。このテストでも、F-10Dのアップロード速度の遅さが際立つ。通信回線の差によるものなのか、それともF-10D個体の問題なのかはわからないが、テザリングするのであれば、直近数日間の通信量がauの制限を超えるほど多くならない限り、iPhone 5を使ったほうが快適であることは間違いない。
こうしてある程度客観的に比較してみると、“クアッドコア”で“ハイスペック”がウリであるはずのF-10Dの(筆者の中での)立場がかなり危うくなってきたような……。たがしかし、OSを含むソフトウェア面ではご存じの通り性格が全く異なる端末で、それぞれで楽しみ方も違う。だから、この結果をもって「iPhone 5しか使わない」なんてことは一切ないし、今までどおりF-10Dで使い倒すつもりだけれども、それにしてもこの差を設定やアプリ、使い方の工夫でどこまでカバーできるものなのだろう。試行錯誤の日々が続きそうだが、せめて充電まで不可能になってしまう端末の温度上昇については、OSのアップデートでなんとかしてくれることを祈りたい。富士通さん、ホントお願いします。
大画面と相性がいい「Business Calendar」
![]() |
| プリインストールされているカレンダーも使い勝手は悪くはない |
![]() |
| 「Business Calendar」の月表示画面。6週間分が表示されるが、Optimus Vuの大画面なら結構見やすい |
Optimus Vuを使っていると、やっぱり大画面っていいなぁと思うことが度々ある。当然のことだが、ウェブは見やすいし、メールやTwitterも文字が大きく表示されるので、視力の衰えが気になり始める中高年世代にはうれしい。地図の見やすさは、4インチクラスの端末の倍以上のように感じている。文字入力には、主に手書き入力の「mazec」を使っているのだが、画面の横幅が広いので、一度に5文字、6文字と書き込め、とても重宝している。
もうひとつ、つくづく見やすいなぁ、使いやすいなぁと感じているのがカレンダーだ。一般的なスマートフォンでは、月表示にすると登録した予定の件名が表示されなかったり、週表示にすると一度に数日しか表示できなかったり、細かい部分に目を向けると、1つや2つ不満が出てくる。カレンダーのアプリはGoogle Playストアに多数用意されているので、用途に合ったものを選んで使うことはできるが、たとえ一度に多くの情報を表示できるカレンダーであっても、画面が小さいとゴチャゴチャして見づらくなってしまう。
Optimus Vuはプリインストールされているカレンダーアプリでも、画面上に月のカレンダーを表示させ、画面下には今日・今週・予定リストを切り替えて表示できる。文字も大きく表示されるので、これでもかなり満足。しかし、さらに快適に使うために、「Business Calendar」というアプリをインストールしている。
「Business Calendar」は、使い勝手のいいカレンダーアプリとして紹介されることが多いので、すでに使っておられる方もいらっしゃると思うが、直感的に操作できることが魅力。たとえば、月表示の画面で、詳しく確認したい数日間をなぞると、その数日を含む週表示に切り替わる。週表示画面では、下に「1~14」のバーが表示され、それをなぞると1日表示~14日表示に切り替えられるという仕組み。また、入力した予定を長押しし、ドラッグして動かすといったこともできる。これらの操作が、Optimus Vuではペンを使って非常に快適にできるのだ。新しい予定もペンを使って「mazec」で入力できるので、まさにアナログとデジタルのいいとこ取りといった感じだ。
以前、GALAXY S II LTE SC-03Dを使っているときに「ジョルテ」から、この「Business Calendar」に乗り換えたのだが、大画面のOptimus Vuに機種変更してから、細かい部分のタッチ操作でミスすることもなくなり、このカレンダーアプリの使いやすさをますます実感している次第だ。
もちろんGooglelカレンダーと同期でき、ローカルのカレンダーも追加可能。複数のカレンダーを設定して表示のオン・オフもできる。
筆者が使っているのはウェジェットが使える有料版で、いくらで購入したかは忘れてしまったのだが、今日調べると358円だったので、この手のアプリとしてはやや高いのかもしれない。されど、そのウィジェットも設定の自由度が高く、Optimus Vuでは大きな画面にドカンと予定リストを表示できるので重宝している。ウィジェットを必要としないのなら無料版でも十分満足できると思うので、初期設定のカレンダーの使い勝手に不満を感じている人がいらっしゃたら、ぜひ試していただきたい。
![]() |
![]() |
| 細かく確認したい日をなぞると、週表示に切り替わる | 週表示画面では時間も確認でき、下のバーを動かして画面に表示させる日数も調節できる |
![]() |
![]() |
| 予定の入力には、Optimus Vuに初期搭載されている「mazec」を使っている | ウェジェットでは予定リストを表示させ、今日以降の予定がすぐわかるようにしてある |
DRMフリーになった「mora」を使う
GALAXY S IIIはもちろん、Android端末全般を使う上でネックになっていたのが、手軽な音楽ストアがないということだ。誤解を招くといけないので念のため説明しておくと、各キャリアはそれぞれストアを用意している。ドコモであれば「MUSICストア」、auであれば「LISMO Store」がそれにあたる。ただ、いずれもファイルにはDRMがかかっており、プレーヤーが限定されるものもある。買った楽曲を好きな機器で聴くことができないのであれば、CDをリッピングした方がいい。そう思い、これらのストアはあまり利用してこなかった。
一方で、アップルのiTunes Storeは今年2月にDRMを撤廃した。少々手間はかかるが、iTunesで曲を買い、ファイルをコピーすればAndroidでも音楽を再生できるようになったというわけだ。とは言え、この運用方法にも大きな欠点がある。Androidでは、端末に直接楽曲をダウンロードできない。音楽を買うためにわざわざパソコンを起動するというのは、少々手軽さにかけてしまう。音楽配信の環境という点では、少なくともiPhoneの方が自分に合っていた。
こうした中、既報のとおりレーベルゲートの運営する音楽配信サービス「mora」が、10月1日にDRMフリー化に踏み切った。「“WALKMAN”公式ミュージックストア」と銘打っているが、ストアアプリは他のメーカーのAndroid端末でも利用できる。DRMフリーのため、AAC形式に対応さえしていれば、ダウンロードした楽曲を再生するデバイスも選ばない(が、iPhoneはiTunesでの再変換が必要)。試しにPCで楽曲を購入してGALAXY S IIIのmicroSDカードにコピーしてみたところ、何の問題もなく再生することができた。ビットレートは320kbpsで、かなり音もいい。
![]() |
![]() |
| 「mora」がリニューアルして、楽曲はすべてDRMフリーになった | アプリを利用すれば、端末に直接楽曲をダウンロードできる |
![]() |
| ダウンロードした楽曲は、GALAXY S IIIの場合、内蔵メモリの「Download」フォルダに保存される。これも、できれば変更できるようにしてほしい |
PCのブラウザで利用するとアルバムの楽曲を1曲ずつ保存していかなければならず、かなり面倒に感じられたが、Android用のアプリであれば一括ダウンロードが可能。自分はクレジットカードを登録しているが、spモード決済をはじめとするキャリア決済に対応しているのも便利だ。レーベルゲートが運営するだけあって、iTunes StoreにはないレーベルのJ-POPもかなり充実している。今後は、iTunes Storeとmoraを併用していく形になりそうだ。
![]() |
![]() |
| ドコモ端末の場合、spモード決済を利用可能だ | アルバムの一括ダウンロードができるのは、アプリのみ。PCのブラウザ版にもぜひ実装してほしい機能だ |
![]() |
| この原稿を書くためにスクリーンショットを撮っていた間にも、1回アプリが強制終了してしまった。安定度は、早急に高めてほしい |
残念なのは、アプリの完成度が低いところだ。GALAXY S IIIで使っていると、アプリが頻繁に強制終了してしまいストレスがたまる。動作速度もいまいち。GALAXY S IIIでほかのアプリがサクサク動くことを考えると、まだまだ改善の余地はある。細かなところでは、クレジットカード決済とキャリア決済を事前に切り替えなければならないところも面倒だ。Google Playのように、購入時にどちらで支払うかを選択できればいいのだが……。このように文句もあるが、サービスは始まったばかり。今後の改善に期待しつつ、音楽購入の間口が広がったことは素直に歓迎したい。
次のモデルはIGZOにするZO?
![]() |
| 最近本体交換したばかりで、液晶保護フィルムもプロに貼ってもらってぴっかぴかのSH-01Dですが…… |
現在、NTTドコモの発表会直後です。去年の12月からSH-01Dを使ってきましたが、1年の進化はすごいですね。仕事で後継機種を触る機会も多いのですが、購入当時はるんるん(死語ですね)だったSH-01Dのスペックが遠くかすんでしまうほど……。
実はそのSH-01D、夏頃から本体高温による各種機能停止に悩まされておりました。Android 4.0にメジャーアップデートしたときは、軽くなったと思ったんですが、交換時にはショップスタッフも認めるモッサリ状態に……。microSDHCカードのチェックにやたら時間がかかっていたため、本体と使用していたmicroSDHCカードの不具合の両方が推測されました。
そんなわけで、本体が再び新しくなったところですが、来年のスマートフォンをどうしようか考え中のワタクシ。そろそろLTE使いたいですし。SH-01Dは非対応なんですもの……。考え中といいつつ、腹の中は次世代の液晶ディスプレイ「IGZO」を搭載した4.9インチ大画面の全部入り「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」にほぼ決まりつつあります。割と即決(笑)。
第1のポイントは、なんといっても4.9インチまで大きくなった液晶。片手操作できないというデメリットはありますが、ブラウジングや資料、地図、電子書籍の見やすさを考えると、情報表示量が増える大画面の方がうれしいのです。文字をちょっと拡大したいときもありまして……。そんなとき画面が狭いと、表示量が減るので寂しい気持ちに。「IGZO」の効果を体感したいというのもありますし、ペン入力にも対応するということなので、こちらもその使い勝手が知りたいところ。
第2のポイントは2320mAhまで増えたバッテリー。AQUOS PHONEには「エコ技」という省エネ機能が搭載されておりますが、1年使って感じたのは、やはりもっと電池持ちがよくなって欲しいということでした。急速充電にも対応するらしいですが、ポータブルバッテリーからの充電も早くなるとうれしいですね。
意外なところでツボだったのが「パネルレシーバー」です(笑)。実は電話しながら、よく通話用スピーカー探しちゃうんです……。「パネルレシーバー」になったら、きっと小さなストレスが解消されるはず!
ちなみに、「ドコモクラウド」も大変気になってます。特に電話帳とspモードメールのクラウド化は大歓迎です。先日のSH-01Dの本体交換の際、古い端末から話帳とメールデータをエクスポートし、新しい端末にインポートし……と面倒なことこの上ないと真剣に思いました。おまけにspモードメールのアプリとは操作性の面で(私と)相性が悪く、最近「CommuniCase」というNTTドコモがリリースしている別のアプリに試験的に乗り換えてみたところでした。利用頻度の高いサービスや機能の使い勝手に不満があると、それが些細なことでも、ストレスが地味に蓄積してしまいます。場合によっては坊主憎けりゃ袈裟まで……の状態になりかねませんよね。新しい「ドコモメール」の使い心地はいかがでしょう?
いろんなことが、今からとても楽しみです。
離島を旅行して気がついたドコモ回線の安定感
先日、プライベートで長崎県の離島、新上五島までひと旅行してきました。
![]() |
| 周りを海に囲まれた新上五島 |
偶然にも同行者の携帯電話を含めるとNTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアがそろい踏みし、それぞれの電波環境を体感できるよい機会だったのですが、人口の密集する東京とは違い、離島ではキャリアそれぞれ大きな差がありました。
2泊3日を通じ、ほかのキャリアを差し置いて最強だったのはやはりNTTドコモ。山間部の道路などで電波が入らなかったり、HSDPAが入らず3G止まりというエリアはあったものの、観光エリアや宿ではほぼ間違いなく電波が入り、通信速度こそ遅めなシーンはあるものの、ほぼ東京と変わらない感覚で通信できました。
一方、auやソフトバンクは観光エリアのいくつかで電波が無く、1泊目は宿泊施設で両方ともつながらず。幸いにしてNTTドコモ回線のモバイルルータも持ち歩いていたのでそれを共有して事なきを得たのですが、せっかくの美しい景色や楽しい体験をその場でTwitterやFacebookに投稿できないというのは寂しいもの。旅行に来たのだからインターネットから離れても……という考えももちろんありますが、それを選択できるのか、必然的に離れなければいけないかは大きな違いです。
ここ最近はiPhone 5の話題で追いやられていたり、度重なる障害でいままで築き上げてきた信頼感に若干不安を覚えたりもするNTTドコモですが、こうやって旅行に出るとNTTドコモが着実に築き上げて来たネットワークのありがたみを実感しました。
一方、一番の問題はせっかく電波がつながるにもかかわらず、徐々どころかメイド・イン・ヘブン並みのスピードでバッテリーを消費していくL-06D JOJOだったわけですが……。
まさかの新方式「Godan」キーボード
![]() |
Androidの日本語入力システムでは「Google 日本語入力」を利用することが多い。Googleの検索結果のように、かゆいところに手が届く変換候補を表示してくれるのは、モバイル環境ではありがたいと感じることが多いのだ。そんな「Google 日本語入力」に新しい入力方式「Godanキーボード」が追加されたというので早速使ってみた。
新しい入力方式というのは、テンキー表示でのフリック入力、フルキーボードでのローマ字入力などに対してのことで、この「Godanキーボード」では、テンキー表示でローマ字入力を行う。一部はフリック入力を利用する、いいとこ取りといった塩梅だ。入力自体は「k」「e」とタップして「け」と入力するローマ字入力で、ローマ字入力のポイントは、「だ」(da)、「きゃ」(kya)なども普通の文字入力の流れの中で一気に入力してしまえる点だろうか。
新たに公開された「Godanキーボード」は、A、I、U、E、Oの母音を縦に並べた、その名の通り五段の表示が特徴。母音は左側、子音は右側に集められており、両手で入力する際には左手で母音の入力を担当すると便利と紹介されている。もちろん、スマートフォンのサイズなら片手でも問題ない。母音の列が右側にあったらはたして便利だろうか? と思いを巡らせてしまったが、「Godanキーボード」のバリエーションとして追加されてもいいような気がした。
新しい方式ということで、一字一句を探しながら苦労して入力する姿を予想していたのだが、パソコンのキーボードでローマ字入力に慣れているせいか、予想に反してスルスルと入力できたので驚いた。K、S、T、NやGといった子音の配置にはまだ慣れていないので、指が迷ってしまうことはあるが、習熟した暁にどれほど快適に入力できるようになるのか、楽しみではある。フリック操作で、キー表示を切り替えずに数字を入力できるのもありがたい。
ローマ字入力は、誤入力を減らすという意味では効果があると感じるし、スマートフォンの縦位置の画面幅ではフルキーボードは打ちづらいので、テンキースタイルかつローマ字入力を行う「Godanキーボード」には、明確なメリットがあるようだ。従来のテンキーによるフリック入力は「かな入力」なので、小さい「ぁ」や、「だ」などの濁点には追加的に入力が必要だ。間違って「バ」を「パ」にしたまま送信して恥をかいたことがある人は、試してみる価値はあるかもしれない。
QWERTYキーは“数字も一緒”がありがたい
![]() |
| ATOKのQWERTYキー(Evernoteでの入力画面) |
「MEDIAS X N-07D」では、文字入力でATOKがプリセットされている。実際の入力方式には、フリックのほか、T9、2タッチなどが選べるのだが、他の機種と同時に使ってみると、ATOKのQWERTYキーの配列が便利と感じるようになってきた。
iPhoneやAndroidの他の機種で、QWERTYキーは、アルファベットだけの配列というケースが少なくないが、ATOKのQWERTYキーボードは、アルファベットに加えて数字も一緒に表示される。つまり英数字が混在しているワードを入力する場合、とっても便利な配列だ。そんなワード、普段使う? と思われるかもしれないが、いわゆるパスワードの入力などでとても便利。特にオンラインバンキング(ブラウザ版)の利用傾向が高い人にとっては、このあたり、納得してもらえるのではないだろうか。
こうした点は日々使って慣れてから、他メーカーの機種に乗り換えると、その違いがよくわかる。QWERTYキーでの数字キー以外でも、スペースの入力のしやすさ(ATOKにはスペース入力キーがある)、フリック入力の感度など、これから機種変更する際には、どういった点が譲れないのか、自分自身の好みをチェックしておくのもいいかもしれない。
エコでもパワフルに使うよ
![]() |
| 夕方になるとバッテリー残量はかなり厳しい |
クアッドコアで超ハイパフォーマンスなF-10Dのサクサク感に大満足しているとはいえ、バッテリーの持ちについては、やっぱり厳しいなあ、と思わないこともない。欲望の赴くままにゲームしたりWebを見まくっていれば、さすがにどんどんバッテリーを消費してしまい、会社に行けば充電、自宅に帰ったらすぐ充電、夜寝る前にも必ず充電、ということになる。端末を専用充電台に乗せるだけで充電できる「おくだけ充電」に対応しているので、いちいちケーブル接続の手間がかからないのはうれしいけれど……。
あっという間にバッテリー切れになっちゃう……とお嘆きの人は、ARROWSシリーズにプリインストールされているバッテリー節約支援アプリ「NX!エコ」を最大限に活用するとよいだろう。「NX!エコ」は、標準状態だとほとんど未設定の状態になっているので、これを自分の使い方に合わせてうまく設定しておけば、端末の稼働時間をぐんと延ばすことができるのだ。
「NX!エコ」で可能になるのは、ある一定の条件を満たしたときに端末の各種機能を制限すること。たとえばバッテリーの残量が少なくなったらWi-FiやBluetooth、GPSなどをオフにし、CPUの動作周波数を最適化したりできる。制限する端末の機能は、「お手軽エコモード」「通常エコモード」「しっかりエコモード」の3段階から選ぶだけで一括指定可能だ。「お手軽エコモード」ならCPU周波数を抑え、ディスプレイの消灯時間を短めにするといった程度だが、「しっかりエコモード」ならほとんどの機能をオフにして、可能な限りバッテリーの持ちをよくすることができる。オフにする機能を個別に選ぶことができる「オリジナルエコモード」もあり、オフにするものとしないものを自分の端末の使い方に合わせてカスタマイズすることで、より“エコ”な設定に仕上げられるだろう。
「NX!エコ」で特にしっかり活用しておきたいのは、時間帯によって機能を制限する「タイマーエコモード」だ。2つの時間帯の設定を保持でき、昼間と夜間などに区切ってそれぞれで制限内容を変えられる。昼間はできるだけフルフルに動かしたい、と考えるかもしれないが、高性能なF-10Dでは、100%のパワーで動作してほしい局面はかなり限られてくると思う。朝起きてから夜寝る前までの時間帯は、Wi-Fiなどの必ず使う機能だけを残してオフにし、CPU周波数も抑えるようにしておけば、かなりの節約になるはず。また、夜間の寝ている時間帯なら、そもそも使っていないから節約する必要もないと思われるかもしれないが、可能な限り機能制限しておけば、充電速度のアップも期待できるだろう。
![]() |
![]() |
| 「NX!エコ」で、節約、節約 | 3段階のエコモードのほかに、自分で細かくカスタマイズできるモードもある |
![]() |
![]() |
| 画面はとにかく暗くする。一番暗くしても室内なら全く問題ない明るさ | CPUの動作周波数も抑えておきたい |
ちょっとくらいCPU周波数を制限したところで、その快適さがごっそり失われるようなことがないのは、さすがクアッドコアという感じ。エコモードを設定した時としない時とで試しに「Quadrant Standard Edition」というベンチマークアプリを走らせてみると、主に“CPU”と“3D”の項目が3割ほど低下する点が目立つものの、これによって一般的なツールアプリやOS自体の動作速度が体感できるほど遅くなったようには見えない。それに、エコモードの有効・無効は簡単に切り替えられるので、ゲームなどをプレイしたくなったときはすかさずフルパワーを発揮してガンガン楽しめるのだ。
ちなみに、Wi-Fiについては「Wi-FiオートON/OFF」機能も便利。Wi-Fi設定画面でメニューキーからアクセスできる詳細設定画面に用意されていて、接続したことのあるWi-Fiネットワークの周辺にいる間だけWi-Fiをオンにしておける。自宅やオフィスで積極的にWi-Fiを使いつつも、外出先では自然とオフになってバッテリーを節約できるスグレモノ、というわけで、「NX!エコ」とともにぜひ試してみてほしい機能だ。
![]() |
![]() |
| ベンチマークアプリ「Quadrant Standard Edition」でF-10Dの性能を計測中 | エコモードなしの場合のベンチマークスコアは4000オーバー |
![]() |
![]() |
| エコモードを設定した場合は特に“CPU”や“3D”の項目が遅くなるものの、普段使いに影響はなさそう | 「Wi-FiオートON/OFF」も設定しておけば、よりグッド |









































