みんなのケータイ

「Pixel」シリーズでの「手ぶら解錠」対応で、さらに便利になったスマートロック「bitlock MINI」

【Pixel 6a】

 以前の「みんなのケータイ」で、年始にサブスク型のスマートロック「bitlock MINI」を導入した話をしました。当初は「とりあえずお試しで」という気分で契約しましたが、あれから一年が経とうとしている現在も継続して使っています。

 物理的な鍵を使わずに、スマートフォンアプリから解錠・施錠の操作ができるのはやっぱり便利。ただ、買い物に出かけて(買いすぎて)両手がふさがっている場合だと、ポケットのスマートフォンを取り出すのがちょっとツラい……ということもあります。

ついついこうなりがちな筆者の買い物。両手がこの状態になると、ポケットに手を入れるのもひと苦労です

 そんなときに役立つのが、スマートフォンを持った状態で一定距離以上の外出から帰宅した際に、自動的に解錠してくれる「手ぶら解錠」機能。もともとiOS向けに提供されていた機能ですが、最近になってグーグル(Google)の「Pixel」シリーズ向けにベータ版の提供がスタート。筆者はちょうど「Pixel 6a」を使っているため、試してみることにしました。

「bitlock MINI」の製品ページより。本稿執筆時点では、「Pixel」シリーズでベータ版の機能を利用できる、と案内されている

 「手ぶら解錠」機能の利用には、デバイス(bitlock MINI)の住所の設定が必要になります。また、位置情報を「常に使用する」設定にしておくことなどにより、十分な精度で機能を利用できるしくみ。

 外出時、「bitlock MINI」から一定の距離以上離れると「おでかけモード」になり、帰宅時に「bitlock MINI」から一定の距離以内に近づくと「おかえりモード」になります。この“一定の距離”は設定で変更でき、200m、500m、1000m、2000mから選べます。

 「おかえりモード」の状態からさらに近づくと、「手ぶら解錠」が作動し、解錠されるという流れ。「おかえりモード」の状態で一定時間が経過しても玄関に到着しない場合は「手ぶら解錠」をキャンセルする機能が用意されており、筆者のように心配性の人でも安心(?)です。

「手ぶら解錠」機能の設定画面

 設定を終えて実際に使ってみると、これがとっても便利。外出時にはオートロック機能で施錠され、帰宅時には「手ぶら解錠」機能で解錠されるので、家への出入りが完全にシームレスになりました。

 機能を使い始めてからまだ間もないため、動作の安定性などは未知数な部分もありますが、さらに便利になった「bitlock MINI」とは長い付き合いになりそうです。

設定した「デバイスの場所」から一定の距離以上離れると、通知が届く。ほんわかするメッセージもなんだかうれしい
設定した「デバイスの場所」から一定の距離以内に近づくと、通知が届く。ほんわかするメッセージもなんだかうれしい(二度目)。このあとドアの前に到着すると、「bitlock MINI」が自動的に解錠され、通知が届く