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相次ぐポイント還元悪化で悩むEコマースの乗り換え先、楽天モバイルが決め手に

 年が明けて2023年、心機一転何かをしようという人も多いかと思いますが、筆者もここ最近で、普段利用するEコマースの大幅見直しを図っています。

 理由は2022年、これまで積極的に利用していた「au PAYマーケット」の特典プログラムが「お買い物特典プログラム」から「買い得メンバーズ」に変わり、ポイント還元率が激減したため。その詳細については以前の記事で取り上げていますが、還元されるポイントが10%近く減ってしまい、お得感がほとんどなくなってしまったのは相当痛いです。

 そこでau PAYマーケットには見切りをつけてほかのEコマースに乗り換えることを考えたのですが、2022年はどうもほかのEコマースサービスでもお得なポイント還元施策が減少傾向にあったようです。

 たとえば「Yahoo!ショッピング」でも、高いポイント還元率が得られることで人気だった「ソフトバンクスマホユーザーは毎週日曜日は最大10%相当戻ってくる!」キャンペーンなどが終了していたりします。

「Yahoo!ショッピング」のWebサイトより。ポイント高還元が狙える「ソフトバンクスマホユーザーは毎週日曜日は最大10%相当戻ってくる!」も10月で終了してしまった

 となると、当面は携帯4社の経済圏にあまり依存しない「Amazon.co.jp」を使うのが妥当なのでは? という判断に至り、「Amazonプライム」を契約することに。ちょうどau回線で「使い放題MAX 5G」を契約していることから、こちらを「使い放題MAX 5G with Amazonプライム」に変更することにしました。

 加えて、au PAYマーケットを使わなくなることであまり必要なくなった「auスマートパスプレミアム」も解約。これで従来支払っていた料金に月額200円程度プラスするだけで、Amazonプライムが使えるようになったというわけです。

Amazon.co.jpをメインに利用することを見据え、auの料金プランを「使い放題MAX 5G with Amazonプライム」に変更。「auスマートパスプレミアム」も解約したのでトータルコストはあまり上がっていない

 ただ、Amazon.co.jpは、筆者がよく買うデジタルガジェットなどは充実していて値段も安いのですが、食品や衣類などはそこまで強くない印象です。贈りものなどでそうした商品を購入することも時々あるだけに、Amazon.co.jpだけでは手薄だな……と感じていたのですが、そこで思い立ったのが「楽天市場」の活用です。

 筆者は「Rakuten Link」での国内通話かけ放題を目当てに、料金プランが「Rakuten UN-LIMIT VII」に移行し月額0円施策が終了した後も、楽天モバイルの契約を継続していました。それに加えて実は「楽天カード」も持っていたことから、楽天市場で買い物をする際の還元率を決めるSPU(スーパーポイントアッププログラム)が意外とアップしていることに気づいたのです。

 実際、楽天モバイルの契約でSPUはプラス2倍(非ダイヤモンド会員なので)、楽天カードによる決済でさらにプラス2倍。そこにベースの1倍と、楽天市場のスマートフォンアプリで商品を購入すると得られる0.5倍をプラスすれば5.5倍に達する計算となります。10倍を超える高還元を狙うなら一層の努力が必要でしょうが、あくまでサポート的な利用を前提としていますし、利用還元率が悪化しているほかのEコマースサービスと比べれば悪くない数字です。

「Rakuten UN-LIMIT VII」で「楽天モバイル」を契約していればSPUが2~3倍プラスされるようになったので、あとは「楽天カード」と「楽天市場」のアプリを使えば非ダイヤモンド会員でも5.5倍のポイント付与が得られる計算に

 ということで2023年は当面Amazon.co.jpを軸にしつつ、不足しているものがあれば楽天市場で買うという体制で買い物をしていきたいと考えています。無論、ほかのサービスがものすごい高倍率ポイント還元施策をするようになればその限りではありませんが。