みんなのケータイ

極寒の地「ハルビン」に滞在、あっというまにスマホのバッテリーが減る恐怖を味わった!
【Pixel 8a/iPhone 15】
2026年1月30日 06:00
私、世界三大雪祭りのひとつが開催される地として知られる中国の黒竜江省の都市「ハルビン」に来ております。
ちなみに残りの2つは日本の札幌と、カナダのケベックなのだそうですが、このハルビン、正直「レベルが違う」。札幌も寒いとは思っていましたが、桁が違いました。氷点下15度・20度が当たり前。濡れタオルを空中で振り回すと、あっという間に凍ります。感覚としては札幌というより、網走や陸別町レベルの極寒です(伝わるでしょうか、このたとえ)。
当然ながら、厳重な寒さ対策が必須。人間(私)にはダウンのフード付きコート、ファー付きのネックウォーマー、足にはスパッツとスノボ用のデニムパンツを重ね履き。さらに厚手の作業用靴下(ミズノ製)とスノートレーニングシューズを装備しました。グローブだけは、スマホを使いたいのでダイソーのスマホ対応手袋(300円)です。
おっと、装備はこれだけではありません。使い捨てカイロも4種類を用意しました。貼るタイプ、貼らないタイプ、高温用、靴用……万全の体制です。
――しかし。人間の対策は万全でも、スマホの対策は甘かった。
iPhone 15とPixel 8aの2台体制で臨んだものの「まぁ、壊れはしないだろー」と高を括っていました。これがまぁ、大失敗で。
ハルビン到着2日目。レストランで熱々の水餃子と凍梨ジュースを楽しみ、ほくほくしながら散歩へ。iPhoneで写真を撮っていると、バッテリー残量が30%程度しかないことに気づきました。「じゃあタクシーでホテルに戻ろう」と、カメラアプリからWeChatに切り替えて配車を依頼――その直後でした。
25%……24%……22%……。みるみるうちに減っていくじゃありませんか。
タクシーは渋滞でなかなか来ない。iPhoneは低電力モードに突入。15%、10%……もうダメだ、詰んだかもしれない。そのとき、ハッと思い出しました。カバンの中にモバイルバッテリーがあることを。
AnkerのNano Power Bankがフル充電で入っていたのです。付属ケーブルを慌てて挿すと、5%、4%……からの10%、15%、20%! 見事に復活。
いや、本当に怖かった。極寒は人間だけでなく、スマホのバッテリーにも容赦なく牙をむきます。ポケットから出した瞬間、みるみる残量が減っていく光景は、まさに文明の利器が凍りつく瞬間でした。モバイルバッテリーが生きていたのも、直前に暖かいレストランにいたおかげでしょう。もしこれも冷え切っていたら――考えるだけでゾッとします。
それでも、そんな過酷な環境だからこそ、この後見た、ハルビン氷祭り(氷雪大世界)のライトアップされた氷の彫刻群は、息を呑むほど幻想的でした。美しさに心を奪われつつ「早く暖かい場所に戻りたい」と本能が叫ぶ……そんな不思議な体験なのでした。




