マルチプレイウィンドウを使いこなせ
第1回のエントリーでも紹介したように、ボクはこういう仕事をしていることもあり、昨年の冬モデル、今年の春モデル、夏モデルと、毎回、KCP+採用端末を選んでいて、W62SHがすでに3機種目。今年の前半は頻繁なケータイアップデートで心配されたKCP+採用端末だけど、改良が進んだこともあり、W62SHは快適に使えている。実現される機能を考えると、個人的にはKCP+採用端末が手放せない状態になりつつある。
たとえば、BluetoothやLISMO VideoもKCP+採用端末ならではのメリットだけど、実は意外に実用面で役に立っているのが「マルチプレイウィンドウ」。複数の機能を同時に起動して、切り替えながら操作できるというもので、パソコンで言うところのマルチタスクというか、タスク切り替えみたいなものだ。よくレビュー記事などでも触れているように、ワンセグを見ながら、受信したメールの内容を確認したり、メールを閲覧中にスケジュールを確認するといった使い方ができるわけだ。
ボクがマルチプレイウィンドウのお世話になるのは、EZナビウォークやEZ助手席ナビを使うときが多い。外出先でルートを調べるとき、先にEZナビウォークを起動してしまい、「あそこの住所はなんだっけ?」なんて思うことがある。いったん、EZナビウォークを終了して、アドレス帳やメールを参照してもいいんだけど、もう一度、EZナビウォークを起動するのって面倒でしょ。そういうときに「マルチプレイウィンドウ」を使うわけ。EZ助手席ナビで多いのは、ルートを設定したのに、マナーモードだったから音が出ず、音声ガイドが聞こえないという失敗(笑)。そんなときはマルチプレイウィンドウから待受画面を呼び出し、マナーモードをOFFにして、EZ助手席ナビに戻るわけだ。
マルチプレイウィンドウを呼び出すには、[マルチ]キーを押すんだけど、今まで使ってきたKCP+採用端末はいずれも[マルチ]キーが側面に装備されているため、ちょっと操作しにくい印象があった。これに対し、W62SHはダイヤルボタンの左下に[マルチ]キーが装備されていて、ボタンも大きく、マルチプレイウィンドウが呼び出しやすい。
ところで、話は変わって、前回のエントリーで触れたUSBケーブルの問題。いろいろと試してみたところ、本体に付属の専用USBケーブルを利用する場合、W62SHの「USB設定」を「高速データ転送モード」に設定すると、エラーになるが、「データ転送モード」に設定すれば、LISMO VideoでもMySync Bizでも問題なく、利用できた。LISMO Videoで海外ドラマ一話分を転送したけど、高速転送モードでも数秒しか速くなく、ほとんど誤差の範囲。だから、データ転送モードに設定したまま、使うのが正解のようだ。ちなみに、読者の方からも同様の情報をメールでご提供いただきました(名古屋のYさん、ありがとうございます)。しかし、こういう情報がMySync BizのFAQに載ってないのがちょっともったいないような......。