みんなのケータイ

「Air Pods Max」買ってわかった操作感と「空間オーディオ」

 アップルのAir Pods Maxを購入した。

 昨年末の発売日、すっかり購入に出遅れたところ、あっという間に「2021年2月出荷」になってしまった。しかし、アップルの場合、オンラインでの購入では出荷日が数カ月先になっていても、ちょくちょく、アップルストアに入荷していたりする。

 その入荷情報は、アップルストアのアプリで確認することが可能だ。毎日、こまめにチェックしていると、どこのアップルストアで、いつ購入できるかが把握できる。

 自分も「お、いまならアップルストア丸の内で入手できる」とアプリでわかったので、すぐにアプリで購入手続きを行い、丸の内に取りに行った。

 Air Pods Maxは正直言って、結構高い。6万1800円と、高級な部類に入る。ただ実際の質感などはかなり満足できる。高級感もあり、剛性もしっかりしている。価格相応な質感になっている。

 iPhoneやiPadに接続するのは実に簡単。お互いが近くにあれば、自動的にポップアップのメニューが出てきて接続できる。このあたりの使い勝手になれてしまうと、ほかのワイヤレスヘッドフォンが面倒に感じてしまう。

 ちょっと面食らったのが、「電源ボタン」だ。

 特に電源ボタンらしきものがなく、使用後、どうやって電源をオフにしたらいいのかわからない。よくよく調べてみると、専用ケースに入れることで、電源オフ代わりの超低消費電力状態になるらしい。

 確かに、Air Podsなどは、ケースからすぐに出して使えるし、使い終わったらケースにしまえばいい。このあたりの使い勝手が共通しているということのようだ。

 操作に関しては右側にあるDigital Crownで行う。Apple Watchと同じくつまみを回す。音量調整や再生・停止などが行える。

 音質に関しては申し分ない。というか大満足だ。特に精彩感が際立っているように感じる。やはり耳の中に入れ込むより、耳を包み込んだが形状であるため、音楽や映像の音を十二分に楽しめる気がする。

 特に気に入っているのが「外部音取り込みモード」。音楽を聴いている途中にヘッドフォンを外さなくても外部の音を取り込むことができる。家の中でヘッドフォンをしながら、家族に話しかけられても、ちゃんと聞き取ることができる。

 もうひとつ、満足度が高いのが「空間オーディオ」だ。

 iPhoneもしくはiPadと連携することで、位置が把握できるため、音の空間が一気に広がる。映画など、奥行きが増した音になるので、映画を観るときはテレビではなくiPad ProとAir Pods Maxの組み合わせで視聴するようになってしまった。

 Air Pods Maxを使っていて、ちょっと残念だと感じるのが携帯性だ。ソニーの「WH-1000XM4」は折りたたんで持ち運べるため、飛行機の機内などに持ち込む際にも、ビジネスカバンに収納しておくことができる。

 Air Pods Maxは折りたためないため、ビジネスカバンのなかでも、かなりの存在感となっている。

 この1年、飛行機に乗ることがなくってしまったので、特に不満は感じないが、コロナが一段落し、海外出張が復活するようなことがあれば、かなり気になるポイントになるかも知れない。