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YouTubeのダンス動画から見えてくる世界のコロナの現状

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 「Go To トラベル」キャンペーンなどが始まり、ようやく国内旅行の自粛は解禁された感はありますが、海外には行けないですよね。筆者は例年2〜3回海外旅行に出かけていましたが、今年は行けないままで終わりそうです。

 自宅にいる時間が増えたので、「YouTube」や「Netflix」などを見る時間が増えた、という人が多いのではないでしょうか? かくいう私も、スマホ依存症になるくらい「YouTube」を見まくって、海外に行った気分を味わっています。

 筆者がいま個人的に気に入っているのが、K-POPのコンテンツで、いわゆる「踊ってみました」動画です。

 BLACKPINKやTWICE、BTSなどのヒット曲を、世界中のダンスグループが踊っています。しかも路上で。大勢の観衆に見守られながら……。

 これって、著作権的に問題ないのかと思ったら、公開されている楽曲は、YouTubeでの使用が許可されているようです。K-POPのレーベルは、海外での人気を高めるために積極的にYouTubeを活用している印象を受けます。

「public challenge」と検索すると、K-POPのダンスをカバーした多くの動画がヒットする
K-POPは、基本的にYouTubeでの使用が許可されている楽曲が多いようだ

 このK-POPのダンス動画ですが、観光客にも馴染みがある場所で撮影されたものが多いんです。

 台湾だったら西門町とか、ベトナムだったらハノイのホアンキエム湖の近くだったり。パリだったら、エッフェル塔を望む広場だったり。

 もちろん、筆者が知らない場所のほうが多く、動画の説明やコメントを読んで、「ベルギーにこんなきれいなところがあるのか」「ロシアでもK-POPは人気なのか」と、K-POPそのものではなく、撮影地に興味を持ってしまうこともあります。

 そして、このダンス動画を通して、海外の現在の街の様子を知ることもできます。コロナ以降にリリースされた新曲のダンス動画を見ていると、マスク着用率もわかります。

 コロナの封じ込めに成功していると言われるベトナムは、すでに活気を取り戻しているようで、マスクを着けずに、ダンスパフォーマンスを見ている人が少なくありません。最もコロナ対策に成功したと言われる台湾でも、続々と動画がアップされていますが、ダンスを見ている通行人にはマスクを着けた人が多く見られます。

 逆に、日本以上にコロナの感染リスクが高いと思われるヨーロッパの動画で、マスクを着けずに歩いている人を結構見かけたりします。

 早く、動画からマスク姿の人がいなくなって、逆にマスク姿の人が映っていることで「これは2020年の動画だね」と認識できるようになってほしいですね。