ピンチな時のBluetooth

2010年6月10日 06:00
(湯野康隆)

 先日、取材に出かけ、次の予定まで時間があったので、その間に原稿を書こうとしたところ、データ通信端末を持ってきていないことに気がついた。ノートパソコンはあるのに……。ネット接続機能を失ったノートパソコンというのは、でかくて重たいポメラだ。

 そこで思った。ポメラって、QRコードを表示して、ケータイにテキストデータを渡せるよな、と。なるほど、ノートパソコンで打った原稿を、何らかの手段でケータイ側に渡せたらいいのか。

BluetoothでSH006にテキストファイルを転送し、それをEメールに添付して送信

 データの受け渡し手段としては、microSDやUSBもあるが、それらはアダプターやケーブルが必要で、あいにく持ち合わせていない。そこで活用したのがBluetoothである。

 幸い、持ってきたノートパソコンにはBluetooth機能が搭載されていたので、作成したテキストファイルをSH006にワイヤレスで送信。受信したファイルはデータフォルダにあるので、それをメールに添付して編集部に送った。

 ちなみに、今回はBluetoothを使ってファイルを受け渡しする手を使ったが、それ以外にもBluetooth経由でダイヤルアップ接続するという手もある。後者の場合、パソコン上でいろんなことができる半面、通信料金がかさむ。一方、ガンガンメールを契約しているなら、今回のような手段を用いれば、通信料金は一切かからない。場面に応じて、使い分けるといいだろう。