みんなのケータイ
猛暑に耐えかねてPixel Watchのバンドをベルクロバンドに交換した
2023年8月10日 00:00
今年の夏の暑さは尋常じゃない印象。筆者は現在、香川県在住で、東京に比べると多少ましという印象もあるが、それでも連日猛暑日が続いており、湿度も高くてかなり堪えている。
そういった中、特に耐えられなくなってきたのがスマートウォッチだ。筆者が利用しているのはPixel Watchで、昨年秋の登場以降、標準のバンドのまま利用してきた。標準のバンドはシリコンバンドだが、これがこの猛暑の中で蒸れて耐えられなくなってきたのだ。
夏になる前も、シリコンバンドは多少蒸れるという印象はあったものの、耐えられないというほどではなかったが、さすがに今年の夏の暑さの中では、我慢できるレベルを超えたという印象。そこで、蒸れ対策でバンドを交換することにした。
筆者がスマートウォッチに求めるものは、あくまでも機能面だ。それも、時間のチェックというよりは、スマートフォンと連携した各種通知であったり、歩数などのアクティビティ記録や心拍数、睡眠品質の記録といった点を重視している。そのため、デザイン性は二の次となっている。
スマートウォッチに機能だけでなくデザイン性やファッション性を求める人であれば、バンドのデザインや素材などにもこだわるはずだ。しかし筆者はそのあたりはどうでもいいという考えで、バンドは標準で付いてくるものをそのまま使っていて、これまではそれで十分に満足できていた。
しかし、今年の夏の暑さの中、標準のシリコンバンドでは不快感を強く抱くようになっていた。筆者は汗かきのため、バンド付近に汗をかいても通気性が悪いため発散せず、腕にバンドが貼り付いて蒸れてしまう。
機能性が犠牲になってもいいからPixel Watchを外したいと思ってしまうほどで、これはどうにかしないといかん、と思ったわけだ。そこで、蒸れないバンドを探すことにした。
スマートフォンのバンドとしては、シリコン製はもちろん、本革性や金属製など、多種多様なバンドが販売されており、多種多様な嗜好や目的に対応できるようになっている。その中から今回筆者が選んだのは、面ファスナーを使ったナイロン製のバンド、いわゆるベルクロバンドだ。
スマートウォッチ用の蒸れないバンドでサーチしてみると、それこそ多種多様なバンドがヒットするが、その中でも特に多いのがナイロン製のベルクロバンド。
スマートウォッチのヘビーユーザーに来てみても、ムレ対策ならベルクロバンドがいちばん、とのことだった。というわけでamazonで購入。選択したのはシンプルなデザインで、もともとが白のシリコンバンドだったので、カラーも白系を選択。購入価格は1390円だった。
届いたベルクロバンドに交換してPixel Watchを装着してみると、その瞬間から腕に貼り付くような感覚がなく、とても快適と感じた。
そして、屋外に出てウォーキングしたりして汗をかいても、これまでのように蒸れるという印象は全くと言っていいほど感じなくなった。手を洗った時にバンドが水で濡れても、すぐに乾いてくれる。
そして、もうひとつ強く感じたのが、Pixel Watch自体がとても軽くなった、というものだった。これまでも標準のシリコンバンドで重いと感じてはいなかったが、ベルクロバンドにしたらかなり軽くなって、装着時の軽快性が大きく高まったと感じる。
実際に重量を量ってみると、標準のシリコンバンド装着時には65.8gだったのが、購入したベルクロバンド装着時には40.4gと25g以上も軽くなっている。この軽さも、装着時の快適な印象を大きく高めている要因だろう。
ちなみに、デザイン性については、まあこんなものかという印象。ベルクロバンドは安っぽいと言われることも多いようで、確かにそう感じるのも事実。
とはいえ、標準のシリコンバンドも高級感があるわけではなく、そこまで大きく印象が変わるものではないという印象。もちろん、本革や金属のベルトなどとは比べるまでもないが、個人的には猛暑でも蒸れずに快適にPixel Watchを装着するという目的を満たせたので、十分に満足できる買い物だった。