みんなのケータイ

散々迷ったあげく「Leitz Phone 1」の予約をキャンセルしました

 欲しいスマホが続々と発売された今年の夏。筆者が真っ先に予約したのは「Leitz Phone 1」。メディア向けのハンズオンで実機に触れて、すぐにでも欲しくなってしまいました。

 しかし、価格は18万7920円。筆者には、えいやっと勇気がいる金額です。先に発表されていたシャープ製の「AQUOS R6」が、ほぼ同じ仕様で11万5632円(ドコモ版)ということもあり、かなり割高に感じたのは事実。18万円も出せば、ライカのスマホではなく、ライカのデジカメが買えるじゃんと思ったりも……。

最も物欲を刺激されたのはLeitz Phone 1だったが……

 結局、7月16日のLeitz Phone 1の発売日まで迷いに迷って、予約をキャンセルしました(というか、購入手続きを行わなかったので自動でキャンセルになりました)。キャンセルした理由は「ケータイWatch」に公開された三井公一氏のレビューなどを読んで、筆者にはAQUOS R6のほうが向いているかも……と思ったからです。

筆者はドコモ版のAQUOS R6を購入。Leitz Phone 1のベースになったモデルであり、1インチセンサーのカメラの性能はLeitz Phone 1と共通と思われる

 Leitz Phone 1とAQUOS R6はカメラの基本的な性能は共通しているものの、カメラアプリに違いがあります。Leitz Phone 1は撮影時に「ブライトフレーム」という白い枠が表示されます。ライカファンには刺さる機能でしょうが、ライカのカメラを使ったことがない筆者には逆に使いにくいかもと。

 また、Leitz Phone 1には「Leitz Looks」という独自の撮影モードがあり、ライカらしい趣きのあるモノクロ写真が撮れるのですが、普段モノクロで撮ることがない筆者には必要ないかなぁと。三井氏が撮ったかっこいい作例を見て、自分にはこんな写真を撮るのは無理と思ったりもしました。

 ちなみに、AQUOS R6にもLeitz Phone 1と同じように「マニュアル写真」モードがあり、ホワイトバランスや色合い、明瞭度などを変えて撮ったりすることは可能。撮影データはRAWでも記録可能。でも、そうした機能も、すぐには使いこなせないでしょうし、筆者がライカ画質を楽しむにはAQUOS R6で十分と判断したわけです。

AQOUS R6でも、「マニュアル写真」モードで色合いを0にすると、いい雰囲気のモノクロ写真を撮影可能

 さて、Leitz Phone 1を買うつもりだったのに、AQUOS R6を選んだので、7万円以上得した気分に。そこで、もう1台、気になっていたモデルも買っちゃいました。「OPPO Find X3 Pro」のSIMフリーモデルです。

 筆者はFind XとFind X2 Proを愛用していて、どちらも満足度が高かったので、Find X3 Proも欲しくなるのが必然。Amazonで購入し、価格は10万7273円でした。つまり、AQUOS R6とFind X3 Proの2台を合計する22万2905円。筆者としては大奮発でしたが、そもそも1台に18万円以上を出費する覚悟だったので、むしろ、上手な買い物ができた気分。実際、どちらのモデルにも満足しています。

OPPO Find X3 Proは、5000万画素の超広角・広角カメラ、5倍ハイブリッドズームで撮れる望遠カメラに加えて、顕微鏡カメラを搭載していることがセールスポイント

 今年の夏は、この2台のスマホで、いろいろなものを撮ってみようと思います。でも、Leitz Phone 1に惹かれる気持ちが収まったわけではありません。Leitz Phone 1を買われた方は、僕の前で見せびらかないでくださいね。