地図ビューアーで走行ログを管理

2008年9月26日 11:00
(湯野康隆)

 前回、「地図ビューアー」アプリで走行ログを残すという話を書いたが、今回はこれについて詳しく書いてみようと思う。用意するものは、W62CAとパソコン、そして自転車だ。スタンドアロンGPSに対応した他のau端末でも利用できるので、興味がある方はぜひ一度試してみてほしい。

 まず、自転車で走り出す前に、W62CAのアプリキーを押してアプリの一覧を表示し、「地図ビューアー」を起動する。起動したら、「簡易ハンディGPS」を選択し、さらに「アプリ設定」から「あしあと設定」を呼び出す。ここで「あしあとの初期化」を選択した後、クリアキーを2回押して「簡易ハンディGPS」の画面に戻ろう。すると、すぐに測位が始まり、現在地の緯度・軽度が表示される。準備はこれでOK。スタートだ。

 あとは気の向くままに走り、終わったら、前述の「あしあとの初期化」と同じ手順で「あしあとの保存」をしておこう。すると、データフォルダに保存したときの日時が付いた「あしあとデータ」なるテキストファイルが現れる。これをメールに添付するか、USB経由でパソコンに転送しておこう。Bluetooth対応のパソコンを使っているなら、Bluetooth経由でもOKだ。

 ここから先はいくつかの手段があるが、最も手軽に利用できるのが「ALPSLAB route」だろう。あしあとデータをフォームにコピペしてアップロードすると、地図上で走行したルートを標高差とともに確認できる。ただ、ALPSLAB routeのサービスでは、アップロードしたルートが広く一般に公表されてしまうので、何も考えていないと、「地図で確認したかっただけなのに、自宅の位置がバレバレ」なんていうことになりかねない。そんな場合のTipsとしては、自宅からある程度離れた場所で記録を開始し、終了するという手もあるだろう。

 もう一つはここにある「あしあとデータコンバーター」などを利用する方法だ。ALPSLAB routeと同じように、フォームにあしあとデータをコピペすると、GPX形式とKML形式のデータが出力される。これをローカルに保存して、Google Earthなどのソフトに読み込ませると、走行ルートが確認できる。少し手間はかかるが、ローカルで確認できれば十分という場合はこちらの方が安心だ。もちろん、KML形式のデータについては、Webサーバーにアップロードすれば、Google Mapsから参照させる形でネット上に公開することも可能だ。

 


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