みんなのケータイ

Android端末でGoogleの「メッセージ」アプリを使っている私は少数派なのだろうか

 「+メッセージ」の利用者が増加しているのは大変めでたいのですが、Googleの「メッセージ」アプリも注目していただきたく……。あ! そうだ最近になってアイコンのデザインも変わったんですよ。

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、国内主要MVNOで利用できるメッセージングサービス「+メッセージ」の利用者が3000万人を突破したそうですね。2018年5月の提供開始から約4年半、関係者の努力が少しずつかたちにあらわれてきているようで、大変めでたい話です。

 ただ、この節目に水を差してしまって申し訳ないのですが、実は私は「+メッセージ」を常用してはおりません。普段、SMS送受信で使っているGoogle謹製「メッセージ」アプリとはOS上で競合してしまい、どちらか1つしか選択できないためです。

 実際、1つのAndroid端末に「+メッセージ」と「(Google)メッセージ」の2つをインストールし、いざ使ってみようとすると、デフォルトのSMS送受信アプリをどちらか1つに固定するよう促されます。両方同時に運用できるようにはなっていないんですね。

1台のスマホに対して、デフォルトで設定できるSMSアプリは1つのみ

 今でこそ「+メッセージ」は国内の主要MVNOでも利用できるようになっていますが、当初は未対応でした。とはいえ、そうしたMVNO事業者にMNPする可能性は十分ありますから、個人的には「+メッセージ」からは距離をとりつつ、よりグローバルな視点で開発されているであろう「(Google)メッセージ」の利用を優先。そうこうしているうちに「(Google)メッセージ」には履歴ががっちり貯まってしまっており、今さら移行できない……というのが現状です。

 こう説明すると後ろ向きに思われるかも知れませんが、いや、個人的に「(Google)メッセージ」は好きなんです! 機能的にも便利で、着実にアップデートがかかっているのも心強い。むしろ積極的に布教したい派です。例えばOSとの連携が強固なので、機種変更時の履歴引き継ぎなどはかなり簡単です。

 また、相手も「(Google)メッセージ」を使っていれば、メッセージの送受信体験は+メッセージやLINEともそこまでは変わりません。課金はパケット式になりますし、写真やステッカー(スタンプ)も送れます。まぁ、この「(Google)メッセージを使っている人」を探すのが一番難しかったりする訳ですが……。なお、「(Google)メッセージ」を使っていない相手にはSMSでの送信となります。

「(Google)メッセージ」の履歴画面

 それともう1つ、「(Google)メッセージ」はWear OSアプリがリリースされている。これは見逃せないポイントかと思います。Pixel Watchに代表されるWear OS対応スマートウォッチは、画面サイズゆえにやれることは限られます。それでもアプリが提供されていれば、履歴を確認できたり、もう少し踏み込んだ使い方ができます。

「(Google)メッセージ」はWear OSアプリもあります

 「+メッセージ」と「(Google)メッセージ」は、どちらもRCS規格に基づいたサービスだそうですが、かといって両アプリ間をまたいでメッセージを送信することはできません(SMSなら可能)。この面においての相互接続もいつか実現するといいのですが。