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忘れ物防止タグ「Tile Mate」はおウチの中でも活躍?

 自宅の鍵を入れていた小銭入れを紛失したのをきっかけに、忘れ物防止タグの「Tile」を導入しました。使い始めてから5カ月ほど経ちましたが、幸いまだ紛失していません。

小銭入れをなくしたのをきっかけにTileを使いはじめました

 筆者は2年半ほど前に引っ越したと同時に、玄関にスマートロックの「Qrio Lock」を設置しているため、ホンモノの鍵を使う機会はほとんどありません。小銭もそうめったに使わないので、小銭と鍵は小銭入れに一緒に入れてしまっています。「ちょっとそこまで」程度のおでかけであれば、小銭入れ自体持ち歩かないことも多いほどです。そんなこともあってか、手元になくてもあまり気にしていなかったのですが、どうにも見つかりません。

 結局、それまでに訪れた場所を思い出しながら全国の警察の遺失物公表ページを探し続けたところ、なくした小銭入れは3カ月前(当時)に訪れた宮古島で警察に届けられていたことが判明。その後は中身を抜かれることもなく無事に手元に戻ってきたわけなのですが、もしまたなくしてしまった場合に備え、お守り代わりに「Tile Mate」を使ってみることにしました。

 筆者が購入したのは「Tile Mate (2020) 電池交換版」。電池交換が可能なTile Mateには2018年版と2020年版の2モデルが存在しますが、Bluetoothの接続可能距離と本体の重さが違う程度で、実際に使用する上での違いはほとんどありません。古い方のモデルはたびたびセールで値下げされたり、雑誌のおまけとして処分されがちなので、安価で忘れ物防止タグを手に入れたい方はこちらを狙うのもよいかと思います。

電池交換が可能

 忘れ物防止タグは他社もいろいろ発売しているため候補は複数あったのですが、スピーカーを搭載しているため音を鳴らせることと、単純に利用者が多い(=本当に無くしても見つかる確率が高そう)という理由からTile Mateを選択しました。なお、当時はまだAirTag(アップル)は登場していません。

 Tileの各機能は基本的に無料で使えますが、手元から離れてしまった場合に通知が届くといった置き忘れ通知機能や、最新より前の位置履歴を確認するには有料のプランに加入しなければなりません。

 ただ先述したように、筆者の場合、Tileを取り付ける小銭入れはそもそも持ち歩かないことも多いため、置き忘れ通知機能などは不要と判断しました。これなら基本的には無料の範囲で使い続けられるはずです。

 Tile本体の設定自体は非常に簡単で、アプリをインストールして画面の指示に従うだけ。設定が完了すると、アプリのトップ画面にペアリングしたTileの一覧が表示されるようになり、ここから音を鳴らす操作などが行えるようになります。

ペアリング操作はTile本体のボタンを押すだけ
すぐに使えるようになる
Tileアプリのトップ画面からTileを鳴らしたりできるようになる

 実際に使い始めてみると、財布などを落とすことはまれでも、財布などを(自宅内の)どこに置いたか分からなくなることは非常に多いということに改めて気付きました(個人の感想です)。

 「家にあるのは確かなのに見つからない」という場合には、スマホからTileの音をすぐに鳴らせるので、外出直前で見つからずに慌てて探し回る機会も激減しました。また、ペアリングしているスマホが行方不明になっていても、Tile本体のボタンを操作するだけでスマホを鳴らせるため、双方向で探せるのは意外と便利に感じました。

 もちろん物をなくさないのが一番ではありますが、本当になくしても見つかるのか・どれくらいの時間で見つかるのかはまだ検証できていないのが残念なところ。これを人に話すと、当然なくすことを期待されるのですが、わざとなくすのも迷惑な話なので、続きの話が掲載されるのは本当になくしてからだと思います。これを検証するなら、いっそのこと何種類もタグを取り付けちゃおうかと思わないことも……。