みんなのケータイ

Find X2 Proのカメラはインスタが捗る

【OPPO Find X2 Pro】

 OPPO Find X2 Proを使い始めてから1カ月半ほど経ちました。5G対応ですが、まだ予期せず5Gの電波をつかんで「ウォ〜!!」となったことはありません。わざわざ電車に乗って5Gエリアに足を運んで、5Gのスピードを体験したことはあります。でも、それでは意味がないですよね。早く、日常生活で5Gの利便性を実感できるようになってほしいですよね。

 それはさておき、たとえ5Gにつながらなくても、Find X2 Proは素晴らしいスマホです。前回の「みんなのケータイ」では、ディスプレイの美しさをベタ褒めしたのですが、今回はカメラをベタ褒めさせてください。スマホのレビューなどを書く仕事柄、スマホの性能や使い勝手は冷静に見極めるべきなのですが、自分で気に入って買ったスマホは、どんどん好きになって、偏愛しちゃってもいいと思うんですよ。そのほうが満足度が高まりますし、偏愛できなくなったら買い替え時。そう思っています。なので、この「みんなのケータイ」では、世間の評価よりも褒めすぎることがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。

 Find X2 Proは、メイン(4800万画素)+超広角(4800万画素)+望遠(1300万画素)のトリプルカメラを搭載しています。いまやハイエンドでは3眼は当たり前で、4眼や5眼を搭載する機種もありますが、個人的にはFind X2 Proの3眼構成がベストだと考えています。

横向きにした場合、左からメイン、超広角、望遠の順に並ぶ

 まず、最もよく使うメインカメラは、明るく高画質で撮れるカメラが望ましいですよね。Find X2 Proのメインカメラは絞り値がF1.7で、センサーサイズは1/1.4インチ。光学式手ブレ補正にも対応しています。申し分ないです。

空も緑も光も影もバランスよく撮れる

 筆者は、撮影のバリエーションを広げてくれる超広角カメラは欠かせないと思っています。機種によっては超広角カメラのスペックがメインカメラに比べて著しく劣ることがあるのですが、Find X2 Proの超広角カメラは、なんと4800万画素。マクロ撮影にもこの超広角カメラを使います。

超広角で撮影すれば、高層ビルもフレームに収められる
こういう空間を見かけると、ついつい超広角でシャッターを切りたくなる

 望遠レンズもあったほうが便利ですよね。2倍でも3倍でも満足できるのですが、Find X2 Proは「ペリスコープ構造」なるものを用いて、最大10倍のハイブリッドズームで撮影できます。ハイブリッドズームは光学ズームとデジタルズームを組み合わせたものですが、本当に10倍までは、同じような画質でキレイに撮れるんですよね。しかも光学式手ブレ補正も付いていて、手持ちでもブレずに撮れます。取材でも、デジカメ代わりに使っています。

メイン(1x)で撮影
望遠(2x)で撮影。メインカメラと同じ色調で撮れる
望遠(5x)で撮影。看板はもちろん、レンガの形状までクッキリ
望遠(10x)で撮影。ほとんど画質劣化は気にならない

 何よりもすごいのは、そんなすごいスペックを知らなくても、シャッターを押すだけで、満足がいく画質で撮れること。写真の構図はセンスや技術に依存しますが、写真の勉強をしたことがない筆者でも、「AIダズルカラー」という機能をオンにしておけば、鮮やかな色でちょうどいい明るさで撮れます。インスタにアップしたくなるような写真が撮れるわけです。

どうってことはない場面を撮影しても、なんとなく雰囲気のある写真になったり
こういう写真を撮ると、後方がいい感じでボケる
ナイトモードにすると、こんなにくっきりとした夜景が撮れる
最大の60倍ズームにすると月も撮れる

 ズームはそんなに使うことはないのですが、ワンタッチで切り替えられる2倍ズームは時々使います。料理を撮りたいが、スマホを近づけるとスマホの影が写り込んでしまう、なんてときに重宝しています。

飲食店で料理を撮る時は、ズームを使うことで影を避けられる

 前回のディスプレイの話に戻ってしまいますが、カメラで撮った写真を美しく表示するためにもディスプレイの大きさや画質は重要ですよね。Find X2 Proはディスプレイの性能が高いので、なおさら写真を撮って見ることが楽しいのかもしれません。