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ahamoからIIJmioの音声eSIMプランへMNP。やっぱりデュアルSIM機は楽しいな

 1月中旬の話になりますが、手持ち回線をまたMNPしました。具体的には、データ通信の主力として契約していたahamoを、IIJmioの音声eSIMプランへと移行させました。通信容量が大幅に減るかたちでのMNPとなったこともありますが、月々の支払いが2000円近く減ることを見込んでいます。

IIJmio契約者向けのアプリ「My IIJmio」。容量5GBプランを新規で契約したのに、それを超える通信容量が表示されているのは「データシェア」の関係ですが、解説はまた別の機会に

 筆者は現在、Google ストアで購入したPixel 8 Proをメイン端末として利用中です。この端末は近年のPixelシリーズの例に漏れず、デュアルSIMをサポートしており(物理SIMカードの装着は1枚のみ)、auの物理SIMでおもに仕事用電話の発信・待受を、そしてもう一方のeSIMでデータ通信するという体制をとっています。

 この構成ですと、eSIM側でとにかく“遊べる”んです。複数のeSIMを登録しておいて、日によって切り替えることも簡単。物理SIMカードを差し替える手間すらないので、カバンにSIMトレイ脱着ピンを忍ばせておく必要はありません。当然、回線のMNPをいくらしても、もう一方のau回線への影響も出ません。

筆者のPixel 8 ProのSIM設定画面。au回線で通話とSMSを、IIJmio回線でモバイルデータ(通信)していることが確認できます。画面右上には電波表示アイコンが2つ

 今回MNP対象となったahamoは、eSIM側で2023年6月からバリバリ使っていました。ただ、動画配信サービスなどの利用でポイント還元される「爆アゲ セレクション」を一通り体感できたし、MNP契約者向けのディズニープラス6カ月間割引キャンペーンも全期間充当されたため、さらにまた別のところへMNPしよう……となった訳です。

 MNP先は、再度LINEMOにしようかとも考えたのですが、最終的にIIJmioの「ギガプラン」を選びました。2023年9月22日から、ドコモ回線プラン(タイプD)でも音声通話対応のeSIM契約ができるようになったため、この利用感を試したいというのが理由です。そして「データシェア」機能の存在も大きかったのですが、この件はまた後日にいたします。

 選択したプランは、音声eSIMの5GBプランで、月額料金は990円。ahamoの通常プランは20GBでの2980円ですから、そりゃまぁ計算上は約2000円安くなります。そもそもの土俵が違うといいますか、この比べ方をするのはフェアではないかも(笑)

MNP後はahamoアプリにログインしても、利用料金・データ通信量は表示されなくなります

 ただ実際、毎月の通信容量を振り返ってみますと、コロナ禍からの回復でいくら外出が増えたとはいえ、ほぼ確実に4~6GBで収まっていたのも確かでした。IIJmioは残容量を1カ月だけ繰り越すことも可能なので、5GBプランで十分と判断しました。もちろん支障が出れば、1段階上の10GBプラン(月額1500円)へ変更するつもりです。

ahamoの利用料金をMNPでの解約後にチェックしたい場合は「My docomo」を使うことになります。ちなみのこれは9月の実データですが、かなり使っても月間通信容量は6.0GB。筆者にとってahamoは流石にオーバースペックでした

 なお、IIJmio契約上の注意点として、契約にあたって3300円の手数料がかかることをお忘れなく。一方、この手数料を抑えるための「エントリーパッケージ」が量販店やAmazonで販売されているので、気になる方はチェックしてみてください。

 ahamoは海外ローミングに強かったり、音声通話が5分間無料だったり、さらに機種変更時のeSIM再発行にお金もかかりません。いま考えても魅力的なところは多々あります。しかし、そこは心を鬼にして、企業間競争をさらに活発化させるべく、今後もMNPしまくるぞ!……と年始に誓った筆者でありました。