みんなのケータイ

 数年前から1日1万歩を目標に、最寄り駅の1つ隣りの駅まで歩くといった行動を行っていたものの、だいたい8000~9000歩止まりだった筆者は、1年ちょっと前から街中にあるアートやモニュメントなどをよく愛でるようになり、毎日1万歩を超えるのはもはや当たり前というスタイルになってきた。

 この歩数をカウントするのに、いまや最もお手軽なアイテムは携帯電話、スマートフォンだ。誰もが常に持ち歩いているわけで、日々の動きをおおまかにつかむのにはもってこい。「GALAXY S5 ACTIVE」にも当然、歩数計機能は搭載されており、目標に到達するとメダルを表示したり、サムスンの独自アプリ「S Health」を通じて、海外のユーザーを含めたランキングを見ることもできる。

 この1つだけでも事は足りるのだが、最近リリースされた「Google Fit」を入れてみた。またリストバンド型活動量計の「Fitbit Flex」も身に着けることにした。あわせて3つのサービスで日々の活動を記録することになったわけだが、当初はどれも大差がないのだろう、と思っていた。しかし実際確認してみると、Google Fitの数字が少なく算出される日があるようだ。

各アプリの歩数データ一覧。そもそもGoogle Fitは一覧にしても表示される件数が少ないのだがそれはさておき、2月13日は各アプリとも近い数字になっているのだが、それ以外の日については、Google Fitの数字はちょっと少ない

 スマートフォンで歩数をカウントするのは、加速度計など内蔵のモーションセンサーを用いている。手に持つ、あるいはポケットに入れていればある程度カウントされる。Fitbit Flexは手首に装着して動きを検知している。体の揺れなどから歩数を算出している、ということで、各アプリがぴったり同じ数字になることはないだろうし、そもそもその数字はある程度の目安として捉えるべきだろうが、今回、チェックした範囲ではS Healthの歩数計機能とFitbit Flexはそこそこ近い数字になっていたところ、Google Fitは少し少なめに算出する日が目立った。だからといってすぐ困るようなケースは思いつかなかったのだが、スマホアプリとして稼働する「S Health」と「Google Fit」で違いがあるとは思っていなかったのでちょっと驚いた次第。またFitbit Flexに近い数字ということで、「S Health」単体でもそれなりに参考にしていいのかもしれないとあらためて感じた。余談だが、自転車に乗ったときには、この3つのサービスのうち「Google Fit」だけが自動的にアクティビティを検出してくれた。これはこれで便利なポイントなので、無料アプリと言うこともあり、余裕があれば併用するのもいいだろう。