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JAL SKY Wi-Fiで機内からネット接続

 先日、大阪出張の際にJALの機内インターネットサービス「JAL SKY Wi-Fi」に対応した便に乗る機会があったので、物は試しということで同サービスをWindowsタブレットで使ってみた。

 搭乗したのは、羽田7:30発、伊丹8:35着のJAL103便。約1時間のフライトだ。離着陸時には全ての機器の電源OFFというルールに基づき、離陸(ドアクローズ)からシートベルト着用サインが消えるまでは利用できず、さらに着陸態勢に入ってからも利用できないので、利用できたとしても実質30分程度という短時間勝負となる。

 シートベルト着用サインが消え、慌ただしくPCを起動。Wi-Fiをオンにすると、「gogoinflight」というSSIDが見つかる。ここに繋いでWebブラウザを起動すると、サービス選択画面が現れる。400円の「30分プラン」と、フライト中無制限に使える500円の「フライトプラン」が提示されたが、その時点で「到着まであと26分」と表示されており、迷うことなく「30分プラン」を選択した。

 その後、Gogoのユーザー登録やらクレジットカード番号の入力やらに5分ほど時間を割き、実際にネットに繋がったのは8:00ちょうど。この時点で「到着まであと21分」と表示されていた。

 メールのチェックやWebブラウジングといった普段使いをしてみたが、体感的にはちょっと遅い3G回線といった感じ。周囲のユーザーの利用状況にもよるので、そこはベストエフォートと割り切るしかないのかもしれないが、10分200円という単価に見合うかというと、よほど差し迫った理由でも無い限りは、正直、ちょっと微妙だ。もう少し長距離を飛ぶ路線であれば、その利便性が実感できたのかもしれない。

 もっとも、9月1日から機内での機器使用制限が緩和されるというニュースもあるので、今後はもっと利用しやすくなることに期待したい。

 ちなみに、機内エンターテインメントは無料で利用可能。従来よりは暇つぶしのバリエーションは増えるので、まずはそちらで機内Wi-Fiを体験するのも悪くないだろう。