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スマホカメラのあの悩みを解決するアイテムを導入!

【AQUOS Sense5G】

 AQUOS Sense5Gのカメラ周りの機能のひとつ「AIライブストーリー Pro」がすばらしすぎて、日々、仔猫の動画撮影にいそしんでいるのだが、困ったことがひとつある。1時間も撮影していないのに、本体が熱を持ってしまって、せっかくAQUOS Sense5Gが作ってくれたAIライブストーリー Proの動画を保存できないのだ。

保存したいのに保存できず、次の撮影に移れないつらい

 過去、筆者は、別のAndroidスマートフォンでも熱々になったことがあるが、それと比べると、手で持てる熱さだし、何なら「ほのかに温かい」というレベル。実際に測ってみたところ、「ちょっとお熱が出ちゃいましたね?」と言いたくなる摂氏38.5度だった。

カメラ周りの温度は摂氏38.5度。人でいえば「熱が出ちゃったね」というレベルだが、お風呂だったらぬるま湯だ
なお、室温は摂氏28.1度だった。普通の温度計を持っていないため、こちらの放射温度計を壁に向けて測った

 AQUOS Sense5Gは、5Gスマホとしてかなり低価格だし、エントリーモデル、ローエンドモデルと呼ばれるだろう。機能面では「すばらしい!」と感じるのだが、動きはいつももっさりしている。熱を持ってしまったら、そのもっさり具合に拍車がかかってしまうのだ。

 しかも室内でこれでは、夏の暑い日差しのもとでの写真や動画撮影など無理だろう……と諦めていたところ、スマホクーラーなるものを発見した。ペルチェ素子の冷却(吸熱)・加熱(発熱)原理を利用したもので、サンコーレアモノショップが毎年販売しているネッククーラーや、本誌でも掲載した「どこでも冷却スティック」をイメージしてもらえばいいだろう。

汗っかきの必需品「サンコー どこでも冷却スティック」

 導入したのは、正式名称不明の「LIUDU スマホ 冷却ファン」。7.3インチのスマホまで対応している伸縮クリップを搭載しており、スマホを冷やすために手でしっかりホールドしなくてもよいのがありがたい。

 モバイルバッテリーに接続すると、背面のファンが回り始め、スマホと接するペルチェ素子の面はあっという間に冷たくなっていく。

 3分ほど稼働させて、冷却ファンを外したところ、AQUOS Sense5Gのカメラ周りの温度は摂氏30.6度。つまり8度近く下がっていた。

どこが測定対象かを示すレーザー光が、AQUOS Sense5Gの背面を照らしていることから、間違いなくカメラ周りの温度が下がっていることがわかる

 ペルチェ素子は、周囲の温度からの下げ幅が決まっているので、暑ければそれに応じて下げられる温度も高くなってしまうが、それでも気温以上に熱を持ってしまうスマホを冷やすには十分な性能だといえよう。

 これで、熱のために保存できないとか、撮影を続行できないなどという悲しい事態は避けられそうだ。思う存分、仔猫時代の“カワイイ”を撮りためていきたい。

試しに冷却ファンのペルチェ素子側の温度を測ってみたら、摂氏20.1度だった。装着し続けていれば、もう少しスマホの温度は下がったかもしれない