みんなのケータイ

 ライターの森田と申します。この7月下旬に、auの最新スマートフォン「isai FL LGL24」を購入しました。これから数回に渡って、その使用感などをお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 詳細なスペックについては過去記事をご覧いただくとして、購入を決断するに至った最大の要因はディスプレイ解像度です。2560×1440ドット(WQHD)という数値は、かつての1280×720ドット型と比べて縦・横ともに2倍。衝撃度で言えば、iPhone 3GS(480×320ドット)からiPhone 4(960×640ドット)への移行と同じくらい……と言えましょうか。

auの「isai FL LGL24」(LG製)。狭額縁感はかなりのもの
画面解像度を実感するにはスクリーンショットを撮るのが一番。当然ながら、2560×1440ドットです

 ただ、WQHDがいくらスゴくても、社会的に少数派であるのは間違いありません。解像度が高すぎるゆえに、ウェブサイトやアプリの画面表示がおかしくなったり、間延びするのでは? という心配もありました。ただ、今のところ、そういった場面に出くわしてはいません。スマホ向けではない、ごく一般的なPC向けWebサイトをisai FLのブラウザーで閲覧した場合、一見して文字が小さく感じますが、これはズーム表示すればさして問題なし。とはいえ、端末を使い込むうちにいろいろ問題が出てくるかも知れませんので、その点については随時ご報告します。

isai FLで本誌のトップ画面を表示したところ
同じトップ画面をiPhone 5で表示。文字サイズなどを勘案する必要はあるが、やはり情報表示量は違います

 また、画面サイズは5.5インチと非常に大きくなっています。それゆえに「いついかなる場面でも片手操作」というのはさすがに難しいものがありました。特に、布団に寝て仰向けで操作するのは厳しい印象。ここはもう、割り切るしかないと思います。

 さて、ここ2週間ほどisai FLを使っているのですが、弱点もあります。それは「画面の明るさを自動調整する機能が見当たらない」という点です。一般的なスマートフォンは、周囲の明るさをセンサー検知して、自動で画面明るさを調整してくれます。暗い室内でスマートフォンを使うとき、画面の明るさがみるみる下がる場面をご覧になった方は大勢いるでしょう。

 先日、晴天の日中に外出した際、時間を確認しようと、ふとisai FLを覗くと、画面がとにかく暗い。最初は「ロック画面の壁紙設定を変な色にしちゃったのかな?」とも思ったのですが、どうやらその影響もなし。ちなみに、その時の明るさ設定は35%でした。

 本来ならばここで明るさが自動でグンと上がり、昼光下でも自然な見え具合を実現するのが普通です。その場では結局、手動で明るさを50~60%くらいに上げ、しのぎました。

 その後、説明書を読んだり、「みんなのケータイ」でisai LGL22を担当されている太田さんに相談したりもしたのですが、明るさ自動調整機能をどうしても発見できず。isai FLの設定画面において、「画面の明るさ」項目の下側には「夜間の明るさ」(AM0時~6時に、画面の明るさが自動的に0%になる)というチェックボックスがあるのですが、明るさ自動調整を想起させる設定は結局見当たりませんでした。

 明るさ自動調整機能がそもそもないのか、発見できていないだけなのかは未だ確信がありません。私のスマホリテラシーが単に低いだけならいいのですが……。この件も続報があればお伝えします。

設定画面。本来なら、ここに明るさ自動調整に関するオプションがあってもよさそうなのですが……
ちなみに、通知パネルにもそれらしき設定はなし