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手が小さいあなたには「片手モード」での解決がおすすめ

【Pixel 6a】

 筆者は手が小さい。ゆえにあまり大きなスマートフォンは扱いきれずそこそこ苦労するのですが、同じようなことでお困りの際にはAndroid 12以降で使える「片手モード」がおすすめです。

 時代が進むにつれて、かつては16:9が主流だったスマートフォンの画面比率が18:9、20:9とどんどん細長くなっていくなか、手の小さい筆者にとっては画面の上らへんがなんだか近くて遠い存在に。「小さいスマホを買えばいいのでは」と言われればそれまでなのですが、映画鑑賞や読書(電子書籍)などでスマートフォンを活用する筆者にとって、画面はなるべく大きい方がいいんですよね。

 しかし、そこで問題になるのはやはり操作性。逆立ちしても指が画面の上のほうに届きません。そこで遅まきながらご紹介するのがAndroid 12からの「片手モード」です。

 Androidスマートフォンの片手モードというと、結構前からいくつかのメーカーの端末で利用できていましたが、グーグルのサポートサイトによるとAndroidとしてサポートされたのはAndroid 12からのようです。

 Androidバージョンやメーカーによって違うこともありますが、Android 12以降で利用できる片手モードは、表示がぴょこんと下に下がってきて、画面のナビゲーションバーがちょうどディスプレイの真ん中付近に来るイメージ。

3ボタン操作の場合、右下の灰色っぽいボタン(赤枠内の3つ並んだ一番上)を押すと起動できる。ジェスチャー操作の場合は画面下付近をスワイプダウンでもOK
ボタンを押すとこうなる。iOSもおおむね同じような動作をするようだ

 設定で「通知を表示」にしておくと画面が縮小されるのではなく、片手モードを起動する操作をするだけで、通知領域がワンタップで降りてきます。背面指紋センサーを備えていたPixelでは、センサーをスワイプダウンすると通知領域を降ろすということができましたが、それの代替機能的に使えるでしょう。筆者は普段、その設定にしています。

 筆者の場合、ナビゲーションバーの通知をタップするときにこの機能を使うことが多い、というかほぼそれにしか使ってないのですが、その用途ならAndroid 12スタイルの表示が一番しっくり来ます。

 メーカーによっては搭載されていない場合もあるかもしれませんが、手が小さいだとか操作性が気になっているという皆さん、困ったときにはこの機能を試してみると良いかもしれません。