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4年ぶりの上海で「アップル、サムスン、ファーウェイ」激戦区を見てきた

 2023年6月28日~30日まで、中国・上海で開催された「MWC上海2023」を取材してきました。今年に入ってから中国の入国制限は緩和され、3月以降に筆者の住む香港から深センへは鉄道やバスで何度か行きました。

 今回の上海は空路なので、第三国に抜ける飛行機のチケットをあらかじめ用意したうえでの「144時間トランジット・VISA免除」を利用。日本人は到着後から最大144時間、VISAなしで上海に滞在できます。

 この4年間で中国も大きく変わりましたが、モバイル業界的には、上海の観光地でもある南京東路に巨大なファーウェイのフラッグシップストアができたのが大きなトピックでしょう。地上3階のビルの中にはファーウェイ最新製品、体験ゾーンやカスタマーセンターが入っています。

上海南京東路のファーウェイフラッグシップストアを夜に訪問

 この店舗のあるエリアには、実はアップルストアも店を構えています。いつ行っても混雑しており、上海人のアップル好き、iPhone好きには驚かされるほど。地上と地下の2層構造です。

 ところが今回は店舗が改装中で、ガラス張りが美しい巨大な店舗の姿を外から見ることができなかったのは残念。とはいえこの改装中の姿も珍しいと言えば珍しいかもしれません。

 なお南京東路にはもともとファーウェイのデジタルサイネージ広告がずらりと並んでおり、アップルストアの前にもファーウェイ最新モデル「P60 Pro」の広告が見えます。

アップルストアは改装中、デジタルサイネージの広告はファーウェイ

 このアップルストアの向かいにはサムスンの旗艦店もあります。つまりこの1角は大手三社の大型店舗が集まるゴールデントライアングルゾーンと言えるのです。こちらはビルの1階と2階で営業中。

 サムスンの中国での人気はなかなか回復していないものの、折りたたみモデルは中国メーカーモデルに負けじと注目を集めています。特に超高級モデルの「W23」「W23 Flip」は上海の街中でも使っている人をみかけました。

サムスン旗艦店もここの場所に店を構える。屋外のサイネージ広告はW23シリーズ

 ちなみにMWC上海2023の会場内でも折りたたみスマートフォンのユーザーはかなり多く見かけました。よく見かけたのはファーウェイの「Mate X」「Mate Xs」の外折式モデルで、最新の超薄型折りたたみ「Mate X3」ユーザーもちらほら。

 またサムスンの折りたたみは、先述の「W23」や前モデル「W22」なども。それぞれ「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Fold3 5G」の別ブランドモデル「心系天下」シリーズの製品です。

サムスン「W22」ユーザーを発見。外のSペンのゴールドラインがその証(写真は手ぶれ)

 レノボは毎年2月にバルセロナで開催されるMWCには毎年出展していますが、MWC上海は今年初参加。サーバー製品などを展示していましたが、モトローラコーナーも設けて、日本でも発売になった「razr 40 Ultra」と廉価モデルの「razr 40」を展示していました。

 今年のMWC上海2023は、コンシューマー向け製品メーカーの出展がほぼなかったのですが、最新スマートフォンの展示とあって、モトローラコーナーは連日かなりにぎわっていました。

日本未発売の「razr 40」。外画面は小型サイズ

 MWC上海2023の会場には中国のキャリア、中国電信による次世代公衆電話ボックスも展示されており、大型タッチパネルを使ったネットサービスの利用やビデオ通話、またスマートフォンの充電などもできるとのこと。

 今回は上海市内をゆっくり観光する時間がなかったのですが、次回訪問時にはこれを見つけて実際に使ってみたいと思います。

中国電信の“Hello 老友亭”。次世代の公衆電話ボックスだ