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「サブスク」費用を全部足し算したら、けっこうキツい

思った以上にサブスクを契約しているかも? さっそくチェック!

 「携帯電話料金が高い/安い」で話題の昨今だけれども、意外と携帯電話料金以外に毎月支払っている料金もばかにならないのでは? なんて思った。たとえば筆者が契約しているサブスクリプション系サービスの費用を全部計算してみたら、果たしてどれほどの支払いになっているのか。ちょっと怖いなあ……と思いつつも確かめてみることにした。もし無駄があるようなら、「年末サブスク大掃除」みたいなノリで整理したいところである。

 サブスクリプション、いわゆる「サブスク」は、契約期間中に一定額を継続的に支払うサービス提供形態、もしくは料金支払方式の1つだ。たとえば定額の動画・音楽配信サービスはサブスクである。仕事で今や必須のGmailやGoogle ドライブなどのGoogleサービス(Google Workspace)もサブスクだし、最近のAdobeの製品も通常は月額料金で利用する形になっているので、サブスクとなる。

 広い意味では、公共料金も毎月支払ってサービスを受けるものなのでサブスクのようにも感じる。が、電気・ガス・水道といった光熱費は基本料金の他に使った分だけ支払う形になるので、こちらは従量課金だ。でもNHK受信料はサブスクと言ってもいいだろう。

 そんなわけで、筆者が契約しているサブスク全部をさらけ出してみた。参考までに、サブスクではないが現在の携帯電話の月平均料金(ドコモは5G契約のスタート以降、直近4カ月分)も含めている。一部のサービスは年額支払なので月額に直して計算している。

サブスクリプションサービス(と携帯電話料金)の合計額

 合計額は、なんと月2万4000円超だった。携帯電話料金を除いても約1万7000円で、これを毎月支払っていると考えると少しめまいがする。

 ただ、仕事で必須である業務系のサービスについては、種類は多いものの思ったほど負担になっていなかったようだ。DropboxやMicrosoft 365は、実際には年間契約なので一度に支払う額は大きいけれど、月額にするとさほどインパクトはない。意外とサブスクとして見落としがちなのが「お名前.com」のドメイン費用だろうか。金額は小さいものの、更新を忘れると悲惨なことになるやつである。

 問題がありそうなのはコンテンツ系だろう。合計9236円で携帯電話料金を圧倒する支出である。YouTube PremiumやNetflixは、仕事上契約していないといろいろなデバイスのレビューに支障が出たりするので解約するわけにもいかない。が、Netflixは1980円と業務系サービスのどれよりも高いのが気になる。利用状況を考えると安いプランに変更してもいいかもしれない。dアニメもちっとも見ていないし、これも解約したいところ。

 NHKはともかく、「スカパー!」は単体のサービスとしては(携帯電話料金を除き)この中で最も高額だ。これも利用状況を考えると解約するべきかもしれない。自転車レースを見るのがメインなので、シーズン中だけ契約する、ということにしても良さそうだ。ただ、単純にチャンネルを解約しても基本料金の月額429円だけは残るので微妙なところ……。

筆者が契約している5Gギガライトは通信量によって段階的に変わる料金プラン。使わない場合は意外と安価に抑えられる印象

 毎日のように室内サイクリングで活躍してくれているZwiftは、こうして見るとサブスク料金としては高めだ。けれど、半年で10kgも体重を減らしてくれたことを考えれば許せなくもない。これからも末永くお付き合いさせていただき、筆者の脂肪の燃焼に尽力してもらいたい。

 ということで、携帯電話料金は決して安くはないけれど、どちらかというと筆者の場合はそれよりずっと額の大きいコンテンツ系の出費をなんとかすべき、という結論に。コンテンツ系だけで4000円は削減できそうだが、いずれは携帯電話の方も値下げになったり、話題のahamoなんかに変えたりすれば、さらに出費は減らせるだろう。

 ぜひみなさんも契約しているサブスクを確認して、金額の大きさにショックを受けつつ、年末サブスク大掃除にトライしてみてほしい。