ソニエリ端末の便利機能「スマートバー」

2010年3月1日 11:00
(太田亮三)

 「BRAVIA Phone U1」の日常的な使い勝手でちょっと便利な機能を挙げるなら、「スマートバー」が挙げられるだろうか。メールの差出人や緊急地震速報などを画面上端に一時的に表示してくれる機能で、思いのほかありがたい機能なのだ。同様の機能はほかのメーカーの端末でも用意されているが、BRAVIA Phone U1の前に使っていたソニー・エリクソン製の「G9」は非対応だったので、そのありがたさを実感しているところだ。

 ブラウザやアプリなど何かの機能を利用している時、メールが着信したために作業が分断されてしまった、という経験は誰しもあるのではないだろうか。auの一般的な端末では、メールが届けば右上にメールアイコンが表れるし、画面上に「メール1件」などとポップアップウィンドウが表れてメール画面に移動することもできる。しかし、急いで確認すべきメールかどうかがその場で分かれば、メール画面に移動する必要はない。

 「スマートバー」は、メールが着信すると、通常なら電波の表示や電池残量を表示しているエリアに差出人と件名(Cメールは本文)を一時的に表示してくれる機能。届いてすぐに、誰から、どんなタイトルか、が分かるので、どうでもいい(?)メールを後回しにするという判断が即座に下せるのだ。

 スマートバーには設定画面が用意されており、Eメール、Cメールについては差出人の表示だけにすることも可能。緊急地震速報の表示にも対応している。ソニー・エリクソンらしいのは、LISMOの楽曲情報にも対応しているところ。バックグラウンド再生中に曲が変わると、曲名とアーティスト名をテロップのように表示してくれるのだ。過去のソニー・エリクソンの端末ではいくつかの機種に搭載されているこの機能だが、レギュラーにしてほしい機能である。