みんなのケータイ

 スマホの画面に指紋ベタベタ、顔の脂がべったり。拭いてみてもなかなか落ちない……というのは、かつてよく見聞きした話。このあたりも最近のスマホではいろいろと対策が練られている。今、メインで使っている「GALAXY S5」の場合、そのディスプレイに耐指紋・耐水フッ素コーティングが施されているというのだが、この夏、使い続けてきた結果、その効果はどうだったのか。

 結論から言えば、これは効果あり。なるほど、指紋は目立たないし、拭けばすぐ落ちる。防水スマホということで雨が降っている場面で使うこともあるが、画面に落ちた水滴もすぐ拭えるし、多少の水滴は端末を振って落とすこともある。

 家電量販店では、手持ちのスマホのディスプレイに塗る、フッ素コーティング用アイテムが販売されているそうだが、多くは1週間~2週間程度でもう一度塗り直すことが多いようだ。一方、「GALAXY S5」は先述したように、今のところ、ディスプレイの汚れにくさに変化はない。サムスンでは、「耐指紋・耐水フッ素加工コーティング」としつつ、その技術的な詳細までは明らかにしていない。ただ、3カ月ほど使い続けた今も、安定して汚れに強い、という印象を持っている。特に最近、ハマっているゲームにおいて、一筆書きをして模様を描く、なんてミニゲームをする機会がかなり増えており、以前よりも画面操作の機会が増え続けているように思っていたのだが、指紋や皮脂の汚れがつきにくい、落としやすいというのはちょっとしたストレスを取り払ってくれていたように思う。

 一般的にフッ素を使ったコーティングと言えば、フライパンを思いつく人も少なくないはず。そうした製品では、フッ素樹脂の焦げ付きにくい、こびりつきにくい、といった性質が役立っているわけだが、皮脂で汚れやすいスマートフォンのディスプレイにとっても、心強い相棒のようだ。