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「Xperia 5 II」のPhotography Proで“カメラ修行“が楽しい件

【Xperia 5 II SO-52A】

 2020年末に「Xperia 5 II SO-52A」を購入した筆者、2カ月ほど使ってきて感じ入ったその魅力のひとつは、Xperia 1 IIから続くカメラアプリ「Photography Pro」です。

 「Photography Pro」は、ソニーのデジタルカメラのユーザーインターフェイスを踏襲し、オート設定のほか、「P」(プログラムオート)、「S」(シャッタースピード優先)、「M」(マニュアル露出)のいずれかで撮影できます。

 このところ、スマホカメラはシャッター1回でキレイに撮れる方向で進化してきましたが、石野純也さんも以前、「Xperia 1 II」で紹介していたように、カメラの楽しみを味わえるのが「Photography Pro」の良いところ。

 筆者も、これまでデジタルカメラではオート一択(業務での撮影は、とにかくプレゼンなどをスピード第一で撮りまくるのです)でしたが、「Photography Pro」では、露出やシャッタースピードを変えてみながらじっくり撮影するのが楽しい。寒空のなか、密を避けて人のいない場所で撮影していたら、あっという間に時間が経ってしまって、体が心底冷えてしまったことも……。夜の撮影は、まだまだ難しく、拡大してみるともっとピントをあわせてシャープに撮りたいのですが、うまく撮れるとまた良い気分。Xperia 5 IIの実力を引き出していない筆者ですが、精進できる余地があることは楽しいのです。

16mm、EV+2、1/15秒で撮影。拡大するとディティールは甘い。ピントをうまくあわせるコツを探ってます
16mm、EV+2、シャッタースピード1/5秒で撮影。ぐっと明るくなって、「おお、こう変わるのか」とニヤニヤしながら撮影
70mm、EV+2、1/3秒で撮影。撮ったときは「おお~」と満足したけど、まだまだですよね。お目汚しご容赦を
EV-2、1/6400秒で撮影。個人的には水面の様子や夕暮れが近づく雰囲気がうまく撮れたかなあと、少しだけ自信を持てた1枚です
日が沈むときに、空のグラデーションに目を奪われながら撮影しました

 取材でさまざまな写真を撮影するものの、どちらかと言えば、その場をとにかくたくさん切り取ることに集中してきたこともあり、カメラに関するスキルや知識は最低限のものしか学んでこなかった、と自覚している筆者にとって「Photography Pro」は、写真を撮ることが難しくも思え、一方で楽しくも感じられるアプリです。お出かけしやすいご時世になったら、もっともっといろんな場所で撮影していきます。