みんなのケータイ

 isai FL LGL24のAndroid 5.0バージョンアップ方針が発表されてから早2カ月。残り少ないであろう(?)4.4.2時代を精一杯満喫すべく、最近は「isai FLでできて、GoogleのNexusでは(標準で)できないこと」を追求する日が続いてます。以前、「アプリ一覧の並べ替え」と「デュアルウィンドウ」について書きましたが、今回は「Qスライド」に注目してみました。

「Qスライド」で電卓アプリを表示したところ
こちらは電話アプリ

 「Qスライド」は、言わば「簡易マルチウインドウ」機能です。電話、カレンダー、電卓、Eメール、動画、インターネット、ファイルマネージャーの標準7アプリの利用中に専用アイコンをタップすると、アプリがミニウインドウ化します。

 ただ、個人的にはもう1つの機能呼び出し法のほうが重宝しています。例えば、Chrome(ブラウザー)アプリで旅行サイトを閲覧中に、交通費やらホテル代の消費税、観光施設の入場チケット代を積算したいとします。当然電卓の出番となりますが、ホーム画面に戻ってアプリの一覧から電卓を探すのは意外と面倒です。

 そこで、通知パネルの「Qスライド」をオンにします。すると、その直下にQスライドアプリの一覧が出ます。今回の例でいきますと、電卓アプリをタップすれば、Chromeアプリを表示中に電卓が出てくれるという訳です。

通知パネルからもQスライドを起動可能
対応アプリ一覧。並び順も変えられます

 同じような例でいくと、電話のQスライドアプリも便利です。病院や飲食店のサイトを見ていると、たまに電話番号の表示部分が画像化されていて、タップ(発信)できないようになっていることがありますよね? その場合はやはりQスライドで電話アプリを呼び出し、それを見ながら番号を手押しすればOK。スマートさにはやや欠けますが、やっぱりあると便利なのです。

 Qスライドで呼び出したミニウインドウについては、配置を任意にずらせますし、多少のリサイズも可能です。また、スライドバーを動かせば透明度が変えられますので、ウインドウの下に隠れた文字を、ウインドウを動かさずに視認できます。

 以前紹介したデュアルウインドウは、特定アプリ同士での組み合わせでしか動作しません(ChromeとYouTube、ギャラリーとLINEなど)。これに対し、Qスライドのミニウインドウはアプリ依存が事実上ないので、他社の電子書籍アプリを利用しながらQスライドで動画を再生することすらできます。

ウインドウのサイズや位置はドラッグ操作で変更可能
透明度変更はスライドバーで行う