みんなのケータイ

ガジェットのおかげでランニングが楽しめている

【Galaxy Watch5 Pro/OpenRun】

 過去のみんなのケータイでご紹介しましたが、人生で初めて10kmのランニングを走ったのは昨冬のことです。

 この時は、さっぱり練習をせずにぶっつけ本番で挑んだこともあり、10kmの半分以上は早歩きペースでしたが、なんとか制限時間中に完走できました。それでも、自分の親よりも明らかに年上であろう、腰が90度近くに曲がったご高齢の方にも追い抜かされてしまったショックもあって、春頃から少しずつランニングを始めました。

ガジェットのおかげでランニングが楽しめている

 ケガをせずに毎日楽しく走れることを目標に、雨の日や、どうしても時間が取れない時以外は、なるべく時間を見つけて走るようにしています。本稿執筆時点で、毎日走り始めることを決めてから約4カ月が経過しましたが、もともとは1日1kmからスタートしたランニングが徐々に距離が伸びていき、天気と体調が良くて時間があれば1日10kmを走っても、極端に疲労を感じることはなくなってきました。

Galaxyスマホ向けの「S Health」アプリ上の記録。だいたい毎日ランニングができている

 筆者はこれまで、ランニングを含めて毎日継続的に運動する習慣は一切ありませんでしたが、いまは毎日楽しく走れているのは、明らかにスマートウォッチ「Galaxy Watch5 Pro」と、Shokz(旧Aftershokz)の耳穴をふさがない骨伝導イヤホン「OpenRun」のおかげです。

 「Galaxy Watch5 Pro」はランニングに特化したスマートウォッチではありませんが、ランニングに関する情報として、走行ルート、距離、ペース、心拍数、高低差などの情報が記録されます。また、これらの情報は一定の時間または距離ごとに読み上げされます。

「Galaxy Watch5 Pro」のランニング関連情報
一定の時間や距離ごとにペースなどを読み上げてくれる

 走っているペースが普段より速いのか遅いのか、また「全力で走ってどのぐらいの速度」など、ランニングに関する多数の情報が、スマートフォンまたはスマートウォッチ上でランニング開始ボタンを押して“走るだけ”(これが一番難しいのですが…)でデータとして記録・蓄積されていきます。

 ランニング中に「なんとなく速い」とか、「なんとなく遅い」というのは体感でわかりますが、具体的に「1km何分ペース」という情報がリアルタイムに記録されて読み上げられるのは、ランニングに対するレスポンスとなるため、モチベーションのアップに繋がっています。全力で走っているつもりなのに、さっぱりペースが上がってないとがっくりしますが、それも含めて楽しんでいます。

 もうひとつの重要なアイテム、骨伝導式の「Shokz」のイヤホンは、ランニングに関するデータ(速度や距離)などの読み上げが音声で確認できるほかに、ランニング中にポッドキャストや音楽を流しています。

 耳穴をふさがない仕様のため外音が聞きやすく、ランニング中に近づいてくる車両の音なども気付きやすく、事故を防ぎやすいのも大きなメリットです。余談ですが、メガネと組み合わせても干渉を気にしないで使えています。

 筆者は、「Shokz」のイヤホンを装着する時はもっぱらランニングと決めているため、Galaxyスマートフォンのルーチンで「Shokzのイヤホンを接続したら音楽アプリを起動」というルーチンを設定しています。「アプリを起動する」という手間を減らすだけですが、こうした細かい作業をルーチンで自動化しておくと便利です。

Shokzのイヤホンを接続したら「Amazon Music」を起動

 「Galaxy Watch5 Pro」には、ランニングなどを自動検出する機能もありますが、手動で計測を開始した方が、スタートから確実に計測できるので確実です。ですが、スマートフォンを取り出して、アプリを起動→ランニングを開始する手順は煩わしいため、なるべく手間が少ないようにスマートウォッチ上にショートカットを配置し、ボタン1つでランニングの記録を行えるようにしています。

Galaxy Watch5 Proの画面をカスタマイズしてワンタップでランニングの記録を開始する設定にしている
ウォーキングや自転車などは自動記録も可能。ただし、スタート地点がズレてしまう
Amazonで購入