たぶん、通話はしないけど……

2010年8月24日 06:00
(法林岳之)

 IS01の話で、必ず出てくるのが「これって、通話はどうするの?」というツッコミ。どこまでマジなのかはわからないけど、メディアやケータイ業界の関係者からもそんなセリフが飛び出すことがある。

 ご存知の通り、IS01は基本的に2台目需要を狙った端末なので、通話はスピーカーホンか、イヤホンマイクを利用する。ボクの場合、前回のエントリーでも書いたように、元々、主要3社の端末を常に持ち歩いていて、それに加えて、IS01を持つため、「通話に使う」というシチュエーションはほとんどなさそう。

 だからと言って、IS01でイヤホンのことを考えないかというと、そうでもない。ワンセグも搭載されているし、9月対応予定のLISMOをはじめ、メディアプレーヤーとしての機能も充実しているので、ステレオイヤホンは使えるようにしておきたいところ。

本体前面に備えられたmicroUSBの外部接続端子(左)と平型コネクタのイヤホンマイク接続端子(右)とりあえず、従来の平型コネクタのステレオイヤホンでワンセグを視聴。このまま、酷使すると、キャップが取れそうなのが心配

 IS01の場合、本体前面に平型イヤホン接続端子が装備されている。ケータイのイヤホンマイク端子は平型コネクタが主流になって、もう何年も経つけど、ここ1~2年ほどに発売された端末はイヤホンマイク端子が外部接続端子と統合され、店頭でも統合型のステレオイヤホンが増えつつある。ボクの手元にも端末購入時のノベルティでもらったステレオイヤホンがあるけど、ほとんどが統合型端子用のもので、通常の平型コネクタのものは1つしか見つからなかった。しかもNTTドコモの906iシリーズのノベルティだったり……。ちなみに、auの場合、2008年末頃までに発売された機種にはソニー製ステレオイヤホンと丸型/平型変換コネクタが同梱されていたので、手元に残っていれば、それを使うのが確実かな。

 もうひとつの選択肢は、Bluetooth接続のステレオイヤホン。こちらはすでにいくつか持っていて、最近はネックストラップタイプを愛用しているんだけど、ケータイもネックストラップで提げているので、邪魔に感じることもある。また、他の機器でも利用することを考えると、できれば、複数のBluetooth機器を登録できるマルチポイント対応のものが欲しいところ。もちろん、ワンセグ視聴のためにSCMS-T対応も条件のひとつ。

 そんな条件の下で新しいものを物色したところ、本誌の『本日の一品』でも紹介されていたゼンハイザーコミュニケーションズの「MM100」が良さそうな感じなので、早速、ポチリ。結構、いいお値段でしたが、『SENNHEISER』ブランドだけに音質もいいし、ネックバンドタイプでケータイをネックストラップで提げてても平気。機能的には最大8台まで登録できるマルチポイント対応で、SCMS-Tにも対応なので、申し分なし。

 気になるのはMM100側の充電端子が一見、miniUSBのようだけど、実はひと回り小さく、microUSBとも別物なので、結局、充電に付属の専用ケーブルの利用が必須なところ。スマートフォンの接続端子はmicroUSBが多いので、このあたりも今後、統一されるといいのになぁ。

「本日の一品」を参考に、ゼンハイザーコミュニケーションズのBluetoothステレオヘッドセット「MM100」を購入MM100の充電端子はminiUSBでもmicroUSBでもない形状。端末だけでなく、こういう周辺機器の端子もmicroUSBあたりに統一されてくれるといいんだけど……