L-06Aの「ライブキャラパーク」が楽しい!

2010年1月7日 11:00
(村元正剛)

 iチャネルやウィジェット、Googleの検索窓など、ケータイの待受画面に表示できる情報が増えるにつれ、「好きな画像を壁紙に設定する」という楽しみが薄れてきているように思う。ボクは複数のケータイを持ち歩いているが、どれも待受画面はデフォルトのまま、もしくはプリインストールされたものを設定している。iPhoneやHT-03Aでは、待受画面=アイコンメニューという感覚なので、わざわざお気に入りの壁紙を設定しようという気持ちにすらならない。

 だが、今使っているL-06Aは、待受画面を見るだけで楽しい気分に浸れる。正確に言えば待受画面ではなく「ライブキャラパーク」というオリジナル機能で、待受画面の右側の「▼」のアイコンをタッチすると表示される画面だ。一度この画面にしておけば、他の操作をしてから待受画面に戻っても「ライブキャラパーク」が表示されるので、「第二の待受画面」と呼んでもいいだろう。

 「ライブキャラパーク」は、よく電話やメールをやりとりする相手のキャラクターが表示され、通話履歴やメールの送受信履歴を確認できる機能で、キャラクターは電話帳の登録画面で設定できる。人物または動物のキャラクターを選択できるが、デフォルトの人物キャラはマッチ棒のようなガリガリ人間で個人的にかわいいとは思えなかったので、ボクは動物キャラを使っている。20種類の動物から選べて、着ている服を変えることもできる。「この人はカエルかな?」「この人はパンダっぽいな~」などと考えながら設定していくのは結構楽しい作業だった。でも、本人に見られることも考えて、相手の心証を悪くするようなキャラは設定しないようにすべきだろう。女性のキャラにライオンやイノシシ(豚にも見える)を設定して、それが見つかって「あたしってライオンっぽい? そんなに怖い?」などと叱られないように気をつけたい。

 メールを受信した場合、その送り主が電話帳に登録されていたら、登録したキャラクターが画面に登場し、メールのアイコンの吹き出しが表示される。その吹き出しをタッチすると件名と受信時刻を確認でき、続けてタッチするとメール全文を確認できる画面に移行する。また、キャラクターをタッチして選択し、画面下のメールのアイコンをタッチするとメール作成画面に移行するというショートカットも備えている。さらに、複数のキャラクターをドラッグして選択し、同報メールを送ることもできる。不在着信があった場合は、そのキャラクターを選択してから、画面下の電話のアイコンをタッチすると即発信できるという仕組みだ。

 電話帳に登録していない人から電話やメールがあった場合は、顔部分が「?」になったキャラクターが表示される。それを選択して、電話帳のアイコンをタッチして電話帳登録画面に移行することもできる。

 一般的な手順で着信履歴や受信メールを確認するのと比べて「ライブキャラパークが使いやすいかどうか」と聞かれると、「う~む、どうだろう?」「最大9件までしか表示できないしなぁ~」「迷惑メールが何通も届くと不要なキャラに画面を占拠されてしまうしな~」なんていう不満もあるのだが、それでも「ライブキャラパーク」は積極的に使いたくなる機能だ。

 動くキャラクターは見ているだけで気分が和むし、やり取りすることが多い相手のキャラクターには小さな動物が集まってくるなどの画面アクションも楽しめる。クリスマスやお正月など季節のイベントに合わせて背景が変わったり、ときどき隠れキャラクターが現れるなどのサプライズも楽しめる。

 ケータイのオリジナル機能には、アイデアとしは面白いが、さほど使う機会はないといったものが多いと思う。日常的に多用する機能に紐付けた「ライブキャラパーク」のような、シンプルで楽しい機能がもっと増えてもいいのになぁ~と感じています。