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「Pixel Watch 3」→「Pixel Watch 4」へ機種変更した件

【Pixel Watch 4】

購入したPixel Watch 4。ディスプレイのカラーリングは新色の「ナイトクローラー」

 Pixel Watchの新モデル、Pixel Watch 4を購入しました。結果として1から4までの歴代モデルをすべて購入していることになります。

 不慮の事故により破損してしまった2の代わりとして購入した3は十分に満足なスペックで、正直なところ最新モデルの4もさほど違いはありません。

 一方で本体とも言えるスマートフォンのPixel 10 Pro Foldが現在愛用しているPixel 9 Pro Foldと比べて大きな違いがなく、Pixelシリーズで他にめぼしい新製品がなかったこと、そして何より本体の下取り価格が2万5800円と高額だったといういくつもの要因が重なり、結局また1年でPixel Watchを更新することとなりました。

 なお、本体には2年間の延長保証であるPreferred Careも設定していたのですが、こちらは解約以降の費用について日割りでの払い戻しが受けられました。もともとそういう仕組みであったのを把握していなかったのですが、結果として実質3万円近く安価に購入できたことになります。

 機能面での一番の違いはGemini対応。3もGeminiには対応していましたが、実際の動作はBluetoothで連携しているスマートフォン側で行っているのに対し、4はスマートウォッチ本体でGeminiが動作するようになり、応答速度も速くなりました。

 とはいえスマートフォンに連携していれば機能面で大差はなく、せっかくの新製品なので違いを体験したい、ということで今回はLTEモデルを選択。スマートフォンに接続していない状態でも単体でGeminiやGoogle マップといったネット接続が必要な機能も使えるようになりました。

 ただし、LTEはなぜか設定画面が画面に表示されたりされなかったりと不安定で最初は設定できず。何度かサポートに問い合わせたのですが決定的な対策が得られないまま、たまたま表示された設定画面から契約して無事に使えるようになりました。このあたりは今後のファームウェアアップデートで改善されることを期待します。

設定画面が表示されたりしなかったりする中、運良く設定が完了

 また、これまでPixel Watchの文字入力は小さな画面でのタッチ入力か音声入力だったのですが、タッチ入力は画面が小さく操作が難しい、音声入力もアプリを起動してから入力したい文章を入れるのに手間がかかるという課題がありました。

 その点Geminiはアプリを起動することなく「何をしたいか」を伝えるだけで動作するので、文章を使った操作性は大幅に向上しています。

 なお、Pixel Watch 4では口元に近づけるだけでGeminiが自動起動する機能があるのですが、こちらは残念ながら精度がさほど高くなく、思ったときに起動できていません。今後改善される可能性もありますが、今は画面にGeminiのアイコンを表示してタッチ操作で呼び出しています。

 筆者として一番期待していたのはGPS精度の向上。筆者は移動中のナビをPixel Watchで見ることが多いのですが、3は歩いているはずの道とは違う道を示すなど精度に課題がありました。4はLTEを契約していることもあってか、いまのところ3よりは精度高く使えています。

Pixel Watch 4でGoogleマップを表示
歩きながらのナビに便利

 ディスプレイも周囲が丸みを帯びたことでタッチしやすくなり操作性も向上、バッテリーの持ちも良くなりました。一番のデメリットとしては2、3と使い続けた人にとって充電器がまた変わったことでしょうか。

 充電できていないと教えてくれるなど機能向上はあるものの、持ち運び用の充電ケーブルをまた買い直す必要があるなど、コスト面でもわずかに負担が発生しています。

 3でほぼほぼ満足していたPixel Watch 3が細やかな改善でさらに使いやすくなった4。あとはハードよりもソフトの進化、具体的には決済周りの機能が充実してくれることを期待します。そろそろPixel Watch 4でもSuica定期券が使えるようになると嬉しいのですが。