IS02の文字入力は、なかなか快適です!

2010年8月30日 06:00
(村元正剛)

 ここ数年、ケータイ+スマートフォンの2台持ちを続けているが、最近「果たして、それって本当に便利なのだろうか?」という疑念も抱いている。いや、むしろ「やっぱり2台を持ち歩くのは面倒だなぁ~」と感じ始めている。

 外出時は、手荷物が少ないに越したことはない。とくに薄着になる夏場は、手ぶらで出かけるときは、パンツのポケットにしか物を入れられない。1台でひと通りのことができるスマホだけで十分ではないか……、そんな当たり前のことを思ったりするわけだ。

 ボクは現在、主に通話用としてauのSH005、ネット接続用としてiPhone 4を使っている。iPhone 4に一本化できればいいのだが、それには、まだ若干の不安がある。ときどき帰省する大阪の実家(富田林市)では繋がりにくいことがあり、混雑する場所でも接続が不安定になることがあるのが現状。また、タッチでの文字入力は、短いメッセージをやり取りするには支障がないが、長い文章を入力するときはイライラしてしまうこともある。

 そこで、先月からトライアルとして使い始めたのがauのIS02だ。Windows Mobile 6.5を搭載する端末だが、普段はiPhoneと同じようにタッチで操作して、文字入力の際はスライド式のフルキーボードを引き出して使えるという点が気に入って購入した。AndoidはHT-03AやXperiaで使用経験済みなので、久しぶりにWindows Phoneを試してみたいという気持ちもあった。

 実際に使ってみると、期待していた通り「なかなかいいじゃん!」という印象だ。いろいろ書きたいことはあるのだが、今回は文字入力で気に入っていることを書かせていただく。

 IS02は、ケータイ式のテンキー、QWERTY配列、あかさたな配列の3種類のソフトウェアキーボードを表示できるのだが、ボクはテンキーを使っている。このテンキーだが、親指が押しやすい位置に表示されるので、片手でも無理なく指を動かせて、実にスイスイと入力できる。ATOKが搭載されており、予測変換もかなり賢い印象だ。

 入力する文章が長くなりそうなときはカシャッとスライドすると、両手の親指でプチプチと押すフルキーボード入力に切り替えられる。このスタイルにすると、ソフトウェアキーボードを表示しない分、画面が広く使えるので、メール本文の視認性が向上する。Nキーを押して新規メール作成画面、Sキーを押して送受信、Rキーで返信など、PCライクなショートカットも備えているので、使い続けるほどにスピーディーに操作できるようになる。加えて、これは感覚的なことに過ぎないのだが、電車の中などでIS02を使っていると、「モバイルを使いこなしてます!」的な優越感というか、心地よさも得られる。まぁ、周囲の人は「それってドコモの? それともauの?」くらいにしか思っていないのかもしれないが……。

 ここ2年ほどiPhoneをメインに使っていて、自身Macユーザーでもあるので、“iPhone信者”になりかけたが、今度続々と増えていくであろうスマホから自分に最適な1台を選ぶためには、じっくり使い比べてみることが大切だなぁ~と思う今日この頃であります。


たぶん、通話はしないけど……

たぶん、通話はしないけど……

2010年8月24日 06:00
(法林岳之)

 IS01の話で、必ず出てくるのが「これって、通話はどうするの?」というツッコミ。どこまでマジなのかはわからないけど、メディアやケータイ業界の関係者からもそんなセリフが飛び出すことがある。

 ご存知の通り、IS01は基本的に2台目需要を狙った端末なので、通話はスピーカーホンか、イヤホンマイクを利用する。ボクの場合、前回のエントリーでも書いたように、元々、主要3社の端末を常に持ち歩いていて、それに加えて、IS01を持つため、「通話に使う」というシチュエーションはほとんどなさそう。

 だからと言って、IS01でイヤホンのことを考えないかというと、そうでもない。ワンセグも搭載されているし、9月対応予定のLISMOをはじめ、メディアプレーヤーとしての機能も充実しているので、ステレオイヤホンは使えるようにしておきたいところ。

本体前面に備えられたmicroUSBの外部接続端子(左)と平型コネクタのイヤホンマイク接続端子(右) とりあえず、従来の平型コネクタのステレオイヤホンでワンセグを視聴。このまま、酷使すると、キャップが取れそうなのが心配

 IS01の場合、本体前面に平型イヤホン接続端子が装備されている。ケータイのイヤホンマイク端子は平型コネクタが主流になって、もう何年も経つけど、ここ1~2年ほどに発売された端末はイヤホンマイク端子が外部接続端子と統合され、店頭でも統合型のステレオイヤホンが増えつつある。ボクの手元にも端末購入時のノベルティでもらったステレオイヤホンがあるけど、ほとんどが統合型端子用のもので、通常の平型コネクタのものは1つしか見つからなかった。しかもNTTドコモの906iシリーズのノベルティだったり……。ちなみに、auの場合、2008年末頃までに発売された機種にはソニー製ステレオイヤホンと丸型/平型変換コネクタが同梱されていたので、手元に残っていれば、それを使うのが確実かな。

 もうひとつの選択肢は、Bluetooth接続のステレオイヤホン。こちらはすでにいくつか持っていて、最近はネックストラップタイプを愛用しているんだけど、ケータイもネックストラップで提げているので、邪魔に感じることもある。また、他の機器でも利用することを考えると、できれば、複数のBluetooth機器を登録できるマルチポイント対応のものが欲しいところ。もちろん、ワンセグ視聴のためにSCMS-T対応も条件のひとつ。

 そんな条件の下で新しいものを物色したところ、本誌の『本日の一品』でも紹介されていたゼンハイザーコミュニケーションズの「MM100」が良さそうな感じなので、早速、ポチリ。結構、いいお値段でしたが、『SENNHEISER』ブランドだけに音質もいいし、ネックバンドタイプでケータイをネックストラップで提げてても平気。機能的には最大8台まで登録できるマルチポイント対応で、SCMS-Tにも対応なので、申し分なし。

 気になるのはMM100側の充電端子が一見、miniUSBのようだけど、実はひと回り小さく、microUSBとも別物なので、結局、充電に付属の専用ケーブルの利用が必須なところ。スマートフォンの接続端子はmicroUSBが多いので、このあたりも今後、統一されるといいのになぁ。

「本日の一品」を参考に、ゼンハイザーコミュニケーションズのBluetoothステレオヘッドセット「MM100」を購入 MM100の充電端子はminiUSBでもmicroUSBでもない形状。端末だけでなく、こういう周辺機器の端子もmicroUSBあたりに統一されてくれるといいんだけど……

 


帰省の土産にPHOTO-Uはいかが?

帰省の土産にPHOTO-Uはいかが?

2010年8月6日 06:00
(湯野康隆)

 auからデジタルフォトフレーム「PHOTO-U」が登場したのだが、これがなかなか面白い。何といっても2年契約で月額390円(2011年5月まで)という料金設定は、ユーザーにとってはありがたい。他社と比較しても、かなり安い料金設定で、送信元となるメールアドレスの縛りも無いので、auユーザーはもちろん、ドコモやソフトバンクのユーザーでも気軽に使える。

 面白いのは、Flashベースでフレームなどのデザインを差し替えられるところ。各種コンテンツの購入はPCやケータイから行えるようになっており、キャラクターものからシックで落ち着いたものまで、さまざまなコンテンツが用意されている。PCやケータイでコンテンツを購入すると、それがPHOTO-U側にメールで配信されるという形だ。

 Flashで制御されているということは、要するにFlashで書けば何でも表示できるということで、たとえばニュースやスポーツの試合結果などを表示させるなんていうことも技術的にはできるわけで、個人的には、そこに大きな可能性を感じるのだ。さらに言うと、EZニュースEXで使われているBCMCSや、ちょうど今、免許が割り当てられようとしている携帯端末向けのマルチメディア放送なんかと絡んでくると、もっと面白いのだが。

 お盆に子供を連れて帰省される方も多いと思うが、PHOTO-Uを土産にするのも悪くないんじゃないだろうか。あとは、まめに写真を送るというこちら側の努力と、ちゃんと電源を入れたままにしておき、たまにメールを受信していないか確認するというあちら側のモチベーションの維持が運用継続の鍵になる。